婚礼衣裳店
画像
Lv1 | Lv2 | Lv3 |
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Lv4 | Lv5 | |
レベル
Lv.51で開放
紹介
散る花、そして、白馬に跨る少年。あの秋の日、微笑み一つで恋に落ちた。南は言った。花散る季節、二人が出会ったあの日のような秋に、結婚式を挙げるのが夢なのだと。「その結婚式ではね、道中に雲錦がはためいて、大きな赤い提灯が家の周りに飾られているの。」「色とりどりの傘が庭で回って、大きな赤い輿には、たくさん鈴がついているの。一歩進むごとに、チリンと鳴るのよ。」「それでね……」話しているうちに、まるで今すぐ結婚せんばかりに、南の声には熱がこもっていった。しかし突然、彼女は口をつぐみ、恥ずかしそうにうつむいた。「なんて、ね。征くん、今のは全部私の妄想。困らせるつもりはないの、気にしないで。」その時の征は、ただ首を振ってかすかに笑うだけだった。語った夢は、風に消えていった。結婚式の日、南は花嫁の輿に乗り、緊張で手に汗をにじませていた。ふと、チリンと音が聞こえてきた。まるで彼女を追うように、ぐるりと周囲から聞こえてくる。いや、これは、輿についた鈴の音だ。南は頭に被った絹を取り、輿のすだれを上げた。大きな赤い提灯が遠くまで連なり、道の両側には雲錦の飾りが風に揺れていた。横では、娘たちが花びらを撒いている。そして、征が輿のすだれを上げた。それでも南はまだ、どこまでも続く夢の光景の中にいる心地だった。征に手を引かれて中庭に入ると、大きな赤い提灯や、飾られた色とりどりの傘が、目を楽しませた。三礼の時、頭に被っている筈の絹がまだ手にあることに、南は、侍女に言われてやっと気がついた。「父さん母さん、僕は今日、結婚しましたよ。」征は目に涙を浮かべて願った。これからも両親には、大人になった息子を見守っていてほしいと。晴れた夜空のもと、征と南は窓辺で月を見ていた。「今日の結婚式、気に入ってくれた?」「妄想だから気にしないでって、あの時言ったのに。」「生きていたら、父さんと母さんも、きっと君のこと好きになってたと思うよ。」突然、南は、そうだと手を叩き、「征くん、ちょっと庭に立ってみて。」と言い出した。征は、何が何だかわからないまま、おとなしく庭に立った。「笑って!」「いったい何?」笑う征と、窓辺で征を見つめる南。書院にいたあの頃と変わらない二人の姿が、そこにはあった。
建造ステータス
レベル | コスト | 時間 | |
Lv1 | -10 | ||
Lv2 | -10 | ||
Lv3 | -10 | ||
Lv4 | -10 | ||
Lv5 | -10 | 今すぐ |
生産ステータス
レベル | 項目 | コスト | 獲得 | 生産時間 |
Lv1 | 刺繡靴 | 160 3 | 340 | 2時間24分 |
Lv2 | 鳳冠 | 230 3 | 510 | 3時間36分 |
Lv3 | 霞帔 | 310 3 | 680 | 4時間48分 |
Lv4 | 蟒服 | 380 3 | 850 | 6時間 |