【ストーリー】EPISODE 3-11 そうだろう、兄弟!

| EPISODE ◆ 3-11 そうだろう、兄弟! 遭遇デンジャラス! |
登場人物
トレイ、ルーク、セベク、ゴーストA、ゴーストB、ゴーストたち
テキスト全文
── 異空間‐眠らずの城 ──
トレイ:「山を越え、谷を越え、川を越え……」
トレイ:「随分と苦労をしたが、やっとお城の門が見えてきたぞ。」
ルーク:「舞台『月と笑う夜』の通りならば、この近くにお城を守る近衛兵のゴーストがいるはずだ。」
ルーク:「2人とも、打ち合わせしたことは覚えているね?」
セベク:「無論だ!」
ルーク:「では、ただいまより……」
ルーク:「ゴーストになりすまして情報を引き出す大作戦を開始する!」
ゴーストA:「見回り完了しました! 異常ありません!」
ゴーストB:「うむ、ごくろう。」
ルーク:「ボンソワール!」
ゴーストA:「む、なにやつ!!」
ルーク:「通りすがりの仲良しゴースト3人組さ!」
ルーク:「私はヴァンパイアのゴースト。」
トレイ:「スケルトンです。」
セベク:「龍だ。」
ゴーストA:「ヴァンパイアと、スケルトンと、龍の3人組?」
ゴーストB:「……不思議な組み合わせだな。あやしいぞ!」
トレイ:「(さっそくあやしまれている……)」
セベク:「(ゴーストになりすますなど、やはり無理があるのでは!?)」
ルーク:「おやおや、悲しいことを言わないでおくれ、ボナミ……。」
ルーク:「どんな生き物もいずれ等しくゴーストになる。我々はみな仲間。生前の種族など些末な問題ではないか。」
ルーク:「しがらみに縛られたままでは、せっかくのゴースト生を楽しめないよ……。」
ルーク:「そうだろう、兄弟!」
セベク:「きょ、兄弟!? 僕のことか?」
ゴーストたち:「じーーーっ……。」
セベク:「あ、ああ! その通りだ!」
セベク:「種族など気にするな!!」
セベク:「&size(10){くっ! この僕が人間に兄弟と呼ばれ、肩を組み、
にこにこと笑うはめになるとは……!}」
ルーク:「友よ! どうか我々を助けてくれ。」
ルーク:「“この”パーティーに行こうと思ったのに、迷子になってしまったんだ。」
ゴーストA:「おお、ハロウィーンパーティーの招待状じゃないか!お前たちもあのお方に招かれたんだね。」
ゴーストB:「パーティーの参加者か。あやしい者ではないようだ。」
セベク・トレイ:「ほっ。」
ルーク:「「お前たちも」……ということは、キミたちもパーティーに?」
ゴーストA:「もちろん! 俺たちも警備の仕事が終わったら向かう予定さあ。」
ゴーストB:「道なら心配しなくても、鏡の欠片を集めていればやがてパーティーの会場にたどり着くよ。」
ゴーストB:「ひーっひっひ!お前たち、大切な鏡の欠片はもう見つけたのか?」
セベク:「見つけた……?」
トレイ:「いやっ! それがまだなんだ。」
トレイ:「困ったなあ。鏡の欠片は、いったいどこにあるんだろう。」
ゴーストA:「うーん。あれはずいぶんと昔、あちこちに
散らばってしまったからなあ……。」
ゴーストA:「地面に転がってるかもしれないし、木に引っかかってるかもしれないし、水の中かもしれない。」
ゴーストA:「地道に探して集めるしかないねえ。」
ゴーストB:「なあに、コツさえ掴めばそう難しいことじゃない。俺もさっき、お城の堀で1つ見つけたよ。ほら!」
ゴーストたち:「んんっ!?」
ゴーストA:「おかっぱのお前……ヴァンパイアだと言って
いたのに、鏡に映っているじゃないか!」
ルーク:「おっと。今日は調子が良いから、映りがいいのかな?」
ゴーストA:「お肌のコンディションみたいなこと言いやがって!そんなわけあるか!」
ゴーストB:「さてはお前たち、あのお方が言っていた、生きた人間だな?」
トレイ:「た、ただならぬ雰囲気……逃げたほうがよさそうだ!」
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