【ストーリー】EPISODE 6-56 特別コスメティック!

| EPISODE ◆ 6-56 特別コスメティック! 冥府の番人 |
登場人物
アズール、ジャミル、レオナ、ヴィル、エペル、ルーク
テキスト全文
── S.T.Y.X.研究所‐廊下 ──
アズール:「ふぅ……なんとか倒せましたね。」
ジャミル:「見ろ。このカローンの鎧、中に人間が入っていないぞ。」
レオナ:「コイツら、学園で俺たちを襲ったときと違って、明確に“ただ傷つけるため”に攻撃をしてきた。」
レオナ:「……どうも嫌な予感がしやがるな。」
ヴィル:「悠長に立ち話をしている場合じゃなさそうね。」
ヴィル:「これ以上事態が悪化する前に、イデア(ボス)がいるであろう管制室を目指しましょう。」
ヴィル:「……あ、ちょっとまって。忘れ物しちゃった。」
レオナ:「ああ?」
ヴィル:「スペシャル美容液。これだけは持っていかないと。」
レオナ:「この状況でも肌荒れの心配か? スーパーモデル様は大変だなァ。」
ヴィル:「フッ。なんとでも言いなさい。これはアタシの“お守りコスメ”なの。」
エペル:「ど、どうしたんだろう?急に電気が消えちゃった……。」
選択肢:
├ [ タブレットも電源が入りません ]
└ [ スイッチを押しても、部屋の電気がつかない ]
ルーク:「本部へ連絡できると言われたデバイスも、反応しないね。」
ルーク:「ドアのロックも開かないようだ。」
エペル:「じゃあ、僕たちこの部屋に閉じ込められちゃったってこと?」
ルーク:「!! ……シッ。ドアの外が少し騒がしい。」
ルーク:「……………………。」
ルーク:「ドアの外に聞き耳をたててみたところ、」
ルーク:「どうやらこの島の人間にとってもこの停電は想定外の出来事らしい。」
ルーク:「ここにいるスタッフたちも、みな本部へ向かうようだ。」
エペル:「僕たちは、どうしますか? オルトクンが来てくれるまでここにいたほうがいい……かな。」
ルーク:「ふむ……少し待っていてくれるかい?」
ルーク:「『ほら、私から逃げきってみせて 果てまで届く弓矢(アイ・シー・ユー)』」
ルーク:「…………ヴィルたちが個室から出て、本部の中を移動しはじめている。」
エペル:「え? ヴィルサンたちには会えなかったし、ユニーク魔法はかけられてないはずじゃ……?」
ルーク:「フフ……実はね、ヴィルに差し入れしたスキンケア用品のひとつに、」
ルーク:「私の魔法をかけておいたのさ。」
エペル:「はぇっ!? 人間だげでねぐ、道具さも
目印つけられるってことな!?」
ルーク:「ふふふ。私が狙う獲物は、人間に限らないからね。」
ルーク:「受け渡し前に魔法効果をスキャンされてしまう可能性も高かったが、どうやら免れたらしい。」
ルーク:「『果てまで届く弓矢』(アイ・シー・ユー)の目印(マーカー)は、毒性も攻撃性も帯びていない。」
ルーク:「一見なんの効力も、意味も持たない魔法に見えるはずさ。」
ルーク:「コスメに“おまじない”程度の魔法が込められているのはよくあることだからね。」
ルーク:「魔法士のコスメプランナーがプロデュースした、魔法が込められたネイルポリッシュ専門店もある。」
ルーク:「イデアくんとオルトくんは、私のユニーク魔法(おまじない)をそれらと同類とみなし、見逃してくれたんだろう。」
エペル:「すごい!」
エペル:「けど、やっぱおっかねえ魔法だな……。」
エペル:「ルークサンに目印をつけられたヒト、自分ではほとんど気付けないんじゃない……かな?」
ルーク:「最新の技術を備えた『嘆きの島』での予期せぬ停電、」
ルーク:「全ての検査を終了し学園に戻るのを待つばかりだったはずのヴィルの移動……。」
ルーク:「もしかすると、本部内でなにかトラブルがあったのかもしれない。」
選択肢:
├ [ グリム、大丈夫かな…… ]
└ [ (なんだか嫌な予感がする) ]
ルーク:「オルトくんがこの施設は『S.T.Y.X.』所員の研修施設だと言っていた。ということは…………」
コンコン、
コンコン
エペル:「ルークサン? なんでドアの周りをあちこち調べてるんですか?」
ガチャガチャ、
ガコッ!
ルーク:「あったぞ! 非常用のドアコックだ。これを引けば……っと!」
プシュッー……
エペル:「すごい! ドアがあいた!」
ルーク:「研修施設は行動を制限すべき被検体を収容する施設ではないはずだろう?」
ルーク:「つまり、万が一のときは内側から開けられるんじゃないかと踏んだんだが……どうやら当たったようだね。」
ルーク:「とにかく、私たちも本部へ向かってみよう。」
ルーク:「なにもないならそれに越したことはないが、どうも胸騒ぎがする。」
ルーク:「エペルくん、ユウくん、私の後ろをはぐれずついておいで。」
エペル:「はい!」
── 嘆きの島‐S.T.Y.X.本部入り口 ──
エペル:「うだで……ちけぐで見れば、
ますますでっただ建物だなぁ。」
ルーク:「誰かに見咎められることもなく、拍子抜けするほどすんなり辿り着けてしまったが……。」
ルーク:「建物の中に入るには、どうしたらいいだろう。」
???:「だ、誰か~~~!! 誰か助けてくれ~~~!!」
エペル・ルーク:「!?」
エペル:「島の人が黒い鎧に襲われてる! 仲間同士じゃねぇのか!?」
ルーク:「わからない。とにかく助けよう!」
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