沈度
画像
ステータス
MIN | MAX | ||
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建造 | 中 | 58 | 243+2*2=247 |
農牧 | 劣 | 24 | 68+1*2=70 |
制作 | 特 | 158 | 796+7*2=810 |
財務 | 特 | 427 | 780+5*2=790 |
探検 | 劣 | 51 | 90+1*2=92 |
専属御宝 | 永楽大鐘 |
天賦:書体
★2 | 制作の仕事を担当する時、5%の確率で即座に完了する。かつ、必要な働き手の数-2。 |
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★3 | 制作の仕事を担当する時、10%の確率で即座に完了する。かつ、必要な働き手の数-2。 |
★4 | 制作の仕事を担当する時、15%の確率で即座に完了する。かつ、必要な働き手の数-2。 |
物語
香を焚き、沐浴をし、手を洗う。全てを整え、沈度はようやく机の前に座った。新しい硯、新しい墨、新しい筆はすでに準備済みだ。沈度は墨錠を握り、丁寧な所作で硯の上を行き来させ、墨を磨った。墨錠を墨床に置く時も、机に一滴の墨も落とさなかった。新しい筆を握りしめて、沈度は筆先にたっぷりと墨を吸わせ、真剣な表情で腕を下ろして構えた。最初の一文字から全身全霊で取り組む。もはや彼は、外界とは隔絶された境地にいた。『金剛般若経』の全文はすでに暗記され、のびやかで秀逸な筆致で書かれた文字は、一画一画が力強く真っ直ぐだった。数刻後、机の上には数枚の書がきっちりと置かれ、沈度は額の汗を拭い、自分の書いた字がきちんと紙の上に並んでいることを確認して、ようやく一息ついた。これらの文字が自らの名と館閣体を成し、大明の代表作として語り継がれるだろうことを、沈度は既にわかっていた。そのために彼はあらゆる努力をし、念入りに取り組んできた。傍らの洗面台へ行き、顔を洗い、身なりを整えてから、彼は庭へ出た。庭の青い水と松の木を眺めながら真昼の光を浴びていると、執事がやって来て耳打ちした。「旦那さま、近頃朝廷に噂になっております。陸深と徐禎卿が、館閣体は中庸者が書くものだなど、無礼を口にされているとか。」沈度はサッと袖を振り、鷹揚に笑った。「私は翰林院の規則と厳粛さの象徴のようなものだが、これからの翰林院には、陸深のような、規則を破りたがる若者が必要だ。彼らこそ、次代の翰林院の担い手といっても過言ではなかろう。」春風に吹かれ、庭の草木が次々と芽吹き、枝先の梅の花も風に揺れた。そしていつしか梅の花は枯れて枝から落ち、園中に散った。いくたびの春雨の後、梅の花は姿を消し、恵みの雨を浴びた庭の草木は、いっそう青々として見えた。