【ストーリー】EPISODE 4-16 探すって言ったって……

| EPISODE ◆ 4-16 探すって言ったって…… 増殖デンジャラス! |
登場人物
エース、レオナ、フロイド、エペル、ゴースト
テキスト全文
── 異空間‐奇妙な階段 ──
── 異空間‐虚ろな墓地 ──
エース:「ここは……墓?」
レオナ:「これまたいかにもゴーストの世界らしい場所だな。」
フロイド:「霧が深くて、視界が悪い。これじゃゴーストの
奴らを見つけんのも大変そ〜。」
エペル:「レオナサン、どうしますか?」
レオナ:「……よく聞けお前ら。」
レオナ:「ゴーストから奪うでも、土を掘り起こして見つけるでも、手段はなんでもいい。」
レオナ:「鏡の欠片を集めてこい。1人ノルマ5個な。」
え~~~!
レオナ:「なんだその不満そうな顔は。」
エース:「だって明らかに投げやりじゃないっすか。急に作戦のさの字もなくなっちゃってるし。」
レオナ:「仕方ねえだろ。どれだけ戦略を練ろうが、台無しにする野郎がいるんだからな。」
フロイド:「へー、ひどい奴がいるなあ。」
エース:「すげえ。この人全く反省もしてなきゃ悪びれてもいない……!」
レオナ:「研究所で思い知った。お前らに策なんて上等なもんは100年早え。」
レオナ:「ほら。おあつらえ向きに、スケルトンによく似合うシャベルが落ちてるじゃねえか。」
レオナ:「これで地面でも掘り返して、地道に鏡の欠片を探すんだな。」
エース:「探すって言ったって……この鏡、ちっこくて見つけるの大変なんだよなあ。」
エペル:「そもそも、どうしてハロウィーンパーティーに鏡の欠片が必要なの……かな?」
エース:「そう言われりゃそーね。ハロウィーンパーティーに仮装してこいっていうのは納得いく理由だけど。」
フロイド:「絞め上げて理由を聞き出そうにも、
ゴーストってすぐ消えちゃうんだよね〜。」
レオナ:「フン。理由なんかどうだっていいだろ。」
レオナ:「人質をとられている以上、どんな条件であれこっちは従うしか道はねぇんだ。」
レオナ:「ただ……」
ただ?
レオナ:「古くより、鏡は多くの魔法道具に用いられてきた。」
レオナ:「身近なところで言えば、学園にある闇の鏡、鏡舎の鏡、そしてこの人見の鏡……」
レオナ:「あげればキリがねえ。」
レオナ:「そして多くの鏡は、どこかとどこかを“繋ぐ”役割を果たしている。」
レオナ:「ゴーストたちが集めている鏡の欠片が、闇の鏡のように強大な力を持つ魔法の鏡の一部だった場合……」
レオナ:「パーツを全て集めて元の姿に復元されれば、厄介なことになるかもしれない。」
フロイド:「厄介って、たとえば?」
レオナ:「ゴーストの世界と生者の世界を繋いで、ゴーストが生者にとってかわる……なんてこともあり得るかもな。」
エース:「こ、この鏡の欠片って……そんなヤバい代物かもしんないの!?」
レオナ:「真に受けんなよ。可能性はゼロじゃないが、妄想の域を出ねぇ話だ。」
レオナ:「だがそれが嫌なら少しでも鏡の欠片を見つけて、奴らに対抗しろ。ほら探せ。」
エース:「げぇー……楽しいハロウィーンがこんなことになるなんて。」
エペル:「そうだね。でも、今はとにかくやるっきゃない……かな。早く鏡の欠片を探し出そう。」
エース:「手分けした方がいっすよね?」
エース:「フロイド先輩はどこ探します?」
フロイド:「鏡の欠片さえ集めりゃいいんでしょ? オレは1人で好きにやるから、カニちゃんたちは適当にやって。」
エース:「ほんっと自由だな……」
エース:「レオナ先輩は右手側と左手側どっち探します?」
レオナ:「俺は見張りだ。」
エース:「出た~。そんなこといってサボるつもりっしょ?」
エース:「寮長なんだし、ちゃんと引率してくださいよ。」
レオナ:「あぁ?」
エース:「え、こわ……そんなに睨まなくても……」
エース:「ちょっ、すいませんでしたって!」
レオナ:「ガオー!!」
エース:「うわあっ!」
ゴースト:「ぎゃあっ!!!」
エース:「えっ!? ゴースト!?」
エペル:「いつの間に僕たちの背後に!?」
レオナ:「まだいるぞ。油断するな。」
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