温泉
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紹介
ある時、山中に温泉があるという噂が流れた。町の商人たちは、温泉で如何に儲けてやろうかと、土地を仕入れたり、調査を行なったりと、浮き足立っていた。
しかし、温泉の使用権はすでに春花が手に入れており、なんと立ち入り禁止の看板まで立てていた。
これには不満の声が上がり、春花がすべての商売に手を出す道理はないと訴える者もいた。それに、彼女はなぜか、皆よりも数日前に温泉のことを知っていたのだ。皆は、春花が知府に賄賂でも渡していたのではと疑い、知府に財務収支の公開を迫った。
真面目な知府は、疑いが掛けられたことにどうしても我慢ならず、ここ二十年近くもの帳簿をすべて住民たちに公開することにした。その結果、前任の知府、つまり麗娘の叔父である杜氏の在任中、なんと官府は大きな赤字になっていたことがわかった。どうやら杜夫人に資金を持ち出された挙句、全て博打に溶かされてしまっていたようだ。現任の知府は、資金の持ち出しを知り、一晩で白髪になってしまうほど困り果ててしまったという。その中で、積極的に税金を納め、官府の財政立て直しに一役買っていたのが、春花だった。
真相を知った商人たちが春花に謝ると、春花は微笑んで、一同を温泉まで案内した。春花は、前々からここを開発していたのだ。源泉からはたくさんの管が引かれており、温泉を流し入れる池さえ作れば、誰でも温泉の経営ができるようになっていた。商人たちは大喜びして祝い、春花を褒めちぎり、「商業の女神」と書かれた横額まで贈った。
ステータス
所要材料 | 数 |
600 |
繁栄度・環境 | 繁栄度265 |
経験値 | 1600 |
最大建造数 | 3 |