馬球場の火鉢
概要
レア度 | 画像 | マス |
---|---|---|
効果
10
入手方法
イベント
物語
長安隊と杭州隊の馬球親善試合はすでに数刻にも及んでいたが、勝負は依然として拮抗し続けていた。明るかった空は薄暗くなり、会場の観客たちも興奮した様子から少し疲れ気味になってきた。「公孫躍と雲踏雪の実力は互角で、このままでは日が暮れてしまうよ。」「家に帰って布団を取り込まないと、うちの女房に叱られちまう!」審判も困り、金吾衛将軍の江行に耳打ちをした。「江将軍。この試合、明日の朝まで勝負がつきそうにありません。引き分けを宣言しませんか?」江行は向かうところ敵なしの公孫躍を一目見遣ると、無言で馬球場の火鉢に炭を足した。火鉢の中で、炎がいっそう勢いよく燃え上がった。「せっかく望みが叶って雲踏雪と馬球ができたんだ。思う存分やらせればいい。」