【ストーリー】EPISODE 6-20 診察パピーズ!

| EPISODE ◆ 6-20 診察パピーズ! 冥府の番人 |
登場人物
ジャック、クルーウェル、エペル
テキスト全文
── 保健室 ──
ジャック:「ラギー先輩とルーク先輩に担ぎ込まれたヤツらの様子を見てくるよう頼まれて。」
ジャック:「クルーウェル先生こそ、どうしてここに?」
クルーウェル:「俺のクラスの仔犬が2匹、担ぎ込まれたと聞いてな。まったく、仔犬のくせに無鉄砲な真似をして……」
クルーウェル:「ん、ユウも軽く怪我をしているな。来い。擦り傷程度なら、この俺が手当してやろう。」
ジャック:「デュースたちはどのベッドに……」
ジャック:「あ。」
エペル:「2人はまだ目を覚ましてないよ。」
ジャック:「エペル。もう起きて大丈夫なのか?」
エペル:「平気。まだ体がちょっとビリビリしてるけど。」
クルーウェル:「お前たちにかけられた魔法の痕跡を解析したが、ほとんどがスタンを目的としたものだった。」
クルーウェル:「物理的なダメージが大きかったのは、戦った場所が悪かったせいだろう。」
エペル:「どういうこと……ですか?」
クルーウェル:「あんなボロい建物の中で派手に魔法をぶっ放せば、敵にも味方にも被害がでるのは当然だろうが。」
クルーウェル:「1年生に降り注ぐ瓦礫を魔法障壁で弾きながら攻撃魔法を使うことは難しい。」
クルーウェル:「突発的に交戦状態に陥ったときこそ、冷静な状況判断が大切になる。」
クルーウェル:「そうでなければ、このように自滅する。」
エペル:「あ、あはは。確かに戦ってるあいだずっと上から瓦礫が降ってきてた、かな?」
選択肢:
├ [ そういえば屋根の上から大釜も…… ]
└ [ 魔法で窓ガラスが全部吹き飛んでたね ]
クルーウェル:「これだから後先考えないバッドボーイどもは……。起きたらみっちりしつけ直してやる。」
エペル:「でも、2人はグリムクンのために……。」
クルーウェル:「誰のためであろうが関係ない。馬鹿な真似をする仔犬がいれば、叱るのもトレーナーの務めだ。」
クルーウェル:「今回は怪我程度で済んだからよかったようなものの……」
クルーウェル:「もし相手にお前らの命を奪う気があったら、今頃取り返しのつかないことになっていたんだぞ。」
エペル:「はい……ごめんなさい。」
エペル:「ヴィルサンはそれがわかってたから、1年生は下がってろって命令したんだね。」
エペル:「……わ、こったのばっかだ。負げでばっかで、情げね。」
エペル:「ヴィルサンだぢが連れで行がれだのっと見でるしかできねがった……。」
選択肢:
├ [ 自分ひとりじゃなにもできないって思い知った ]
└ [ 本当に自分は役たたずだった ]
ジャック:「…………最初からなんでもできるヤツなんかいねぇよ。」
エペル:「え?」
ジャック:「先輩たちも、最初から強かったわけじゃねぇだろ。」
ジャック:「何度も悔しい思いして、歯ァ食いしばって強くなってったんじゃねぇのか?」
ジャック:「あれができなかった、これができなかったって、ヘコんでばっかじゃなにも始まらねぇ。」
ジャック:「こっからなにができんのか。俺たちに大事なのは、そっちだろ。」
ジャック:「だから、いつまでもメソメソしてんじゃねえよ。……うっとおしい。」
エペル:「ジャッククン……。」
クルーウェル:「ウェルダン、ハウル。良いアンサーだ。」
クルーウェル:「連行された生徒と学園長の身柄については、学園側からもなにかできることはないか探ってみる。」
クルーウェル:「フェルミエもユウも、今は体を休めて回復に努めろ。」
エペル:「わかりました。僕、もう歩けるので寮に戻ります。」
ジャック:「見たところ保健室に担ぎ込まれたうちの寮生はいないみてぇだし、俺も寮に戻るぜ。」
エペル:「クルーウェル先生、エースクンとデュースクンのことよろしくお願いします。」
クルーウェル:「言われずとも、2匹とも俺が預かった仔犬だ。しっかり面倒は見る。」
クルーウェル:「もちろんユウも……グリムもな。」
クルーウェル:「1−Aの生徒は、全てこのクルーウェル様の仔犬だ。なのに……」
クルーウェル:「他人が躾けるなど許せない。実に腹が立つ!」
エペル:「わも……がっぱどきまげる!」
クルーウェル:「シット・ダウン! …………いいか、仔犬ども。」
クルーウェル:「ここからは大人が対処する。妙なことは考えず、大人しくしていろよ。」
ジャック・エペル:「はい! 失礼します!」
── メインストリート ──
ジャック:「そういや、ユウ。オンボロ寮が壊れたんなら、どこで寝泊まりするつもりなんだ?」
選択肢:
├ [ あ、忘れてた…… ]
└ [ せめて屋根さえ残ってればな…… ]
エペル:「ね、ユウサン。オンボロ寮がなんとかなるまでは、ポムフィオーレにおいでよ。」
エペル:「ヴィルサンなら、きっとそう言う……かなって。」
ジャック:「だな。あの人なら言ってくれそうだ。」
エペル:「ふふ。それじゃあ一緒にポムフィオーレに帰ろう。きっとルークサンも歓迎してくれるよ!」
── 鏡舎 ──
ジャック:「じゃあな。2人とも。」
エペル:「うん。今日はありがと、ジャッククン。」
エペル:「長い1日だったね。寮に戻ったらシャワーを浴びて……」
ドンッ!
エペル:「うわっ!?」
???:「ノンッ!」
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