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【ストーリー】EPISODE 6-78 再会パートナー!

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最終更新者: novira

EPISODE ◆ 6-78

終焉ゲーム!
冥府の番人

登場人物

ヴィル、アズール、リドル、ルーク、グリム、エペル、イデア、S.T.Y.X.所員B、S.T.Y.X.所員C、S.T.Y.X.所員A、レオナ、ジャミル


テキスト全文

── S.T.Y.X.タルタロス‐非常階段 ──


ヴィル:「大げさね……少しよろけただけじゃない。足の筋肉が痩せたのか、ブーツがゆるいのよ。」

アズール:「姿が変わるほど魔力も体力も消耗したんです。安静にして、一刻も早く魔法医術士の診断をうけるべきだ。」

リドル:「……それはキミも同じことだろう、アズール。」

アズール:「おや、リドルさん。ようやくお目覚めですか?」

リドル:「ああ……まだ頭がくらくらするけれど。」

リドル:「キミたちの前であんな無様を晒すとは……情けない。」

ヴィル:「そういえば、グリムの意識は戻ったの?」


選択肢:

├ [ 息をしてないんです! ]

└ [ どんどん身体が冷たく……どうしたら…… ]


ヴィル:「グリムはアタシたちより長い時間『冥府』に取り込まれていた。」

ヴィル:「より深刻な状態になっていてもおかしくないわ。」

ルーク:「むっ……私に見せてもらえるかな。」

ルーク:「自発呼吸はないが、心臓は止まっていない。」

ルーク:「ん? これは……」

ルーク:「喉のあたりになにか硬いものが詰まっている!」

ルーク:「ユウくん! グリムくんをうつ伏せに抱え、頭を胸よりも低くしてくれ。」

ルーク:「背中を強く叩いて!」

ルーク:「遠慮はいらない、吐き出すまでやるんだ!」

ルーク:「大きな声で彼を呼んで!」


選択肢:

├ [ グリム!!!!! ]

└ [ お願い、起きて!!!! ]


グリム:「………………」

グリム:「ッ、カッ、カハッ!オエッ!!」

エペル:「!! 詰まってたものを吐き出した!」

グリム:「ゴホッ、ゴホッ! カハッ!」

ルーク:「よくやったねユウくん!」

ルーク:「グリムくん、しっかり息を吸って!」

グリム:「ハヒッ、ハッ……ゲホッ、うう……」

エペル:「やった、目を覚ました!」

グリム:「ユウ……、ユウ……」

グリム:「オレ様……ダメな親分だ……」


選択肢:

├ [ グリムが無事ならいいんだよ ]

└ [ 一緒にオンボロ寮に帰ろう ]


グリム:「ユウ……」

グリム:「……こないだ、引っ掻いてゴメンな……」

グリム:「ゴメンな、ユウ……うう……」

グリム:「オレ様、学園に……オンボロ寮に帰れるのか……?」

エペル:「当然だろ。グリムとユウはふたりでひとりの生徒なんだから。」

エペル:「エースクンとデュースクンも、きっと待ってるよ。」

グリム:「ふ……」

グリム:「ふ、ふな゛ぁ~~~~……!」

ヴィル:「まったく。こんな状況でも拾い食いをしてノドに物を詰まらせていたなんて。」

ヴィル:「本当に食い意地が張ったモンスターだこと。」

ルーク:「グリムくんはもう大丈夫だろう。」

ルーク:「あとはヴィルを元に戻す方法だけれど……。」

イデア:「シ、システムがほぼ壊滅状態で、ここじゃヴィル氏たちの治療を満足に行えない。」

イデア:「『賢者の島』は、世界的に見ても魔法医療の設備が充実してる。」

イデア:「ヴィル氏たちのカルテも揃ってるはずだから……」

イデア:「一旦みんなを学園まで輸送しよう。」

S.T.Y.X.所員B:「外部との通信は、先ほど復旧しました。魔導航空機の発進準備を急ぎます。」

イデア:「──レ、『レテの河』は?」

S.T.Y.X.所員C:「まだ全体のクラッシュレポートを把握しきれていませんが……」

S.T.Y.X.所員C:「『レテの河』の構成プログラムは“ORTHO(オルト)”にデリートされました。」

S.T.Y.X.所員C:「ターミネーションモードのカローンを操り、装置のハードからソフトまで徹底的に破壊した模様です。」

イデア:「オルトが……?」

S.T.Y.X.所員C:「リカバリーにかかる所要時間は、現時点では計測不能となっています。」

イデア:「……『レテの河』は『神々の時代』に造られたプロトタイプに改良を加え続けてきたものだ。」

イデア:「修復にどれだけかかるか……そもそも装置を元通り修復できるのかもわからない。」

イデア:「…………いや、今はヴィル氏たちの処置が優先だ。」

イデア:「今後の対応は、父さんと母さんに委ねるしかないな。」

S.T.Y.X.所員A:「魔導航空機、第1ドックにて即時離陸可能な機体が確認されました。」

S.T.Y.X.所員A:「ナイトレイブンカレッジのみなさんは、搭乗準備を。」

S.T.Y.X.所員A:「『チャリオット』にて搭乗口まで輸送します。」

イデア:「あ、じ……じゃあ、みんなコレに乗って……クダサイ。」

ヴィル:「…………やっと、帰れるのね。」

ルーク:「ああ。みんなで一緒に学園に戻ろう。」

エペル:「そうですね。早く行きましょう!」

レオナ:「おい、まさかまたエコノミークラス以下の輸送機に詰め込むつもりじゃないだろうな?」

ジャミル:「もう貨物機でもなんでもいい……さっさと寮に戻って、自分のベッドで眠りたい。」

アズール:「同意です。」

アズール:「これだけ消耗させられたのに、1マドルにもならないだなんて。悪夢のような一夜でした。」

リドル:「でも、悪い夢はもう終わった。」

リドル:「さあ、ユウとグリムも『チャリオット』へ。」


選択肢:

├ [ 帰ろう、グリム ]

└ [ (誰も欠けずに学園に戻れそうでよかった) ]


グリム:「ふなーっ! オンボロ寮の親分のご帰還なんだゾ。」

ヴィル:「それじゃあ……イデア。」

ヴィル:「また学園で。」

イデア:「……え?」

イデア:「あ、えっと……みんなの記憶もそのままだし……」

レオナ:「あ? 記憶?」

イデア:「あっ。いや、な、なんでもない。」

イデア:「せ、拙者もSSR[前代未聞の問題児]の仲間入りをしちゃったわけで……」

イデア:「この後は今回の事件の首謀者として、たぶん世界中から責任を追求されると思うし……」

イデア:「その覚悟も、できてますし……。」

イデア:「だからもう学園には戻れないと思うよ……。」


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