【ストーリー】EPISODE 7-245 夢路ムーブメント!

| EPISODE ◆ 7-245 夢路ムーブメント! 深淵の支配者 |
登場人物
オルト、ケイト、セベク、レオナ、デュース、シルバー、グリム、イデア
テキスト全文
── 夢の回廊 ──
オルト:「……ってことで、みんな具合は大丈夫?特に初・夢渡りのケイト・ダイヤモンドさん。」
ケイト:「オレ? 移動中の景色がマジでエモすぎて、ずっと動画回してたよ~。」
ケイト:「迫力あるスカイダイビングの動画みたい。」
ケイト:「マジカメにアップしたらバズり間違いなしだと思わない?」
ケイト:「ま、投稿しても今はオレしか見られないんだけどね~。」
オルト:「ケイトさん、撮影までしてたの?酔ってないっていうのは嘘じゃないみたいだね。」
ケイト:「ぜーんぜん余裕♪」
ケイト:「あ、でもこの動画……」
ケイト:「風の音とグリちゃんの悲鳴が大音量すぎるから、アップするときは別の音楽で上書きしなきゃ……」
ケイト:「……ん?」
ケイト:「え……待って?」
ケイト:「よく見たらここの景色も、めーっちゃ綺麗じゃん!?」
ケイト:「透き通った青い海、」
ケイト:「サラサラの白い砂浜!映え~!」
セベク:「この暑さ、まるでラギー先輩やレオナ先輩の夢の中のようだ。」
セベク:「エース・トラッポラは夕焼けの草原出身か?」
レオナ:「いや。砂の質や湿気、植物の種類を見るに……」
レオナ:「ここは俺が知る夕焼けの草原からは程遠い。別の国である可能性が高いと思うが。」
デュース:「エースは僕と同じで、薔薇の王国出身のはずだ。」
デュース:「南側にある僕の故郷より、かなり首都に近いところだって言ってたような……。」
レオナ:「薔薇の王国の首都は内陸部にあり、大きな運河はあるが海には面していない。」
レオナ:「目の前にあるのは巨大な湖か川の可能性も考えたが」
レオナ:「……この潮の匂いは、間違いなく海だな。」
シルバー:「ということは、故郷の夢を見ているわけではなさそうだ。」
── 南国リゾート‐浜辺 ──
グリム:「ちゃらんぽらんなエースのことだし、1年中夏休み! 遊びまくり!」
グリム:「みてーな夢な気がするんだゾ。」
ケイト:「ありそ~。だってここ、完璧に南国のリゾート風だもんね。」
ケイト:「はぁ~、吹き抜ける潮風がちょー気持ちいい!こんなときでもなければ、波乗りしたいなぁ。」
ケイト:「波の高さもいいカンジだし、絶好のサーフィンスポットじゃん?」
デュース:「ダイヤモンド先輩、スケボーだけじゃなくサーフィンもやるんですか?」
ケイト:「うん、やるよ!」
ケイト:「輝石の国の中でも、年中気温が高い南のほうの海岸沿いに何年か住んでたこともあるから。」
ケイト:「海ではサーフィン、街ではスケボ、山ではスノボ!」
ケイト:「横乗り系のボードスポーツはだいたい好き。」
イデア:「で……出てくる単語が全て、拙者には無縁の陽キャ系アクティビティすぎる……。」
オルト:「そう? 兄さんもカローン班が乗ってる『バルカ』を見様見真似で自分で作って」
オルト:「嘆きの島の居住区を爆走したことあるじゃない。」
オルト:「“板に乗って楽しむ”という点においてはケイトさんと同じじゃないかな?」
イデア:「ぜ、全然違う。拙者のは、ホームセンターの屋内を買い物用カートに乗って」
イデア:「爆走する的な願望を叶えたやつなんで……。」
ケイト:「へー、リドルくんたちを攫ったやつらが乗ってた空飛ぶスケボーみたいなの、」
ケイト:「『バルカ』っていうんだ。」
ケイト:「あれ、空中をサーフィンしてるみたいで気持ち良さそーだよね! 今度乗せてよ、イデアくん。」
イデア:「ヒッ……にこやかに「リドル氏たちを攫った」という単語を混ぜてくるの怖……脅しか?」
イデア:「バ、バ、『バルカ』は箒の飛行免許の他に、特殊魔導車免許もいる特別な乗り物なんで……。」
イデア:「か、貸したりするのはちょっと無理です……ハイ……。」
ケイト:「そーなんだ。ちぇー、がっかり。」
レオナ:「おい、テメェら。無駄なことをくっちゃべってねぇで、さっさと夢の主を捜せよ。」
シルバー:「そうだな。む……砂浜にいくつか足跡が残っている。」
シルバー:「大きさ、深さからして、この足跡の主は俺とそう変わらない体格だろう。」
デュース:「なら、エースのかもしれない。足跡を追ってみましょう。」
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