【ストーリー】EPISODE 2-24 喝采サイレント!

| - 喝采サイレント! 荒野の反逆者 |
登場人物
ラギー、レオナ、サバナクロー寮生たち、リドル、ジャック、サバナクロー寮生D、サバナクロー寮生E、エース、デュース、小柄な男、長身の男、銀髪の男、ケイト、リリア、セベク
テキスト全文
── サバナクロー寮‐マジフト場 ──
ラギー:「はー……はー……レオナさん、やりましたよ!中継見てたッスか?」
レオナ:「ああ、上出来だラギー。あばよマレウス。今年の王の座は俺がもらう。」
ラギー:「へへ、王様バンザイ! シシシッ!」
サバナクロー寮生たち:「王様バンザーイ! ヒューッ!!」
リドル:「話は聞かせてもらったよ。」
ラギー・レオナ:「!?」
レオナ:「これはこれは、ハーツラビュルのみなさんがお揃いで。それにそこにいるのはウチの1年坊じゃないか。」
レオナ:「ハーツラビュルに転寮したのか?」
ジャック:「俺はただ、今のあんたたちと肩を並べたくねぇだけだ。」
レオナ:「この裏切りもんが!」
リドル:「伝統ある試合を汚す行為。」
リドル:「“厳格”をモットーとするハーツラビュル寮の寮長として、見逃すわけにはいかない。」
レオナ:「あのなぁ、お坊ちゃんがた。正義のヒーローごっこはよそでやってくれないか?」
ラギー:「わざわざ敵のまっただ中に少人数で乗り込んでくるなんて、酔っちゃってるッスねぇ~!」
サバナクロー寮生D:「レオナさん、やっちまいますか?」
レオナ:「フン。軽く遊んでやれ。」
── サバナクロー寮‐マジフト場 ──
リドル:「『[首をはねろ(オフ・ウィズ・ユアヘッド)!』」
サバナクロー寮生D:「ぐっ……つ、強ぇえ……」
サバナクロー寮生E:「寮長クラス、ハンパねぇ……」
リドル:「ふん。口ほどにもない。エース、デュース。まだやれるね?」
エース:「全然、ヨユー。」
デュース:「もちろんです!」
レオナ:「チッ……やっぱりコイツらじゃリドルの相手は無理か。」
ラギー:「シシシッ! でも、こんなことしたってどうせディアソムニアのヤツらはもう手遅れッス!」
小柄な男:「ほほう? それは興味深い話じゃ。」
長身の男:「誰が手遅れだと?」
銀髪の男:「このとおり、俺たちディアソムニア寮の選手には怪我1つない。そいつらのお陰でな。」
ラギー:「えっ!? あれっ!?お前らはさっき、群衆に飲み込まれたはず……」
ケイト:「ざーんねん!」
ケイト:「あれはオレのユニーク魔法『[舞い散る手札:スプリット・カード]』で増えて変装したオレくんたちでした!」
レオナ:「なんだと?」
ケイト:「オレ、ディアソムニアの寮服ちょっと憧れてたんだよね~。着られてラッキーみたいな♪」
ケイト:「後でマジカメにあげよっと。」
リリア:「なんじゃ。そういうことならわしの寮服も貸してやったのに。」
ケイト:「うーん、リリアちゃんのはオレにはちょっとキッツいかなぁ……」
レオナ:「オイ、この茶番はどういうことだ?」
リリア:「リドルから話を聞いてな。ひと芝居打たせてもらった。」
ラギー:「じゃ、じゃあ……マレウスは?」
セベク:「もちろんご健在だ!」
セベク:「先ほどの群衆の混乱も、全ての人間をコロシアムまで安全に魔法で誘導して下さった。感謝しろ!」
ラギー:「そ、そんなのアリッスか!?」
レオナ:「………………………………あー、もういい。」
ラギー:「えっ?」
レオナ:「やめだ。やめ。」
ラギー:「ちょ、レオナさん?それってどういう……」
レオナ:「バーカ。マレウスが五体満足で試合に出るなら俺たちに勝ち目があるわけねぇだろうが。」
レオナ:「そんな試合に出たって意味ねぇよ。俺は降りる。」
ラギー:「そ、そんな!」
ラギー:「マレウスはともかく、他寮の有力選手はみんな潰してきたじゃないッスか。」
ラギー:「なのに、レオナさんが出ないなんて3位にだってなれるかどうか……」
ラギー:「オレたちの夢はどうなるんスか?」
レオナ:「どれだけ世界が注目していようが所詮は学生のお遊びだ。」
レオナ:「お前らが目ぇキラキラさせて夢語ってんのが可笑しくて、少し付き合ってやっただけだろ。」
ラギー:「なんで……? オレたちで、世界をひっくり返すんじゃなかったんスか!?」
レオナ:「キャンキャンうるせぇな……じゃあ本当のことを教えてやるよ。」
レオナ:「お前はゴミ溜め育ちのハイエナで俺は永遠に王になれない嫌われ者の第二王子!」
レオナ:「なにをしようが、それが覆ることは絶対にねぇ!」
ラギー:「ふ……ふざけんなよ! なんだよそれ!ここまできて諦めるなんて……」
サバナクロー寮生D:「そりゃあんまりだ、レオナさん!」
サバナクロー寮生E:「ブン殴ってでも試合に出てもらうぜ!」
レオナ:「あぁ……面倒くせぇ。黙れよ雑魚ども!」
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