【ストーリー】EPISODE 5-2 ハプニングはいらない

| EPISODE ◆ 5-2 ハプニングはいらない 波乱キャンプ! |
登場人物
ラギー、ジャック、エペル、ジャミル、フロイド
テキスト全文
── ドワーフ鉱山‐内部 ──
ラギー:「……んで。」
ラギー:「ジャックくんが最後にデュースくんを見たのは、確かにこの坑道なんッスね?」
ジャック:「はい。忘れたツルハシを1人で取りに戻るって言うんで、坑道の前で別れました。」
ジャック:「俺はその後、てっきりキャンプ場に戻ってきてるんだろうと思ってたんです。」
ジャック:「でも、さっきバルガス先生が号令をかけたときデュースの姿が見当たらなくて……」
ジャック:「解散した後、部活の奴らに聞いたんすけど、みんなも「昼から見てない」って言うんすよ。」
ラギー:「それでオレたちに声をかけた、と。」
ジャック:「うす。」
ジャック:「陸上部の先輩たちは、「エースみたいにサボってるんだろう」って笑ってました。」
ジャック:「確かに陸上部は個人競技。デュースのことをよく知らないから、そう思うのかもしれねえ。」
ジャック:「デュースはエースと同じぐらい……いや、それよりもっと、とてつもなく馬鹿ですけど……でも……」
ジャック:「アイツは課題をサボるような、不真面目な男じゃねぇはずだ。絶対に、おかしいと思うんです。」
エペル:「うん……。僕も、そう思う。」
ジャミル:「こうなると、エースやレオナ先輩にもなにかあったと想定しておく方がいいだろう。」
ラギー:「レオナさんに、なにか……ねえ。想像しづらいッスけど……。」
ラギー:「2人がどこでいなくなったのかわからないのに対して、デュースくんは「坑道」って見当が付いてる。」
ラギー:「一応探しましょう。キャンプに参加してもらわないと、残された方の手間が増えるだけッスからね。」
ジャミル:「全くだ。誰かさん以外にもこんなに手のかかる奴らがいるとは……。」
フロイド:「あはは、面白くなってきたじゃーん!」
ジャミル:「面白いって……お前な。」
フロイド:「なにが起こるかわかんねーのって、楽しくね?」
フロイド:「小さい妖精じゃ相手になんねーし、クジラぐらいでけぇ妖精とか出てこねーかな。」
ジャミル:「勘弁してくれ……そういうハプニングはいらないんだよ。」
ジャック:「あ! この辺りっす。」
ジャック:「デュースはツルハシを取りに、ここまで来たはずです。」
ジャック:「デュースーーーー!!」
ジャック:「…………返事がねえ。近くにはいないか。」
ラギー:「注意して調べながら、奥へ進んでみますかぁ。」
エペル:「ちょっと待ってください!」
フロイド:「なになに、グッピーちゃん?面白いもんでも見つけた?」
エペル:「あの、正面の岩に立てかけてあるのって……」
ジャック:「ツルハシ……デュースが取りに戻ったヤツだ!」
ラギー:「ツルハシは、デュースくんが取りに戻ったはず……」
ジャミル:「それがそのまま残ってるってことは、デュースはここにまだ来ていない……?」
フロイド:「つまりー……消えちゃったってことだねぇ。」
エペル:「そんな……」
エペル:「じゃ、じゃあ、やっぱりレオナサンやエースクンの身にもなにか……!?」
ジャミル:「……みんな、戻ろう。」
ジャミル:「これ以上進むのは危険だ。なにが起こっているのか、状況を一度整理すべきだ。」
ジャミル:「俺は、改めてバルガス先生に相談すべきだと思う。」
ラギー:「賛成ッス。これは、結構やばい事態ッスよ……。」
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