沈周
画像
ステータス
MIN | MAX | ||
---|---|---|---|
建造 | 中 | 56 | 241+2*2=245 |
農牧 | 良 | 106 | 433+4*2=441 |
制作 | 優 | 121 | 608+6*2=620 |
財務 | 特 | 425 | 778+5*2=788 |
探検 | 優 | 141 | 612+5*2=622 |
専属御宝 | 亀甲 |
天賦
★2 | 財務の仕事を担当する時、作業時間を20%短縮する。かつ、他の働き手が不要になる。 |
---|---|
★3 | 財務の仕事を担当する時、作業時間を30%短縮する。かつ、他の働き手が不要になる。 |
★4 | 財務の仕事を担当する時、作業時間を40%短縮する。かつ、他の働き手が不要になる。 |
物語
五歳の時に初めて絵画と出会った沈周は、一瞬にして夢中になった。昼夜を問わず、彼に筆を与えれば、いつまでも描き続けることができた。
家族は、絵ばかり描いている彼が世間知らずになってしまうのではないかと心配し、無理矢理出かけさせて、友達作りを促した。
素直な沈周は、すぐに人と親しくなり、文徵明もその一人であった。彼はいつでも沈周を先生と呼び、しばしば絵画の心得を教えてもらっていた。
多くの人が、沈周の単純な性格を利用して、彼をだまし、潤筆料も与えずに絵を描かせていた。さらには、偽作を持ってきて沈周に題字させることもあった。どう対応していいか分からない沈周は、それに応えるしかなかった。そのたびに、文徵明はいつも彼の代わりにそれらの要求を断っていた。
その日、一人の富豪が、わざとぼろを身にまとって訪ねてきた。家が貧しくて、病気の母親の薬代を払えないと泣きつき、親孝行をさせてくれと沈周に頼んだ。その嘘を信じてしまった沈周は、富豪のために百鳥の絵を描き、それを売って母親の病気を治すと言った。
ところが、富豪はこの絵を家の前にかけ、競売にかけた。その母親を見舞いに来た沈周と文徵明は、顔を見合わせた。
文徴明は怒りを鎮めるために、大きく息を吸った。「先生、このままだと、いずれは何もかも人に騙しとられてしまうよ。」
沈周はブツブツとつぶやいた。「む、ムカつく。悪口を、言ってもいい?」
文徵明は眉を上げた。「どうぞどうぞ!もっと早くそうすればよかったのに。どんな悪口を知ってるんだ?教えてあげようか?」
しばらく考え込んでいた沈周はやがて唇を小さく開き、小さな声でつぶやいた。
「ふん。」