【ストーリー】EPISODE 5-5 一口で食べろ!

| EPISODE ◆ 5-5 一口で食べろ! 白熱ケルッカロト! |
登場人物
ドミニク、ティミー、グリム、マルヤ、エペル、セベク、イデア、ジェイド
テキスト全文
── 豊作村‐レースコース ──
ドミニク:「ナイトレイブンカレッジのみなさん、お先に失礼します!」
ティミー:「先頭なんて……は、はずかしいっ!」
グリム:「おい! 『セブン☆ドワーフス』が出発しちまったんだゾ!」
マルヤ:「よし、リスの補修が終わったよ! さっさと出発しな!」
エペル:「よし、ユウサン! 用意しておいた補給食をちょうだい!」
選択肢:
├ [ これだよ! ゴールで待ってる! ]
└ [ はい! ゴール前で応援しますね! ]
── 分岐:【これだよ! ゴールで待ってる!】 ──
エペル:「ありがと! 4人揃ってゴールするからね。」
セベク:「必ずトップで行くぞ! 期待していろ!」
── 分岐:【はい! ゴール前で応援しますね!】 ──
イデア:「……ありがと。」
ジェイド:「声援に応えられるよう、頑張ります。」
────
エペル:「みなさん、急ぎましょう!」
エペル:「ふぅ……。なんとか再出発できましたね。」
エペル:「先に出発した『セブン☆ドワーフス』に早く追いつかなくちゃ。」
エペル:「みなさん、ソリを走らせながら食事をとりましょう。」
セベク:「僕のサンドイッチは、スモークサーモンをバケットで挟んだものだな。」
エペル:「あ、それは燻製じゃないよ。サーモンの塩漬けなんだ。」
エペル:「生のサーモンを塩、砂糖、胡椒、ディルっていうハーブで漬けて何日も熟成させているんだよ。」
エペル:「昔は塩漬けにしたサーモンを、砂浜に埋めて発酵させていたんだって。」
ジェイド:「僕のは、バターソテーしたキノコのサンドイッチです。」
ジェイド:「キノコはアンズダケですね。」
ジェイド:「パンは粗挽きのライ麦を使ったブロード。穀物がたくさん練り込まれていますよ。」
ジェイド:「穀物は、ヒマワリの種、カボチャの種、オーツ、亜麻の実、ゴマ……。」
イデア:「僕のは……生ハムとチーズのサンドイッチだ……。片手で食べられるから効率的だね。」
エペル:「僕の補給食はパンケーキだ!」
ジェイド:「丸じゃなく、四角いパンケーキというのは珍しいですね。」
エペル:「この辺りでは、フライパンじゃなくてオーブンでパンケーキを作るんですよ。」
エペル:「僕の家では、暖炉で焼いていました。プリンみたいにトロトロの食感なんです。」
セベク:「のんびりしている暇はないぞ。みんな、一口で食べろ!」
エペル:「そうだね。いただきまーす!」
エペル:「……ふわぁ。」
ジェイド:「……ふぅ。」
イデア:「……ふあああーーー………。」
セベク:「おい! 大事なレース中にあくびとはなんだ!たるんでいるぞ!」
セベク:「………………」
セベク:「ふわぁ。」
ジェイド:「セベクくんもしましたね、あくび。」
セベク:「う……。」
エペル:「眠くなるのも仕方ないよ。一晩中走ってるんだから。」
エペル:「でも、レースも終盤……もうすぐ夜明けだ!」
ジェイド:「エイドステーションでもらった補給食を食べてから、ずいぶん経ちましたね。」
セベク:「あぁ、腹が減ってきた。」
ジェイド:「まったくです。」
エペル:「我慢してください。ゴールはすぐそこです!」
ジェイド:「まだ、先行した『セブン☆ドワーフス』の姿が見えません。どうしますか?」
エペル:「そろそろ追いつきたいですね。スピードを上げましょう。」
ビューーーーン!
セベク:「エペル、先頭の風よけ役を代わるか?」
エペル:「まだ大丈夫だよ。あと10分くらいしたらお願い。」
セベク:「わかった。」
セベク:「はっ、あれは……!」
セベク:「うおーーーー!!!!」
エペル:「ど、どうしたの、セベククン!?いきなりソリのスピードを上げて!」
エペル:「さっき代わらなくて平気って言ったばかりなのに!?どういうこと!?」
エペル:「……っていうか、僕のソリに突っ込んでくる!?」
セベク:「どけぇっ!!!!!」
ドッカーーーーン!!!
エペル:「うわぁぁぁーーーー!!!」
セベク:「ぐっ……!」
イデア:「ふぁっ!? セ、セベク氏がソリをぶつけてエペル氏を弾き飛ばしましたぞ!?」
エペル:「な、なにするのさ! セベククン!?」
ドスーーーーン!!!
エペル:「うわっ! さっきまでいた場所に木が倒れて来た!」
エペル:「そうか。セベククンはソリをぶつけて、僕を助けてくれたんだ……!」
ジェイド:「冬季の山では、雪の重さで倒木することも珍しくないですからね。」
イデア:「荒っぽい助け方……。」
エペル:「ありがとうセベククン……」
エペル:「あれっ、セベククン!? セベククンはどこ!?」!」
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