【白猫】ガーネット・思い出
紅蓮の女騎士 ガーネット・フレイム cv.今井由香 武人の国から来た女戦士。 国の名を高めるために、武功を求めて戦う。 |
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メインストーリー
思い出1
私の名はガーネット……さる王国の戦士です。どうぞよろしく。
<炎色の鎧をまとった女戦士が、勇ましい笑みを浮かべる。>
我が国の戦士は、異郷の地で武功を立て、国の名を高めるのが習わし。
名にし負う強敵との戦いの際には、ぜひ、お供させてくださいな。
ありがとうございます。とっても心強いです!
強い人なら、大歓迎よ~。
ふふ……ご期待に添えるよう、全力を尽くしてまいります。
じゃあ、まずはお風呂掃除ね。
………。はい?
ガンコな汚れがついててねぇ~。なかなか落ちないのよ~。
あ、あの……私は戦士で……その、強敵との戦いを……
お風呂の汚れは強敵です。甘く見てはいけません!
は、はあ……
では行きましょう。決戦の地へ! さあ!
えっ、えっ……? あ、あの?
ま、待ってくださいな~!?
思い出2
落ちません……汚れが……落ちません……
やっぱり、最初からあの汚れに挑むなんて、ムチャだったのよ~……
かつてない強敵だものね……でも、あのままにしてはおけない!
あの……剣で戦える強敵でしたら、その、いくらでも……
なるほど、剣で汚れを削るという手も、確かにあるかもですね!
そうじゃなくてぇ~!
行きましょう、ガーネットさん!
みんなのお風呂を守るために!!
た、戦いは!? 歴史に残るような、崇高で壮絶な戦いは!?
掃除とは、汚れとの戦いであり、己との戦いです!
さあ、いざ出陣!
た、戦いぃぃ~!!
思い出3
それにしてもガーネットの国って、なんでそんなに名を上げたいわけ?
我が国は高山地帯に位置し、輸出できる産物が少なくて……
国庫を潤すには、高山で鍛えた戦士たちの武勇が必要なのです。
我が国の戦士が各国で武功を立てれば、国の名声が高まります。
そうすれば、戦士を傭兵として送り出し、対価を得られるようになる……
戦士の方々が、国の名産品代わりになるんですね……
ええ。ですから、私はより強い敵を倒し、国の名を広めたいのです。
それが国のためでもありますし……王女さまのためでもあるから……
王女さまの? なんで?
武人の国に生まれながら、王女さまは争いを嫌う優しいお方なのです。
ですが、国の名声が弱まれば、王女さまも戦うことを求められるかもしれない……
お姫さまが戦えば、国の宣伝になるってこと~?
はい。そんな事態を防ぐためには、我らで国の名を高め続けなければ!
思い出4
ガーネットさん……気になることがあるんです。
な、なんでしょう? まさか、またお風呂の汚れで……
いえ……ガーネットさんの国の戦士さんたちのことです。
戦士のみなさんが、他の国に傭兵として雇われるってことは……
別々の国に雇われた戦士さん同士が戦争で戦うこともあるんですか?
……ええ。あります。
そんな……どっちも、同じ故郷のためにがんばってる人なのにぃ!
それでも、雇われたからには……武人として、全力を尽くさねば。
たとえ……同胞を手にかけることになるのだとしても……
主人公さん。あなただったら、そんなとき──
……いえ。すみません。忘れてください……
思い出5
…………
<ガーネットが、沈痛な面持ちで手紙を読んでいる。>
ガーネットさん……?
……同胞からの手紙です。あることを報せてくれました……
遠い異国の地で、大きな戦争があって……大勢の同胞が死んだと……
……! まさか――
きっと……剣を向け合ったのでしょう。武人の誇りと命を懸けて……
私は……私は……弱い女です!
武人の道を志しながら……仲間を手にかけることに恐怖を覚えて──
それで、この島に来たのです……
ここなら、そんな戦いも起こるまいと思って……
そうだったんですか……
国のため、同胞たちは覚悟を決めて傭兵となり……戦って……散った!
なのに、私は……怯えて──逃げて……
私は……私は──彼らに……顔向けできません……!
思い出6
光……。とても、優しく……あたたかな──光……
主人公……これは、あなたの……?
主人公と……ガーネットさんの、心の光です。
あなたのなかにある優しさが……このあたたかさを響かせる……
でも……それは、私の弱さ……武人にあるまじき覚悟のなさで……
いーじゃないのぉ、それでもぉ! そういう人もいて当然よ!
よその国に雇われて仲間と戦う……そういうことができなくてもさ──
だったら、この島で、それに負けないくらいの武功を立てればいいじゃない!
そしたら、誰だって文句なんか言わないわよぉ! ねえ、アイリス!
そうね、キャトラ。私も、そう思う……
みなさん……
いっしょに行きましょう……ガーネットさん。
この島で、いっしょに戦いましょう。
お風呂の汚れとも……悪い敵とも!
…………はい……
涙にぬれた顔を上げ──ガーネットは勇ましく微笑んだ。
このガーネット……みなさんとならどんな敵とだって戦います!
緋炎の戦乙女
ついに見切りました!
つまり、お風呂の汚れとは『存在』だったのです!
ガーネット!?ずいぶん興奮してどーしたのよ!?
一つの見切りが、私に新たな力をくれそうなのです!」
『存在』を削り、滅するのに必要なのは、『覚悟』……!それこそが私に足りなかった勇気そのものなのです!
ガーネットさん……ついにわかったのですね……!
ええ、あとは、この感覚を、完全に自分のものにできれば……!
***
光……それは、全ての『存在』を浮かび上がらせる……
お風呂の汚れも、討つべき敵も……
光、それは直視する力。まさしく『勇気』そのもの……!
お見せしましょう!この『勇気』を宿した剣で、困難を切り開いて見せます!
お任せください!
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ガーネット(正月版)・思い出