【ストーリー】EPISODE 5-10 ハラハラドキドキしたか?

| EPISODE ◆ 5-10 ハラハラドキドキしたか? 終幕ハロウィーン! |
登場人物
ゴーストA、オルト、ラギー、ゴーストB、リドル、シルバー、リリア、レオナ、マレウス、エース、フロイド、ジャミル、グリム
テキスト全文
── 異空間‐輝きの間 ──
ゴーストA:「きっと楽しんでもらえると思ったのでする……。」
オルト:「楽しむ?」
ラギー:「全校生徒を巻き込む大変な事件を起こしておいて、よくもそんなこと言えたもんッスね!」
ゴーストB:「だって、生きた人間たちの間で流行ってるって聞いたんだ!」
ゴーストB:「だから謎を解き、敵から逃げて、無事にここに辿り着けば、きっと感動してくれると思って作ったのに……」
ゴーストB:「この……」
ゴーストB:「脱出ゲームを!」
リドル:「だっ……………………」
リドル:「脱出ゲーム………だって……………?」
オルト:「ぼ、僕たち、廃村で脱出ゲームの話したよね!?」
オルト:「もしかして……限りなく正解に近いところまでいってた?」
ラギー:「どうだろ。あの時点で、全部仕組まれたゲームだったって気付くのは、難しかった気がするけどね。」
ラギー:「ただ……問題の早解きが大好きなこの人は、納得できないだろうな。」
リドル:「ボ…………ボクが…………」
リドル:「ボクが脱出ゲームを経験したことがなかったばっかりにーーーーーー!」
リドル:「1度でも体験していれば、きっとすぐに気付けたんだ! こんな遠回りをするはめには……!」
ラギー:「あーりゃりゃ。リドルくん、こりゃ今夜は悔しくて眠れないッスね。」
シルバー:「では、俺が寝ているときに聞いたリリア先輩の悲鳴は……。」
リリア:「それもヒントじゃ。」
リリア:「他の者は寝ている間に魔法をかけて、窓からゴーストに運ばせた。だから物音はしなかったはず。」
リリア:「そんな中でわしの悲鳴だけが聞こえる……。」
リリア:「どう考えても怪しいじゃろ。わしが犯人に決まっとる!」
シルバー:「……。」
リリア:「わざわざお主の部屋の前で叫んだんじゃ。ハラハラドキドキしたか?」
レオナ:「チッ…………最初からおかしいと思ってたんだ。」
シルバー:「俺がおっ……親、リリア先輩を……っあなたを疑うだなんてできるわけがないでしょう!」
シルバー:「……お2人とも、いくらなんでもお戯れが過ぎます!」
リリア・マレウス:「うん?」
シルバー:「俺たちを楽しませようという、お2人とゴーストの気持ちは分かりました。」
シルバー:「ですがゴーストに取り憑かれた者たちは、俺たちに勝負を挑んできました。」
シルバー:「一歩間違えば、互いがケガをする恐れもあった。まさかそれも、ヒントだったと言うのですか?」
リリア:「じゃから、ケガなどせぬように最初に説明があったじゃろう?」
シルバー:「え?」
マレウス:「……まさか、これがパーティーの余興だと説明されなかったのか?」
マレウス:「どうなっているんだ、ゴーストたちよ。」
ゴーストA:「そ、それが……」
ゴーストB:「説明する前に、生きた人間たちが襲いかかってきたんだよう!」
エース:「はあ? 人のせいにしてんじゃねーよ!」
ゴーストB:「あっ!」
ゴーストB:「そっちのノッポの垂れ目! そいつがオレたちから鏡の欠片を奪って逃げ出したんだ!」
ゴーストB:「だから、鏡を返してほしいと思って、一生懸命追いかけていたら……」
ゴーストB:「「黙らせてやる」とか言われて、魔法でこてんぱんにされたんだよ!」
エース:「……えーっと。」
エース:「それに関しては、確かにうっすら心当たりが……」
エース:「言われてみるとこっちが悪いような気も……。」
フロイド:「なあに、その目。」
レオナ:「文句でもあるのか?」
エース:「いっ、い~え? なんでもございませんっ!」
シルバー:「で、では体を乗っ取られたみんなは……」
リリア:「ハロウィーン運営委員であった者たちの体を、ちいと貸してもらっただけじゃ。」
リリア:「中にはアクの強いゴーストもいたかもしれぬが、みな名役者でのう。もちろん体に悪影響はない……」
リリア:「……待て。お前たち、まさかゴーストどもに問答無用で攻撃をしかけてはおらぬだろうな?」
ジャミル:「それは……。」
フロイド:「した気がする。」
リドル:「て、てっきり敵だと思って……ボクも含めて、ほとんどの者が、倒すことしか頭にありませんでした。」
リドル:「その……攻撃すれば、みんなが元に戻るのかと……。」
リリア:「お主ら本当に現代の若者か!? 家電を叩けば直ると言われていた時代ですらとっくに終わっとるぞ!」
リリア:「では今頃、ゴーストに取り憑かれた生徒たちは、運営委員に蹂躙されておるやもしれぬ……!」
リリア:「これはいかん、今すぐ様子を見に行こう。」
リリア:「グリム、ユウ。誤解を解くのを手伝ってくれ。」
グリム:「ふな~。オレ様を引っ張るな~~!」
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