【白猫】ヴィヴィ(TA)・思い出
充電期間中のDJ ヴィヴィ・ガガヴィー リスナーに元気を届けるラジオDJ。 番組はお休み中だが練習は欠かせない。 |
思い出1
ヴィヴィズ ブレインウェイブ レイディオ!
――は――
ちょ~っとの間、充電期間のリフレッシュタイム!
次の放送をCHECK IT OUT♪
みなさん、こんにちは!
ヴィヴィさん、こんにちは♪
相変わらずやかましいわね~♪
ヴィヴィは、ですくじょっきーで、らじおぱーそなりてーでもあるのよね。充電期間ってどういうこと?
……ちょっと、お休み中でして。次回の放送日が未定なんです。
ふ~ん? でもまあ、たまには休みもいいものよ。
お仕事ばっかりじゃ視野が狭まるわ。休むときは上手に休むのが本当の仕事人よ。
(キャトラ……!どうしてそういうことを言ったりするのかしら……!)
ともかく、飛行島は休暇を過ごすのにうってつけよ!ゆっくりしておいきなさい♪
――なるほどですね。確かに、<力二カマぎにゃー>さんのアドバイスの通りです。
オフの日には頭を切り替えて別なことをしていた方が、トークの幅も広がりそうですもんね。
リスナーのみなさん、休日には仕事のことを忘れて、しっかり休みましょう♪
だからそれをおやめなさいって言ってるのよ!
いつの間にかヘンなラジオネーム勝手につけられてるし!
ヴィヴィズ ブレインウェイブ レイディオ!
だからさー!おやめなさーい!
思い出2
ヴィヴィズ ブレインウェイブ レイディオ!
その音ってどっから出てるんだっけ?
私が持っている、<ルーン内蔵型スピーカー>からですよ。
ヴィヴィさんの故郷の島では、珍しい物ではないんですよね。
はい! ちなみにこれは<マイクロスタジオ>の機能も備えているんです。
なにそれ? 前に聞いたっけ?つまりどういうことなの?
つまり、これさえあればどこからでもラジオ放送が出来ちゃうんです!
そっか。だからアンタ、たまに虚空に向かってしゃべりだすんだもんね。
もちろん、ちゃんとしたスタジオから放送した方がクオリティは上がりますけどね。
おっと、ストップよ。お仕事の話になっちゃいそうだわ。話題を変えましょう。
ヴィヴィさんって、足も速いですよね。
どうしてなの?
やはり職業柄、でしょうか。
はほ~ん?いっけん何も関係がなさそうだけど???
ディスクジョッキーとしての私の仕事は、練りに練ったミュージックプログラムで、ライヴシーンを盛り上げること……
――いくよ――
HEY! アイム DJ ヴィヴィ! UP IN THE AIR!
これは……!?
HEY! Let’s GO! CLAP YOUR HANDS! NOW! NOW! NOW!
な、なんか……!
盛り上がるわね!
CLAP YOUR HANDS GO! GO! GO!
なんだか……自然に体が……!
<BGMとヴィヴィの声で、体が自然と手拍子をしてしまう!>
NOW エブリバディ! PUT YOUR HANDS! IN THE AIR!
YEAH! YEAH! YEAH!
主人公
(――しかし――)
(足が速くなるのとは関係ない気もするが――)
(――とにかく、楽しい!)
Let’s GO! 今晩は、朝までノリノリでぶっとばそーよー!
YEAH!
思い出3
いや~、こないだはハシャイだわねぇ。
とっても楽しかったわね。
たまにはああいうのもいいかもしれないわねぇ。
…………
アラ、ヴィヴィじゃない。なにやってるの?
あ、みんな。これまで集めたBGMの整理をしているんです。
びーじーえむのせいり?
<ルーン内蔵型スピーカー>は録音も出来るんです。
世界中を旅しながら、色んな音楽を収集しているんですよ。それがずいぶん溜まってきましたから。
へぇ~、どんなのがあるの?
