【ストーリー】EPISODE 7-111 捕捉ターゲット!

| EPISODE ◆ 7-111 捕捉ターゲット! 深淵の支配者 |
登場人物
オルト、オルト?、イデア、マレウス
テキスト全文
── イグニハイド寮‐イデアの部屋 ──
オルト:「まさか……兄さん、その黒いドロドロが『オルト』に見えてるの?」
オルト:「いけない! 早くその場を離れて!そのドロドロに捕まっちゃダメだ!」
オルト?:「何も考えなくていいよ。兄ちゃんはゲームのやり過ぎで疲れてるだけ……少し眠って。」
イデア:「う……うう……。」
オルト:「くっ、僕の声が届いてない。」
オルト:「だめだ、兄さん!」
オルト:「兄さーーーーん!」
── 中庭 ──
イデア:「――はっ。」
イデア:「……あれ、僕……なんで式典服(こんなふく)着て、中庭にいるんだ?」
???:「そこにいるのはシュラウドか?」
イデア:「ファッ!?」
マレウス:「やはりシュラウドか。……どうした?幽霊でも見たような顔をして。」
イデア:「マ、マレウス氏……なんでここに。」
マレウス:「なぜって……もうすぐ入学式が始まる時間だからだが?」
イデア:「に、入学式?」
マレウス:「……ふふ、寝ぼけているようだな。まるでうちの寮のシルバーのようだ。」
イデア:「ん? 待って。入学式って、もう何ヶ月も前に終わってるような……。」
マレウス:「何を言っている? 今日はお前が寮長になって初めての入学式の日だろう。」
イデア:「そ、そう……だったっけ?」
マレウス:「おかしな奴だ。さあ、共に鏡の間へ行こう。3年生の寮長が揃って遅刻では、示しがつかないからな。」
イデア:「なんか、すごく大事なことを忘れてる気がするんだけど……。」
イデア:「……ま、いっか。」
マレウス・イデア:「!?」
イデア:「ひ、光の玉が空の上から……何アレ、隕石!?」
イデア:「な、な、なんか、こっちに向かってきてません!?ねぇ!」
マレウス:「……なんだ、あれは?」
マレウス:「あんなもの、僕は“知らない”ぞ。」
イデア:「ななな、なに落ち着いてんの!? 逃げないと!」
イデア:「あんなん衝突したら、いくらマレウス氏でも一発でジ・エンドでしょ!」
イデア:「あっ、あっ、もうだめだぁ! ま、魔法障壁……」
イデア:「うわああああぁ!!」
イデア:「『有事の際は全デバイスのデータを自動的に完全消去するプログラム』がちゃんと作動しますように……!」
イデア:「………………。」
イデア:「…………アレッ?」
イデア:「僕、生きてる……?」
???:「霊素シグナル・トラッキング成功。ターゲットを捕捉しました。」
オルト:「お待たせ、兄さん。迎えに来たよ!」
イデア:「えぇっ!? だ、誰!?」
イデア:「あっ! そのエンブレムは『S.T.Y.X.』の……まさか、母さんが作った新型パワードスーツ?」
イデア:「でも、「兄さん」って……?」
オルト:「説明は後だ。下がってて、兄さん。」
オルト:「怖いヒトがこっちを睨んでるからね。」
マレウス:「どういうことだ、小さいシュラウド。」
マレウス:「貴様はこの夢の中には存在し得ないはず。どうやってここに入り込んだ?」
オルト:「あはは! あなたが言ったんじゃないか、マレウス・ドラコニアさん。」
オルト:「実体の無い“電子情報(データ)”である僕は、ゴーストみたいだって。」
オルト:「ゴーストが次元や空間をすり抜けるのに理由がいる?」
マレウス:「ふっ……ハハハ!」
マレウス:「この僕を2度も驚かせたことは、褒めてやろう。」
マレウス:「だが、1度ならず2度までも無断で僕の城へ足を踏み入れるとは……」
マレウス:「無礼がすぎるぞ。機械人形!」
マレウス:「立ち去るがいい、愚か者め!」
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