【ストーリー】EPISODE 5-5 鍛え方が違うからな

| EPISODE ◆ 5-5 鍛え方が違うからな 波乱キャンプ! |
登場人物
グリム、エペル、ジャミル、ラギー、馬術部員、シルバー、陸上部員、セベク、フロイド、リドル、ジャック
テキスト全文
── ドワーフ鉱山‐キャンプ場 ──
グリム:「……なあエペル。今って何時くらいだ?」
エペル:「日はまたいでると思うから、2時くらい……かな?」
グリム:「学園長が来るまで、まだまだなんだゾ。」
グリム:「ううっ……焚火だけじゃさみーんだゾ。上着とか毛布とかねーのか!?」
ジャミル:「確かに、夜になると冷えるな。」
ジャミル:「毛布なら、テントの中に何枚かあったと思うが……。」
グリム:「何枚か!? ってことは早いモン勝ちか!?」
グリム:「オレ様取ってくるんだゾ!!」
ラギー:「ちょっと待って。1人で行くのは危険でしょ。なるべくまとまって行動するべきッス。」
グリム:「はあ? テントなんてすぐそこだろ。」
グリム:「もう寒くて限界なんだゾ!このままじゃ風邪引いちまう。」
グリム:「ジャミルだって、さっきから歯がカチカチ言ってるじゃねぇか!」
ジャミル:「……はぁ、仕方ない。」
ジャミル:「何人か一緒に来てくれないか?毛布を取りに行こう。」
選択肢:
├ [ 一緒に行きます ]
└ [ 手伝います ]
エペル:「あ、僕も毛布が欲しいから手伝わせて。」
エペル:「ラギーサンの分も、持ってきます!」
馬術部員:「俺も行く!馬術部の分を取ってくる。」
シルバー:「ありがとう。助かる。」
陸上部員:「僕も!」
ラギー:「ま、あれだけの人数がいれば大丈夫か。」
セベク:「フン。これくらいの寒さも我慢できないとは、人間とは弱い生き物だな。」
フロイド:「あれぇ、金魚ちゃん。唇真っ青。ブルブル震えてんじゃん。」
フロイド:「このまま髪まで青くなったら金魚ちゃんじゃなくなるね。そしたらなんて呼ぼーかな。」
リドル:「ぐぐぐ……非常時にまで、なんて腹の立つヤツだ……!」
フロイド:「あはっ、顔赤くなった。あったまってきて、よかったねぇ。」
ラギー:「セベクくんも、フロイドくんも、寒くても平気そうッスね。」
フロイド:「まあ、オレがいた海ってもっともーっと冷たかったから。」
セベク:「ふん。人間どもと僕とでは鍛え方が違うからな。」
ラギー:「そういえばジャックくんも、北のほうの出身だったッスよね?」
ジャック:「うす。なのでこれくらいの気温なら、寒いうちに入らないです。」
ラギー:「いいッスねぇ。しかし、」
ラギー:「本当に冷えるな……。」
全員:「…………。」
シルバー:「……ジャミルたち、遅くないか?」
ラギー:「毛布を運ぶのに苦労してるのかも。」
シルバー:「なら、俺たちも手伝うべきだろう。」
全員:「…………。」
ラギー:「みんな焚火の傍を離れたくないみたいッス。」
シルバー:「わかった。ならば俺が行ってこよう。」
ラギー:「真面目な男ッスねぇ。セベクくんは一緒に行かなくていいんスか?」
セベク:「なぜそんなことを聞く。」
ラギー:「いつも一緒だから。」
セベク:「いつもではない!!」
セベク:「ただ、マレウス様の護衛として、行動を共にすることが多いだけだ。」
セベク:「そこらの雑輩に比べれば、アイツの方が護衛としてはまだいくらか役に立つ。」
ラギー:「つまり、シルバーくんが強いって認めてるってことじゃん。」
全員:「…………。」
ラギー:「……あれ?シルバーくんも、戻ってこないじゃないッスか。」
ラギー:「その前にテントに向かったジャミルくんたちも……もうとっくに5分以上経ってるッスよね?」
セベク:「確かに変だな。声もしない。」
ラギー:「まさか…………」
ラギー:「焚火を離れた人たち全員、黒い影の餌食に……?」
!!
ラギー:「みんな! 焚火を背にして周囲を警戒するッス!」
ラギー:「バルガス先生を襲った黒い影が、すぐそこまで来てるかもしれない!」
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