たとえばこれは、南国の島へ行ったときに録音してきたのですが――
「」
へぇ~、いいじゃないの。
さざ波の音が聞こえてきそう……
「」
ちょ!なにこれ!?
あ!ごめんなさい!これも同じところで録音したBGMなんです!
なによそれ!あつくるしーのよ!
すぐに止めます!
ふぅ……!
ええと、気を取り直しまして……
これは、独自の文化が発達したある島で録ったBGMです。
「」
なんだかみやびやかですね♪
いい曲じゃないの。なんだか心が穏やかに……
「」
ちょっと!? 今度はなに!?
ご、ごめんなさい!これも、その島で一緒に録音してたから……!
なんなのよ、マッタク。世の中にはヘンな音楽ばっかなんじゃないの?
たまたまです、たまたま!手当たり次第に収集していたから、曲の並びもぐちゃぐちゃで……
ホントゥ~? じゃあ、もう一曲聴かせてごらんなさいよ?
あ、それなら、ええっと……
「」
こ、これは……!
え?
ぎにゃー!
え!?え!?どういうこと!?
ごめんなさい、ヴィヴィさん……この曲がかかると、反射的に走り出しちゃうみたいで……
そ、そうなんだ……うん……よくわからないけど……この曲は、あまり流さないようにしますね……
すいません……
思い出4
アタシとしたことが、こないだは我を忘れて走り出しちゃったわ。ごめんね。
ううん、いいよ。なんとなく、そうなる気もしてたから……
…………
ヴィヴィだわ。今日はなにしてるのかしら?
ヴィヴィズ ブレインウェイブ レイディオ!
それではお便りのコーナーいってみましょう!ラジオネーム<荒野のバーガー>さんから!
『賞味期限があるのはいつだって男の方さ。
円熟していく女性の魅力に気づけないヤツは、ただのピーナッツ野郎だぜ』
……ハードボイルドですね!まさに男の渋味を感じさせるご意見ですが――
ヴィヴィ!?どうしたの?番組はお休み中じゃなかったの?
ちょっとキャトラ、放送中だったらお邪魔に――
あ!み、みなさん……
――あら? いまのは本番じゃあなかったんですか?
あ、いまのは、その……
練習をしていました……
あ~、なるほどね。仕事熱心なのはイイコトだわ――
――なんてこといわないわ!
休むときは休む!そのメリハリがプロだって、言ったわよね?
う……でも、休んでばっかりでトークが錆びついちゃったらいけないと思いまして……
段々不安になってきちゃって……
ヴィヴィさん……
……昔、三日三晩寝ないでラジオ番組を友達に聴かせたときも……
反応がイマイチだったのとかも、私の努力不足が原因だったんじゃないかって、後悔して……
<チェケラ>ってあだ名がついたのも、チェケラチェケラ言い過ぎたからだったんだと思って……
ちょ、ヴィヴィ?
でもやっぱりトーク力なんて一朝一タに身に付くものじゃなくって!
だから毎日毎日、壁に向かってトーク力を鍛えてたんだけど……
番組をやり始めてからは、本番が練習にもなるし、良かったんだけど……!
でもお休みとかはさんだら、また前みたいに話せなくなるんじゃないかって!
お、落ち着いてください……!
お願い、私の話で退屈しないで!
練習ならするから、毎日でも毎晩でもいくらでも練習してくるから!
お願いだから、私の話を聴くのをやめないでえええ!!!
ストップよヴィヴィ!……こうなったら……!
ヴィヴィズ ブレインウェイブ レイディオ!
思い出5
まったく、こないだのヴィヴィには参っちゃったわね。
相変わらずあのコ、熱くなってくるとまわりが見えなくなるんだから。
う、うん……そうだね……
ヴィヴィズ ブレインウェイブ レイディオ!
<知らぬ間に建てられていた建物の前で、ヴィヴィが誰かと会話している。>
DJヴィヴィ。お前のたっての願いで用意した舞台だ。それが何を意味するのか……わかるな?
失敗は許されない……そういうことですね、Gプロデューサー?
