【ストーリー】EPISODE 1-1 『モルン山ケルッカロト』

| EPISODE ◆ 1-1 『モルン山ケルッカロト』 集結メンバー! |
登場人物
エペル、グリム
テキスト全文
── ポムフィオーレ寮 ──
エペル:「右良し。」
エペル:「左良し。」
エペル:「今なら誰もいないな。よーし……!」
エペル:「たげあだまさくるじゃーーーー!!!」
エペル:「……ふうっ。ちょっとだけすっきりしたな。」
エペル:「さっきヴィルサンと廊下で会った時に、うっかり地元の言葉を使って、怒られちゃった。」
エペル:「けどさぁ! ずっと豊作村で育ってきたんだ。ついしゃべっちゃうのは仕方ないじゃないか!」
エペル:「何度も何度も注意されて、もういいかげんうんざりだ!」
エペル:「「訛るな」「上品に“クン”つけで」「大声を出すな」……なんて、冗談じゃないよ!」
エペル:「とにかくヴィルサンの前では気を付けてしゃべらなくちゃ……面倒だけど。」
エペル:「はぁ……豊作村に帰りたい……。でも連休はずいぶん先だもんなぁ。」
プルルル……
エペル:「あれっ、電話だ。この番号は……」
エペル:「実家のばっちゃから!?」
ピッ
エペル:「もしもし、ばっちゃ。久しぶり!」
エペル:「電話してけるの珍しね。なした?」
エペル:「えっ……、」
エペル:「えーーーーー!?」
── 大食堂 ──
エペル:「はぁ……。さっきの電話のこと、困ったな……。」
エペル:「豊作村に里帰りできることになったのはすごくうれしい!」
エペル:「でも……。」
エペル:「明日なんて急過ぎる!」
エペル:「ばっちゃ……無茶苦茶すぎるよ……。」
エペル:「しかも、学園の友だちを連れていかなくちゃいけないなんて……どうすればいいんだろう。」
エペル:「色々考えていたら、食堂へ来るのが遅くなっちゃった。」
エペル:「もう人がいっぱいだな。どこか空いているテーブルは……。」
エペル:「あ! あそこにいるのはユウサンとグリムクンだ!」
グリム:「ムシャムシャ……。」
エペル:「こんにちは、ユウサン、グリムクン!ここの席、空いてる?」
選択肢:
├ [ 空いてるよ ]
└ [ 座っていいよね、グリム ]
── 分岐:【空いてるよ】 ──
エペル:「ありがとう。座るところを探していたから、助かったよ。」
── 分岐:【座っていいよね、グリム】 ──
グリム:「空いてるんだから勝手に座ればいいんだゾ。」
────
グリム:「その代わり、オマエの昼飯を食わせてくれ!」
エペル:「ええっ!? 嫌だよ!」
グリム:「ムシャムシャ……。オレ様、これっぽっちの昼飯じゃ足りねーんだゾ……。」
グリム:「なぁ、エペル。今日は林檎を持っていないのか?」
エペル:「持っていないよ。別にいつも林檎を持ち歩いているわけじゃない、かな。」
エペル:「生まれ故郷の豊作村から林檎が送られてきたら食べきれない分をみんなに配ったりするだけ。」
グリム:「ちぇっ……。」
グリム:「あの林檎は、めちゃくちゃウマかったんだゾ。また食いてーなー。」
エペル:「……あ!!!」
エペル:「ね、ねぇ、グリムクン! それなら僕の里帰りに一緒についてこない?」
エペル:「極上の林檎を、お腹いっぱい食べられるよ。」
グリム:「本当か!? なら行く!」
エペル:「出発は……あ、明日なんだけど……。」
グリム:「明日!?」
選択肢:
├ [ ずいぶん急な話だね ]
└ [ 長い休みの期間でもないのに? ]
── 分岐:【ずいぶん急な話だね】 ──
エペル:「そうなんだ。しかも里帰りの話を僕が聞いたのは今朝なんだよ!?」
エペル:「はぁ……おばあちゃん、無茶苦茶なことを言うなあ。」
── 分岐:【長い休みの期間でもないのに?】 ──
エペル:「うん。週末だけ帰省して、すぐに学園に戻らなくちゃいけないんだ。」
エペル:「すごくせわしない里帰りなんだよ。」
────
エペル:「実は今週末に、豊作村で年に1度のお祭りがあって……」
エペル:「それに合わせて帰省するように、家族から頼まれちゃったんだ。」
グリム:「明日でもオレ様はかまわないんだゾ。林檎をたらふく食えるんだったらな!」
エペル:「うん! たくさん食べさせてあげる!」
エペル:「そ、それと……」
エペル:「グリムクン、僕と一緒に『モルン山ケルッカロト』に出場してくれない?」
グリム:「モル……?なんなんだゾ、それ。」
エペル:「『モルン山』は、豊作村から見える、ものすごく大きな山のことなんだ。」
エペル:「『ケルッカロト』っていうのはソリレースのことだよ。」
エペル:「つまり、『モルン山ケルッカロト』は豊作村で行われる、ソリレース大会!」
グリム:「ふーん。ソリレースかあ。」
エペル:「参加者は4人ずつのチームを作って、ゴールまでのタイムを競うんだけど……」
エペル:「学園の友人を連れてくるように、おばあちゃんから頼まれちゃったんだ。」
エペル:「おめもナイトレイブンカレッジでけやぐうってできだんだべ?」
エペル:「賑やがしに、わげもんと連でこいさ。して出はって、レースっと盛り上げでけ。……ってさ。」
エペル:「でもいきなりだから、誰を誘えばいいかわからなくて困ってたんだ。お願い!」
グリム:「ふな……。説明が難しくて、さっぱりわからなかったけど……」
グリム:「めんどくさいから嫌だ!」
グリム:「オレ様、林檎は食いに行くけど、レースは参加しないんだゾ。」
エペル:「だ、だめか……。でもレースには不参加でも、グリムクンが来てくれたら少しは賑やかになる、かな?」
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