静粛札
概要
レア度 | 画像 | マス |
---|---|---|
効果
15
入手方法
イベント
物語
役所には「静粛」と書かれた看板がある。元々は威厳を示すために作られたものだが、今の町は、夜に戸締まりしなくてもいいくらい治安がいいので、だんだん役に立たなくなっていた。人々はこの紫檀で作った看板を、ただ置いておくのは勿体ないと、知府から看板を借りるようになった。講談師の登壇前には助手が看板を持って茶屋の中を歩き回り、間もなく開始すると皆に呼びかけた。授業の前には、先生が戒尺で看板を叩いて鳴らし、生徒たちを落ち着かせた。夫婦喧嘩では、近所の人たちが看板を手に止めに入り、皆で「静粛」の文字を見て笑い、夫婦も仲直りした。絵師は絵の背景にし、おばさんは蚊帳立てにし、子供はままごとをし……幕友は壊れることを心配して、何度も知府に大切に保管するよう勧めたが、知府は笑ってこう言うのだった。「別にいいじゃないか、もし壊れたら、もう一つ作ればいい。」