ふっ。そういうこと――
じゃあない!
!?
リニューアル……それはステージが一段上がったということ……
求められるのは『失敗しないこと』なんかじゃない!
最高のパフォーマンスを提供し続けることだ!
そ、それくらいわかっています!ですが、攻めるだけではなく、いままでのリスナーのためにも……
あの二人は即答したぞ。DJヴィヴィ。
!?
なまじ経験があるだけ、逃げ方を知ってしまったのか、DJヴィヴィ……
そ、そんなことはありません!
――やめだ。
え!?
いまのDJヴィヴィに、リスナーの心に届くような番組は不可能だ。
そんな――!?
帰りたまえ。光を失ったダイヤモンドに、魅せられる観客などいない。
……!
ど、どういうこと……?いきなり話が進んでるけど……?
飛行島から らじお放送をしようとしてるのかな……?
そういや、さっきのはGプロデューサーとかいうやつね。
あいつの仕業ね。飛行島に、らじおの収録スタジオを仮設したってワケね。
でも、いまの話だと……
……聞いてたんだね、みんな……
私……もう、終わりだ……
この業界で、プロデューサーに見放された者は、去るしかなくなる……
私は……見抜かれたんだ……大きくなってきていた、不安や迷いを……
こんな私を使ってくれるようなGプロデューサーじゃないって、知ってたはずなのに……
番組に出ることも許されずに……ここでおしまいだなんて……
……そうね。そんなアンタのらじおなんてだれも聴きたくないでしょうね。
きゃ、キャトラ!?
そう……だよね……
どうしたのキャトラ!?どうしてそんなことを……
ヴィヴィ。いまのアンタは、光を失っているわ。
……同じことを言われたわ……
でもね。ダイヤはダイヤなのよ。
――え?
光を失ったんなら――
もう一度光を受けて、照り返せばいいのよ!
主人公!準備はいいわね!?
思い出6 (友情覚醒)
キラキラした光――もうー度私に、光をくれるの……?
――さあ、おいき。
え?でも、Gプロデューサーは……
いいからいくのよ!らじおを続けたいんでしょ!?
!!
さあ、早く!
う、うん!
……Gプロデューサーが本物なら、見逃さないはずよ……
再び輝き出した、ダイヤモンドをね……!
(キャトラ……!)
…………
……
――!
…………
…………
…………
……早くしろ。リスナーがお待ちかねだ。
!!
はい!
……ふっ……どうやらお前は、オレだけのダイヤモンドじゃないようたな……
さあ、その輝きで、全世界を熱狂させるんだ!
DJヴィヴィ、そして――
……
…………
トリプルガールズ ブレインウェイブ レイディオ!
――お待たせいたしました、リスナーの皆様!DJヴィヴィで~す!
軍師のメイリンです!
エクルだよ!よくわかんないけど、がんばっちゃうよー!
がんばりなら譲れません!
まけるかー!
というところで最初のお便り!<ハリキリエンペラー>さんからです!
おおっ!?
『いつも平民様のご意見を楽しく拝聴させて頂いております。
ラジオ番組復活と聞き及びましてまことに嬉しく思っております。
そこで質問がございます。
今後、番組は、どのようなことに一番張り切るおつもりなのでしょうか?』
――との、ことですが……?
え、なんのこと?
これから何を一番がんばるのか、という質問のようですね。
おー!そんなの簡単だよ!
私もです。
では、せーのでお答えしましょう。
これから、このラジオで私たちががんばることは――
全部!
作戦は一つ!当たって砕けろです!
わーい!わかんないけど、とにかく走ってくよー!
これからも当番組は、リスナーの皆様に、精一杯のミュージックとトークをお届けしていきます!
聞き逃した人は後悔しちゃいますよ!ステイチューン!
それでは最初のBGMを、ヒァーウィーゴー!
キャトラ&Gプロデューサー
我らの、可愛いダイヤモンド……!――それでこそよ。
(キャトラ……!)
光り輝くダイヤモンドDJ
その他