【ストーリー】EPISODE 3-12 僕の目は欺けないぞ

| EPISODE ◆ 3-12 僕の目は欺けないぞ 遭遇デンジャラス! |
登場人物
ゴーストたち、セベク、ルーク、トレイ、ゴーストC、ゴーストD
テキスト全文
── 異空間‐眠らずの城 ──
ゴーストたち:「待て〜〜〜!」
セベク:「結局、僕たちがゴーストではないとばれてしまったではないか!」
ルーク:「でも鏡の欠片に関する重要な情報が掴めた。虎穴に入らずんば虎子を得ずだよ。」
トレイ:「そのまま虎に食われちゃ意味がないぞ!」
ルーク:「2時の方向に納屋発見!あそこに入って身を隠そう。」
トレイ:「ええっ!?」
── 異空間‐虚ろな墓地 ──
トレイ:「ここは……墓地!?」
セベク:「お、おい! 通ってきた扉が消えてしまったぞ!」
ルーク:「満月の美しい、閑静な墓地だね。ゴーストの世界は気まぐれだ。」
ルーク:「とにかく追っ手は撒いた。キミたち、まずは座って休憩しようじゃないか。」
トレイ:「ルーク……よくお墓の土の上にどっしり座れるな。」
ルーク:「汚れるのが心配かい?」
ルーク:「それなら私のハンケチーフの上に座ってくれたまえ!」
トレイ:「服の問題じゃなくて、精神的に嫌じゃないかって言いたかったんだよ……。」
ルーク:「おや、なにをためらうというんだい?」
ルーク:「どうせこのお墓にはなにも埋まっていないのに。」
セベク・トレイ:「え?」
ルーク:「だってここはゴーストの世界だよ?生を終えた者の世界に、墓なんて必要ないだろう。」
ルーク:「この墓地は飾り……お芝居のセットのようなものなんじゃないだろうか。」
ルーク:「今見えている光景は、ゴーストたちの思い入れの深い場所を再現しているか……」
ルーク:「ひょっとすると私たちの恐怖心が、不気味な墓地を見せているのかもしれないね。」
トレイ:「な、なるほど。」
ルーク:「さあ、気がかりがなくなったのなら、座って
足をほぐそう。ここまで歩き通しだっただろう?」
ルーク:「ここなら墓石の影に身を隠せて安全だ。」
ルーク:「この先どれ程の道のりになるかわからないし、今のうちに……」
セベク:「……ルーク先輩は、なぜこうも落ち着いているんだ?」
トレイ:「ルークは元々こういう奴なんだよ。鉄の心臓を持っているんだ。」
ルーク:「ふふっ、褒めすぎだよトレイくん。」
セベク:「いいや。僕の目は欺けないぞ。」
セベク:「学園にいた頃からずっと、ルーク先輩の冷静さは異常だった。」
セベク:「それに……眠った時間が分かるだと? そんな技能を一般人が持っているなんておかしいではないか!」
トレイ:「もっともな意見なんだけど……ルークだからな……。」
セベク:「よく考えてみると、最初に納屋に入ろうと言ったのもこの男だった。」
セベク:「もしかすると……」
セベク:「コイツは首謀者と通じて、僕たちを危険な場所に誘い込もうとしているのではないか?」
セベク:「正直に答えろ!さもないと……。」
ルーク:「!」
トレイ:「……セベク、ルークに向けたマジカルペンを下ろすんだ。」
トレイ:「それは味方に向けるものじゃないだろう?」
セベク:「味方? この非常事態に、得体の知れない者を信用することはできない!」
トレイ:「確かにルークは変わってて、なにを考えているかわからなくて、時々空を見て笑うが……」
トレイ:「……悪い奴じゃない。」
セベク:「十分あやしいではないか!!!!」
セベク:「話を聞けば聞くほど信頼できん。この男がマレウス様たちを攫ったのではないか!?」
トレイ:「オンボロ寮で不審者と戦ったときにも思ったが、セベクはカッとなると視野が少し狭くなるなあ……」
トレイ:「短気は損気だぞ。頭にくることがあっても突っ走らず冷静にならないと、やがて痛い目に……。」
セベク:「リドル先輩は僕の部活動の先輩だ!!悪口は慎しんでもらおう!!!」
トレイ:「リドルのことなんて一言も言ってないだろ!?」
ルーク:「……わかったよ、セベクくん。キミが私を疑うのも無理はない。」
ルーク:「実はね、私は昔……。」
ゴーストC:「むむっ、生きた人間ではありませぬか!」
ゴーストD:「あのお方の言ったことは本当だったのか……お前たち、一緒に来てもらうぞ~!」
ルーク:「邪魔が入ってしまったね。」
ルーク:「ムシュー・クロコダイル。今だけ私に背中を預けてはくれないかい?」
セベク:「ふん……背に腹はかえられないとはまさにこのこと。」
セベク:「一時休戦だ!」
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