【白猫】封印されし聖杖 Story
2014年10月10日
story
――世界の運命を解放せし者たちよ――
――大いなる力を授けよう――
――太古に封じられし聖杖の魔力を――
!?
どうしたのぉ、アイリスぅ?
声が、聴こえたの。
大いなる力を持つ……聖杖を、授けるって……
……オーイなる……セージョー……??
私、行かなくちゃ――
ちょ、ちょっと待ってよアイリスぅ~っ!?
よ、様子がヘンだわ!?主人公、アイリスを止めてぇ~!!
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<深い森を抜けた先――
ツタに覆われた奇怪な建造物の前でアイリスがぼう然と立ち尽くしている――>
こ、これって……お城――?なんでこんな場所に!
アイリスぅ!どうしちゃったのよぉ!しっかりして、お願いよぉ!
…………
キャトラ……?私、どうして……
気がついたのね!?いきなり走り出すから心配したじゃない~っ!
ここは……?
も~っ!こっちが聞きたいくらいよぉ~!なんなのよここぉ~っ!?
急に、声が聴こえて……気がついたら、私……
主人公、その杖は――
ああ、これ?さっき倒した魔物が持ってたの……
まさか、アイリスはこれを探してたの!?
これがオーイなるセージョーってやつなの……?ただの古い杖にしか、見えないけど……
…………
……主人公。お願い。わたしと一緒に、このお城を調べてほしいの。
この奥で……何かが私を呼んでいる気がするの――
……あ、アイリスぅ……?
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アイリス、注意して進みましょうこんな怪しいお城だもの、どんなキケンが潜んでるか……!!
右を見て、左も見て、天井さえも確認してから進めば――ぎゃはっ!?
キャトラ!?
あ、足下を確認してなかったわ……!石につまづいた……
も~っ、このヘンな石なんなのよぉっ!
待ってキャトラ!これって……
この石……古代文字が刻んである……?
これだけじゃ、何が書いてあるかわからないわね……
主人公、この石盤の破片が他にないか、探してみましょう!
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また見つけた!これで2つ目……!
<アイリスは2つの石版を合わせて刻まれた文字を読み取る――
<此処は遥か古に光と闇が相克せし戦地――
我らはこの戦いを伝え遺すべく光の折りを砕き、ここに封じ――
大いなる力を――>
……お、オーイなる……?その続きは、なんて書いてるの!?
ここで文字が途切れているわ。
主人公、石盤の欠けた部分を探しましょう!
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これで、全部かなぁ……!?
石盤のかけらを、1つに――
<――大いなる力を未来へと委ねよう――>
<――封じられしルーンの魔力を集め、聖杖へと宿せ――>
<――呪われし運命を砕く者よ、我らの遺志を解放せよ――>
<*×○■!&%$…………>
<アイリスの言葉に呼応するように、3つの石盤が光を放つ――!
きゃあああっ!?
<突如、城の床の一部が崩れ、地下へと続く階段が現れる――!>
石盤が、封じられた道を開くカギになっていた……!?
……感じるわ……
この階段の奥で……激しい、魔力の気配を――!
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お城の地下にこんな場所が……!
暗いしジメジメだし……アイリスう、もう帰ろうよぉ!!
きゃああっ!?いまソコにクモがいたぁ~っ!!
感じる……この辺りに、清らかで激しい力が隠されている――
ま、またアイリスが何かに取り憑かれたように……!
わわわっ!!今度はなんなのよぉ~っ!?
さっき手に入れたルーンが、輝きを……?
この空間に満ちている魔力と、このルーンが共鳴してるんだわ……!
……!
アイリス!?
だい、じょうぶ……このルーンが放つ魔力が、どうしてだかすごく、悲しくて――
そんな……アイリス、もう帰ろうよぉ!
……お願いキャトラ、主人公。もう少しだけ、私のわがままに付き合って。
私はここに隠されたものを絶対に見つけなくちゃいけない……そんな気がするの。
理由はわからないけれど――このお城は長い間、ずっと私たちを待っていたんだって、そんな気が、するの――
アイ……リス……
……こうなったらアイリスが満足するまでとことん付き合うわよ、主人公!