参天の巨松
概要
レア度 | 画像 | マス |
---|---|---|
効果
1510
入手方法
厳さま取引
悪党尋問
塩商
物語
小坊主は毎日巨松の下で坐禅をし、青々と茂る木の幹を見つめながら、自分が悟りを得る日もきっと近いと信じていた。雨が降り始めた。それでも小坊主は「先人たちの坐禅の精神を学ぶのだ」と帰ろうとしない。雷が鳴り始めた。それでも小坊主は「悟りとは我慢し続けることだ」と、まだ松を離れようとしない。そこに強が駆け付け、彼の脳天を力いっぱい叩いて言った。「お坊さんだって、雷に打たれれば死ぬんだぞ!」そのとたん、轟音と共に雷が落ち、一瞬にして、巨松の幹と枝が裂けた。幸い、強がひっぱってくれたおかげで小坊主は命拾いした。そして翌朝早々。同一和尚は小坊主を書院に入れ、戌吉と机を並ばせたのだった。