袁可立
画像
ステータス
MIN | MAX | ||
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建造 | 中 | 52 | 255+2*3=261 |
農牧 | 優 | 97 | 608+5*3=623 |
制作 | 良 | 73 | 430+4*3=442 |
財務 | 良 | 59 | 418+5*3=433 |
探検 | 優 | 258 | 605+4*3=617 |
天賦
★1 | 養魚池で仕事をする時、作業時間を6%短縮する。 |
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★2 | 養魚池で仕事をする時、作業時間を10%短縮する。 |
★3 | 養魚池で仕事をする時、作業時間を15%短縮する。 |
★4 | 養魚池で仕事をする時、作業時間を20%短縮する。 |
物語
同じ魚を捕まえ、同じ薪を拾っても、袁可立はいつも他人より容易く上手にこなしてみせた。
魚を捕まえる時、彼はさざ波を観察し、魚の種類と大きさを判断し、そして狙いを定める。
薪拾いや狩りの時は、いつも水源と土質を観察し、最も収穫が見込めるところへ急ぐ。
そして節約した時間を、彼はすべて読書に費やしていた。
しかし、家に本はわずかしかなく、とっくに熟読しきっていた。
ある日の帰り道、袁可立は尾行されていることに気づいた。
まさか山賊や盗賊の類か?袁が足を早めると、後ろの足音も早足になった。
袁は先手を打とうと、振り返らずに声を上げた。「残念ながら俺は貧乏人だ、帰ったほうが得だぜ!」
「知っている。でないとあなたを探しに来ない。」
袁は足を止めた。「あんた、面白いな……」そこにいたのは自分よりいくつか年上の書生風の男だった。
相手は一礼すると「董其昌と申す。あなたが袁可立くん?」と問うた。
「なぜ俺の名を?どうして俺なんかを尾行するんだ?」
「知っているとも。あなたが野心を抱いていることも、思うように学問が出来ていないこともだ。我が家には多少の資金力がある。もし袁くんがお嫌でなければ、金銭面で援助をしよう。未来の活躍のために、一緒に学ぼうではないか!」
袁可立はたくさんの物語を読んで知っている。主人公というものはしばしば、異様な見た目や変な体質を持つことで不思議な体験を得るものだ。
しかし、なぜ自分の身にこんなことが?
百もの可能性が素早く脳裏をよぎったが、次の瞬間には承諾していた。
袁にはわかっていたのだ。もっと本を読まなければ、大きな世界との結び付きは生まれ得ないと。
袁と董は同窓生となり、同時に科挙に合格し、そして同時に官職に就いた。
それから数年後、袁はようやく当時の疑問を口にした。「董さんはどうして、あんなに遠くから俺のところへ来たんだ?」
「きみと一緒に受験しないと合格できない、と夢で仙人に告げられたのだ。」
「え?そんなものを当てに?」
「現にその通りになったではないか。」