【ストーリー】EPISODE 3-11 見覚えがあるような

| EPISODE ◆ 3-11 見覚えがあるような 豊作マーケット! |
登場人物
エペル、ジェイド、イデア、セベク、グリム
テキスト全文
── 豊作村‐レースコース ──
エペル:「みなさん、ソリを止めてください!「ウォー」です!」
「ウォー」!
エペル:「3人とも綺麗に止まった! あっという間に上達しましたね!」
エペル:「加速減速もスムーズですし、コーナーもちゃんと曲がれています。」
エペル:「『ぬいゾリ』に、今日初めて乗ったとは思えません。すごいですよ!」
ジェイド:「エペルくんの教え方が上手だからですよ。」
イデア:「フヒヒ……も、もっと称賛していいよ。拙者、褒められて伸びるタイプですから……!」
セベク:「僕もだ!!」
エペル:「みなさん、もう立派な『マッシャー』ですね。」
セベク:「マッシャー? なんだ、それは?」
ジェイド:「ポテトやゆで卵を潰す器具……のことではなさそうですね。」
エペル:「『ぬいゾリ』を操る人のことです。」
イデア:「パッパパーン!イデアは『マッシャー』の称号を手に入れた!」
エペル:「さて、区切りがいいので一休みしましょう。」
イデア:「流されると我に返ってしまうんですが。」
セベク:「僕はまだまだ練習できる!物事が上手くなるためには、反復練習あるのみだ!」
エペル:「でも長い時間練習を続けると疲労が溜まったり集中が途切れたりして、事故を起こしちゃうよ。」
エペル:「適度に休息した方が脳や体がリフレッシュできるし、結果的には練習効率があがると思う。」
セベク:「む……しかし……やはり時間がもったいない気がする。」
セベク:「僕は時間が許す限り、鍛練を積みたい。」
エペル:「セベククンって、真面目だなあ……。」
エペル:「この辺りでは、ティーブレイクをとっても大事にしているんだ。」
エペル:「甘いデザートを食べながら、紅茶やコーヒーを飲む。そうやって友人や家族との会話を楽しむんだよ。」
ジェイド:「セベクくん。せっかく豊作村に来たのですから慣習に従いましょう。」
セベク:「……わかった。小休止にしよう。」
エペル:「この先にエイドステーションがありますから僕、飲み物を貰ってきますね。」
グリム:「ふな? エイド……なんとかってなんだ?」
セベク:「マラソンや自転車レースなどで水や食べ物を補給する場所のことだな。」
エペル:「そう。前日は僕たちみたいに練習するチームが多いから、軽食を用意してくれているんだ。」
グリム:「わはは! なかなかサービスいいんだゾ!」
エペル:「『ケルッカロト』当日には、おばあちゃんが僕たちに食べ物や飲み物を渡してくれるよ。」
エペル:「おばあちゃん、僕たちのチームを全力でサポートするって言ってたから。」
ジェイド:「ええ。容易に想像できます。」
エペル:「エイドステーションでぬいぐるみのメンテナンスもするし、レースの状況とかも教えてもらえるんだ。」
セベク:「それは助かる!」
エペル:「よかったら、ユウサンやグリムクンも手伝ってくれない?」
グリム:「おう! 任せろ!」
セベク:「ほう。グリムのことだから、面倒がって断るかと思ったぞ。」
グリム:「エイドなんとかに行けば食い物や飲み物があるってことだろ?」
エペル:「あるけど、グリムクンだけの分じゃないからね!」
選択肢:
├ [ もちろん、手伝うよ! ]
└ [ みんなをサポートするね! ]
── 分岐:【もちろん、手伝うよ!】 ──
エペル:「よろしくね。エイドステーションでの、スタッフとのやり取りで、レース展開が変わることも多いんだ。」
セベク:「責任重大だな、ユウ。」
── 分岐:【みんなをサポートするね!】 ──
ジェイド:「では後ほど、上手な他チームの妨害の仕方を」
ジェイド:「教えましょう。」
エペル:「そういうサポートをしたら、運営スタッフに追い出されちゃうからね……!?」
────
エペル:「それじゃあ、行ってきますからちょっと待っててください!」
イデア:「……僕、このままずっと休憩で良いと思うに一票。」
ジェイド:「たしかに。ここまで滑れるようになればもう練習は必要ないかもしれませんね。」
セベク:「軟弱な……僕が本気を出せば、この程度のことは造作もない。」
グリム:「よしよし。これなら、オレ様が出場しなくても大丈夫そうだな。」
セベク:「笑わせるな。グリムが出場するほうがよっぽど不安だ。」
グリム:「なんだと!?」
――ボスッ!
セベク:「痛っ! なにをする、グリム!?」
グリム:「セベクに雪を当ててやったゾ!ざまーみろ!」
セベク:「モンスター風情が……僕に雪玉を当てて、ただで済むと思うなよ!」
――ドカッ!
グリム:「ふなっ!」
ジェイド:「ふふ……雪山を満喫していますね、セベクくん。」
???:「――ボスッ!」
ジェイド:「ブハッ!」
グリム:「わはははは! どうだ、ジェイド!冷たいだろ!」
ジェイド:「……そういえば、僕も前々から雪合戦をやってみたいと思っていたんです。」
ジェイド:「覚悟はいいですね、グリムくん。」
――ドカッ!
グリム:「ふなーーーっ!」
選択肢:
├ [ 謝りなよ、グリム! ]
└ [ えーい! ]
── 分岐:【謝りなよ、グリム!】 ──
グリム:「ワハハハッ! これでもくらえ、ユウ!」
――ボスッ!
── 分岐:【えーい!】 ──
――ドカッ!
グリム:「ふなっ! よくもやったな、ユウ!」
────
イデア:「はぁーやれやれー……せっかくの休憩時間なのに動き回るなんてバカみたい……。」
グリム:「イデアにも当ててやる!」
――ドカッ!
イデア:「ぶひっ!」
グリム:「もう一度セベクにぶつけてやる!」
セベク:「ふっ、さっきは不意を突かれたが、身構えていればこの僕が当たることなどない!」
ボスッ!
???:「うわぁ!」
セベク:「おい! 向こうの小さな人間に雪玉が当たってしまったではないか。」
ジェイド:「おけがはありませんか? あの人たち、酷いことをしますね。」
イデア:「ジェイド氏が急に他人行儀になりましたぞ……。」
???:「みなさん、お気になさらないでください。」
???:「オマエら、なにしやがるんでぃ! オレたちに雪合戦を挑むつもりか!?」
???:「本当!? イェーイ、おもしろそー!」
ボスッ!
グリム:「ふなっ!?」
???:「当たったー! ピース、ピース!」
???:「こらっ、ホップ! グラン! 失礼だよ!」
ジェイド:「……あの方々、なんとなく見覚えがあるような気がしませんか?」
選択肢:
├ [ そうですか? ]
└ [ 覚えてます! ]
── 分岐:【そうですか?】 ──
セベク:「僕も、どこかで見た気がするぞ。」
── 分岐:【覚えてます!】 ──
イデア:「そう? 拙者人の顔とかどうでもいいから。」
────
???:「ひゃぁ〜! そんなにジッと見られたらはっ、はずかしい……。」
エペル:「お待たせしました。紅茶とシナモンロールを持ってきましたよ。」
エペル:「……あっ! キミたちは!?」
エペル:「ロイヤルソードアカデミーの!!!」
なにーーーーーっ!!!???
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