【ストーリー】EPISODE 7-101 現状ブリーフィング!

| EPISODE ◆ 7-101 現状ブリーフィング! 深淵の支配者 |
登場人物
セベク、イデア、シルバー、グリム、オルト
テキスト全文
── イグニハイド寮 ──
セベク:「な、なんだ貴様は? 一体どういうことだ!?僕たちは夢から醒めたのか?」
イデア:「残念ながら、まだ夢の中だよ。」
イデア:「夢っていうか、マレウス氏が作り出した魔法領域の中ってほうが正しいけど。」
イデア:「君がイカつい甲冑を着てるのがその証拠。」
イデア:「残念だけど、その鎧は『現実』には持って帰れない。ソレは『物質』じゃなく『情報』だから。」
シルバー:「ま、待ってくれ。あなたはなぜここが“マレウス様が作り出した魔法領域の中”だと認識している?」
シルバー:「眠る前のことを、すでに思い出したというのか?」
イデア:「思い出したっていうと語弊があるけど、情報としては把握してる。」
選択肢:
├ [ 情報としては把握してるって? ]
└ [ 一体どういうことですか? ]
イデア:「ちょ、ちょっとタイム。説明は後でちゃんとするから。その前に、えーと……」
イデア:「ディアソムニアの2人は、僕とほとんど話したことないよね?」
イデア:「ぼ、僕はイデア・シュラウド。一応、イグニハイドの寮長やってマス。」
セベク:「……そうか! どうりでどこかで見た顔だと思っていた。貴様、イグニハイド寮の寮長か!」
セベク:「入学式のときは板状の姿だったし、こんなにしっかりと姿を見るのは初めてな気がするぞ。」
イデア:「あ、ああ~……ハイ。『現実』では君らの入学式、リモートで出たからね……。」
セベク:「僕はディアソムニア寮所属、1年D組33番セベク・ジグボルト!!」
セベク:「こっちのボーっとした男はシルバー。同寮の2年生だ!!」
イデア:「ぅひぃッ! こ、声デカ……鼓膜が破れるかと思いましたわ。」
イデア:「マレウス氏たち、日常的にこの声量を至近距離で浴びててよく耳が無事ですな……。」
シルバー:「すまない、イデア先輩。後で気をつけるように言っておく。」
シルバー:「ここは夢の中だから、実際に鼓膜が破れるようなことはないと思うが……」
シルバー:「はっ!」
シルバー:「みんな、周囲を警戒するんだ!」
シルバー:「イデア先輩、グリム、ユウ!俺とセベクの後ろへ!」
イデア:「えっ、急に何?」
イデア:「ぐえっ! 痛い、痛い!硬い筋肉と甲冑に挟まれて痛い!」
グリム:「ふなっ? 急にどうしたってんだ、シルバー。」
シルバー:「イデア先輩が夢から醒めているということは、より深い眠りに落とそうと『闇』が襲ってくるはず。」
グリム:「あ! そういやそうなんだゾ。それどころか……」
グリム:「「お前、醒めているな」とかいってマレウスのヤツが現れるかも……!」
セベク:「『闇』ならまだしも、リリア様なしにマレウス様に勝てるかどうか……」
セベク:「いや、とうに覚悟はできている!」
セベク:「『闇』」
セベク:「であろうと、マレウス様であろうと……必ず退けてみせるぞ!!!」
イデア:「もがっ……ちょ、圧迫やば……い、息ができな……!」
???:「盛り上がってるところに水をさすようなんだけど……」
???:「マレウス・ドラコニアさんや黒いモヤについては、しばらくのあいだ大丈夫なはずだよ。」
???:「今はかなりの“リソース”をリリア・ヴァンルージュさんを眠らせることに割いてる状態だと思うから。」
グリム:「オルトの声だ! 夢の回廊に取り残されちまったかと思って慌てちまったじゃねーか。」
グリム:「オメー、どこにいるんだ?」
オルト:「ふふ、心配かけてごめんね。」
オルト:「僕、兄さんの夢の中でいつも通りの姿でいると重大なエラーが発生しちゃうんだ。」
オルト:「だから今はモニター映像で失礼するよ。それから……」
オルト:「みんな、兄さんの顔が酸欠で青くなってきてるからちょっと離れてあげてくれる?」
シルバー:「あ! す、すまない!」
イデア:「ブハーーーーーーーーーーーーーッ!!」
イデア:「あ、危うく冥府に旅立つところだった……た、助かりましたぞオルト……。」
セベク:「おい、貴様ら。マレウス様がリリア様に“リソース”を割いているというのはどういう意味だ?」
イデア:「ああ、はいはい……その話ね。オルト、まとめて説明よろ。」
オルト:「了解、兄さん。」
オルト:「まず最初に、どうして僕と兄さんがここを「夢の中だ」と認識できているか、だけど……」
オルト:「賢者の島はリリアさんのお別れ会をした日に、マレウスさんの魔法によって眠らされた……」
オルト:「……いや、時空ごと凍結された。」
オルト:「でも僕はギアからデータだけになって抜け出し、通信衛星経由で島の外に脱出することに成功したんだ。」
通信衛星経由!?
グリム:「オメーそんなことまでできちまうのか?」
オルト:「ふふふ。僕の“個性”が役に立ったってわけ。」
オルト:「僕は魔法士じゃないからユニーク魔法は習得できないけど……」
オルト:「自分の意識と魂を電波に乗せて通信衛星経由で別ユニットに移すなんて、」
オルト:「僕にしかできないことでしょう?」
セベク:「悔しいが……人間の機械文明というのは凄まじいな。」
シルバー:「ああ。どれだけ鍛錬を積んでも、オルトの使った技は俺たちには習得できない。」
シルバー:「まさにオルトだけの“個性”だな。」
オルト:「えへへ! もっと褒めていいよ……」
オルト:「と言いたいとこだけど、話を進めるね。」
オルト:「通信衛星を経由して『S.T.Y.X.』にたどり着いた僕は、新しいギアを手に入れたんだ。」
セベク:「『S.T.Y.X.』……リリア様が教えてくださった嘆きの島の番人たちの組織のことだな。」
オルト:「うん。そして僕は、彼らのサポートを得て、この島への突入作戦を決行することになった。」
オルト:「マレウスさんのユニーク魔法……『祝福』(フェイ・オブ・マレフィセンス)を解析するためにね。」
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