聖霊教会
- 白猫10周年に向けて、メインストーリーの伏線まとめを作成しました
- キャラ称号(二つ名)の一覧を作成しました
聖霊教会とは、白猫の世界に存在する宗教の一つ。
概要
聖霊(アルマ)を信仰し、罪の償いを教義としている教会。聖霊の奇跡によって世界を救うとされる〈贖罪の聖女〉と、罪を食らうアルマ〈魔神アラストル〉を象徴としている。
古の秘術によってアルマと契約する術を得たことをきっかけに力を付けるようになり、現在は世界的な大宗教となっている。
神殿騎士団と呼ばれる修道士で構成された騎士団を抱えており、武力により異端者などの敵対する勢力を排除している。
アラストルの依代であるルウシェは聖霊教会で贖罪の聖女として崇められていたが、幼少期から教会の奥にある至聖所に幽閉されていた。
教会の真の目的
聖霊教会の真の目的は、教会の始祖であり、かつて原罪のアラストルによって世界を救ったとされる贖罪の聖女の復活させ、人々を罪から救済することにあった。
教会はアラストルを背負える器、すなわち、アラストルが取り込む人々の罪の重さ、罪悪感に耐えられるような少女を非合法な手段を用いて探し求めていた。
しかし、アラストルを背負えるだけの耐性を持った少女はなかなか見つからず、器となった聖女たちは重い罪悪感に耐えかねて、短く救いのない生涯を送ることとなった。
そして数百年の凄惨な聖女の歴史を経て、ようやく相応しい器として現れたのが現在の贖罪の聖女であるルウシェであった。
教皇の目的
しかし、教皇の目的はさらに別にあった。教皇の目的は原罪のアラストルの力によって世界を罪から救済することではなく、原罪のアラストルとルウシェを利用して世界を滅ぼすことであった。
原罪のアラストルの真の能力は罪を食うことではなく、依代が「罪」と認識した存在そのものを食らうことである。この事実は教皇のみが知っており、ルウシェに世界が罪であると認識させることで原罪のアラストルによって世界そのものを飲み込ませようとした。
このような教皇の陰謀によって原罪のアラストルの力は一時は発動し、教会や教徒たちを飲み込む事態に陥ったが、最終的にルウシェのもとに駆けつけたアシュレイによって阻止されることとなった。
関連人物
- ルウシェ
アルマのアラストルと契約をしている贖罪の聖女。聖霊教会の裏の顔を知ることなく教会の奥で軟禁されていたが、アシュレイによって外の世界へと連れ出された。
- アシュレイ
アルマのデュナミスと契約をしている聖霊教会の元神殿騎士。家族を殺した異教徒への復讐のために騎士となり、神殿修道会に身を置いていた。教会の裏側を知ったことで教会を裏切り、聖女であるルウシェを殺害しようとしたが、彼女が教会に関して何も知らず、無垢な姿を見たことで心が変わり、ルウシェに外の世界を見せようと教会から連れ出すこととなった。
- 司教
炎のアルマと契約をしている女性の司教。アシュレイに連れ去られたルウシェを取り戻そうとしていた。かつては彼女もアラストルの器の候補であったが、一人の罪の重さにも耐えることが出来ず、アラストルを背負えなかったことを悔いている。代わりにアラストルを背負うルウシェの抱える罪の重さを理解しており、彼女のことを密かに大切に想っていた。教皇の企みを知ったことで彼を殺害したが、アシュレイが自分が教皇を殺害したと嘘の自白したことで潔白の身となり、教皇選挙によって新たな教皇となった。
- ジェレミア
聖霊教会の司祭。アシュレイとは寄宿学校で共に学んだ旧友。教会の裏の顔を探り、資金洗浄をつきとめ内部告発しようとしたが、教会によって殺害される。
- 教皇オットー・インマクラータ聖霊教会の教皇。罪の教団の象徴である〈白の聖女〉アルバとは旧友。罪悪感を感じない人間であり、罪の意識を知りたいという理由で様々な悪行を犯してきたが、何も感じることができなかった。最終的に原罪のアラストルとルウシェを使って世界を滅ぼすことで罪悪感を得ようとしたが、アシュレイに阻止される。最後は司教によって背後から刺され死亡した。