【ストーリー】EPISODE 5-1 懐かしいなぁ

| EPISODE ◆ 5-1 懐かしいなぁ 白熱ケルッカロト! |
登場人物
エペル、ジェイド、グリム、セベク、マルヤ、イデア
テキスト全文
── 豊作村‐ケルッカロト会場 ──
エペル:「いよいよレース本番だ!」
エペル:「緊張するな~。」
ジェイド:「そうですね。」
エペル:「ジェイドサンは……全然緊張しているように見えませんけど。」
グリム:「おい、セベク! さっきからずっと震えてるんだゾ。まだ寒さに慣れないのか?」
セベク:「これは勝負を前にして、気持ちが昂っているからだ!」
マルヤ:「エペル。こっちに来てごらん。」
エペル:「なあに、おばあちゃん?」
マルヤ:「これを着ていきなさいな。」
エペル:「えっ!? これ、おばあちゃんが着ていたケープ!どうしてこれを?」
マルヤ:「子どもの頃、お前はこのケープが好きだったねえ。」
マルヤ:「私が着ている時にいつも嬉しそうに触っていた。」
エペル:「そ、そんなこともあったね。」
エペル:「懐かしいなぁ。」
マルヤ:「このケープは『アップル・ボア』の伝統的な衣装で、私が縫ったものなんだ。」
マルヤ:「これを着て、何度も『ケルッカロト』に出場したものだよ。」
グリム:「エペルのばあちゃん、『マッシャー』だったのか!?」
マルヤ:「えぇえぇ。チームのリーダーだったんですよ。」
マルヤ:「私が若い頃には100組以上のチームが出場していたけれど、負けなしでねえ。」
マルヤ:「ちょっとした有名人だったんですよ。うふふ、お恥ずかしい……。」
マルヤ:「ずっと後になって、私のチームをイメージしたTVアニメができたくらいなんですから。」
イデア:「…………」
イデア:「なっ、なんですとっ!!!???」
イデア:「そのチームって『らぶソリ』ヒロインたちの『麗しき令嬢たちのまどろみ』のことでは!?」
マルヤ:「ええ、そうです。若いのによく知ってるねえ。」
イデア:「つまりエペル氏のおばあちゃんは、チームリーダー『アイちゃん』のモデル!?」
エペル:「ええっ!?ばっちゃが!?」
イデア:「うひょーーーっ!!!拙者の推しキャラですぞーーーー!!!」
イデア:「サインくだされ! この『らぶソリ』ガイドブックに!それとツーショットフォトもお願いしたく!」
マルヤ:「おやおや。なんですか、急に?」
ジェイド:「エペルくんのおばあさんが『ぬいゾリ』アニメのモデルだったんですね。」
イデア:「なんて贅沢なロケ地巡りの旅! 最高すぐる!豊作村に来てよかった!」
マルヤ:「レースで優勝していた時にいつも付けていたこのケープを、エペルに着てほしいと思ってね。」
マルヤ:「ゆうべ、サイズをあわせるために少し裁縫し直したんだ。」
エペル:「そうだったんだ……」
エペル:「嬉しい。ありがとう、ばっちゃ!」
エペル:「うわー、とっても暖かくてポカポカする!」
エペル:「サイズもぴったりだよ!」
エペル:「刺繍されているのは、林檎の実と花だね。」
エペル:「すごく細かくて綺麗……!」
マルヤ:「ああ! とってもよく似合っている。」
マルヤ:「あんなに小さかったエペルが……」
マルヤ:「いつの間にか、こんなに大きくなったんだねえ。」
マルヤ:「……。」
エペル:「ばっちゃ……」
エペル:「もしかして泣いてる?」
マルヤ:「まさか! 雪が反射して、眩しくてね。」
ジェイド:「両肩のブローチは雪の結晶でしょうか。とても美しいケープですね。」
ジェイド:「なにより、エペルくんの顔つきが、先ほどまでよりずっと凜々しく見えます。」
セベク:「レースにかける意気込みが増したのではないか?」
イデア:「キターーーッ! まさに『らぶソリ』でアイちゃんが着ていたケープそのもの!」
選択肢:
├ [ よく似合ってる! ]
└ [ かっこいいよ! ]
── 分岐:【よく似合ってる!】 ──
エペル:「ありがとう! うれしいな。」
── 分岐:【かっこいいよ!】 ──
エペル:「そんな風に言われるとなんか照れるね。」
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マルヤ:「エペルが喜んでくれて、私も嬉しいよ。」
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