洞門の小道
画像
開放条件
Lv.54・州府レベル5以上
ステータス
材料 | 5 2500 400 247 |
5時間 | |
経験値 | 3882 |
繁栄度・環境 | 550 |
最大建造数 | 3 |
紹介
計辰は千石園を完成させた後、江南水都に名を馳せた畳山師となり、数多の精巧で美しい庭園をその手で生み出した。
そして誰もが、揚州にある彼の私有庭園はどれほど美しいのかと、関心を寄せていた。
噂によれば、その庭には珍しい石や変わった築山があり、終日仙気が漂い、不思議な草花が生え、木には羽の長い綺麗な鳥が棲み、池には七色の蓮が咲いているという……
その噂が揚州のとある富商の耳に入った。富商は大金を払って計辰を招き、彼の私有庭園を一目見たいと頼みこんだ。
計辰はため息をついて答えた。
「うちの 庭はごくありふれたもので、みんなが言うようなものではありませんよ。」
それでも富商がしきりに頼んできたので、計辰は仕方なく庭園まで案内した。二人が苔むした洞門をくぐると、涼亭に通じる小道があり、ごく普通の石の端に孟宗竹が何本か無造作に生えていた。
「計先生、貴殿のお庭はなんだかしょぼ・・・素朴ですな。」富商は、明日の宴会での話題が減ったことに、いささかがっかりしたようだった。
計辰は爽やかに笑った。
「ここにあるものはすべて、自然の恵みの造形であり、 ありのままの美です。うちの庭は桃源郷なんかではないと、みなさんに伝えていただきたいものです。」