談允賢
画像
ステータス
| MIN | MAX | ||
|---|---|---|---|
| 建造 | 劣 | 24 | 94+1*2=96 |
| 農牧 | 中 | 55 | 240+2*2=244 |
| 制作 | 優 | 120 | 607+6*2=619 |
| 財務 | 得 | 424 | 777+5*2=787 |
| 探検 | 優 | 335 | 607+4*2=615 |
| 専属御宝 | 銀凰の鍼 | ||
天賦：女医
| ★２ | 財務の仕事を担当する時、銅貨の消費量が20%増えるが、作業終了時に150%の銅貨を獲得する。 |
|---|---|
| ★３ | 財務の仕事を担当する時、銅貨の消費量が50%増えるが、作業終了時に200%の銅貨を獲得する。 |
| ★４ | 財務の仕事を担当する時、銅貨の消費量が100%増えるが、作業終了時に300%の銅貨を獲得する。 |
物語
談允賢は幼い頃ずっと、煎じ薬は食事だと思っていた。一日たった三回の食事に対して、薬は六、七回も飲んでいたからだ。眠りについたところで祖母に起こされ薬を飲むこともあった。祖母は、談允賢にとって医者であり、知恵にあふれた老婦であった。彼女は、談允賢に脈や病理を教え、自分で薬を処方することを勧めた。自分で薬を見繕い、自分で取り分け、そして自分で煎じて飲んだ談允賢は、数年後なんと、自分で病気を治してしまった。両親はその事を知って大変驚いたが、女医の肩書きはすでに近所に知れ渡っていた。病気になったたくさんの婦女子が、診療所に行くのは恥ずかしいと、彼女のところへやって来た。そして談允賢が処方した薬で、全員病気が治った。その評判は、やがて宮中にまで届いた。宮中には病気になった妃様がいた。彼女は恥ずかしがり屋で、死んでも宮廷医師を呼んで診てもらおうとはしなかった。医師はなす術も無く、皇帝陛下の同意を得て、談允賢を宮中に招き入れた。妃様に使うのは、もちろんすべて最上級の材料から作られるのものだ。千年の高麗人参と万年のスッポン、談允賢はそれらを使ってすぐに煎じ薬を作った。妃様は、その薬を数回飲んだだけで見事健康を取り戻した。宮人たちは、まるで救いを見つけたかのように、談允賢に診てほしいと訴えた。談允賢は、人があれば必ず診て、病があれば必ず治した。自ら薬を煎じ、貴重な薬材を使うことも惜しまなかった。しかし、それを見た宮廷医師は不機嫌になり、質の悪いわずかな切れ端だけを残して、高価な薬材をすべて取り上げてしまった。「この薬は、妃様専用だ。」談允賢には理解できなかった。「妃様が使える薬を、なぜ宮人たちは使っちゃいけないの？」医師はふんっと鼻で笑った。「妃様と宮人の身分差を考えろ。天と地ほども違う人が同じものを使うだなんて、あってたまるか！」それを聞いた談允賢は、高価な薬を掴んで、一気に薬缶に投げ入れた。「私に言わせれば、彼女たちはみんな患者よ。患者に身分の差なんてないわ。」
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