【ストーリー】EPISODE 6-87 超絶プレイ!

| EPISODE ◆ 6-87 超絶プレイ! 冥府の番人 |
登場人物
デュース、イデア、グリム、エペル、ヴィル、エース、オルト、ルーク、ジャミル、カリム
テキスト全文
── オンボロ寮‐談話室 ──
デュース:「すげえ! あんなに大量にビームが飛んできてるのに、どうやって避けてるんですか!?」
イデア:「ビ、ビームの色によって飛んでくるタイミングとか数が決まってるから、」
イデア:「パターン覚えれば攻略は簡単なんで……。」
グリム:「ふなぁ~~! 見てるだけで目が回るんだゾ~~。」
エペル:「イデアサン、すげえ指さばき。」
ヴィル:「本当ね。まるで指が2倍に増えたみたい。」
エース:「流石にこれは真似できねーわ……。」
オルト:「『スター・ローグ』は基本プレイヤーが2人までだし……」
オルト:「これが終わったらみんなで『ヒドラの逆襲』に入ってるレースゲームをやろうよ。」
オルト:「あっちは最大6人まで同時プレイできるからさ。」
ルーク:「なら、今のうちに対戦表でも作っておこうか?」
オルト:「いいね!」
オルト:「でも兄さんにはコントローラー逆持ち縛りとかさせたほうがいいよ。すごく強いから。」
イデア:「オルト、さりげなく自分だけハンデ回避しようとするのやめてくださらんか?」
イデア:「オルトこそ、アイテム使用禁止縛りくらいはしてくれないと。」
グリム:「戦の前には腹ごしらえしときたいんだゾ。」
エース:「そーね。ユウ~。買ってきたお菓子開けていい?」
デュース:「持ってきたタルトも切り分けるか。」
デュース:「人数分にうまく切れるかな……。」
ジャミル:「切り分けるのは俺がやろう。かわりにお茶の用意を頼む。」
カリム:「ジャミル、オレもなんか手伝うぜ!」
ジャミル:「お前は座って……いや。」
ジャミル:「じゃあ、人数分の皿とフォークを出してくれ。」
カリム:「おう! 任せろ!」
エペル:「そうだ、僕も林檎ジュース持ってきてるよ。」
エペル:「お茶じゃなくてジュースがいい人いる~?」
ヴィル:「アタシ、林檎ジュース。」
オルト:「……兄さん。」
イデア:「ん?」
オルト:「こないだは実家に友だちを呼んでゲームをしたけど……」
オルト:「今日は“友だちの家に遊びに行って、一緒にゲームする”体験ができたね。」
イデア:「は、はぁ!? 何言ってんのオルト。これは……そういうのじゃないでしょ。」
オルト:「そう? 僕らが知人の所有地内に移動した……という点では、“そういうの”じゃない?」
イデア:「全然違う。楽園と……公園くらい違う。」
イデア:「そもそも、ここにいる全員友だちなんかじゃないし。オンボロ寮はユウ氏の家じゃないだろ。」
イデア:「土地と建物の権利を有するのは学園であり、よってここは友だちの家じゃない。■(証明終了)。」
オルト:「またそういう屁理屈言って……。」
オルト:「いいよ、じゃあ僕と兄さんどっちが正しいかレースゲームの結果で決めよう。」
イデア:「ほぉ~、拙者に向かってそんな生意気な口ききます? いいでしょう、兄の威厳見せてやりますわ。」
オルト:「兄さんこそ、そんなこと言っていいの?みんなの前で恥かいても知らないよ。」
ルーク:「では、最初に対戦する6名を発表するよ。」
ルーク:「イデアくん、オルトくん、エペルくん、エースくん、デュースくん、グリムくんだ。」
オルト:「みんなコントローラーはもった?」
オルト:「よーい、スタート!」
ヴィル:「……まさか『冥府』から引き上げたグリムが喉に詰まらせてたものが、」
ヴィル:「オルトのメモリーカードだったなんて。」
ヴィル:「そんな奇跡みたいな話、本当にあるのね。」
ルーク:「それに関しては、奇跡じゃないかもしれないよ。」
ヴィル:「どういうこと?」
ルーク:「死者の国の王は、非常に勤勉というだろう?」
ルーク:「きっと生者の魂は死者の国には招けないと、門前払いされたのさ。」
ヴィル:「生者の魂って……メモリーカードが?」
ルーク:「オルトくんのメモリーカードは、ただの部品じゃない。まさに魂そのものだ。」
ルーク:「彼は……いや、“彼ら”は自らの意思で、兄の背を地の底から天上へ押し上げようとした。」
ルーク:「その想いを、愛を、魂と呼ばずしてなんと呼ぼう。」
ヴィル:「ふっ……たしかにそうね。アンタの言うとおりだわ。」
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