【ストーリー】EPISODE 4-15 急転タイラント!

| - 急転タイラント! 熱砂の策謀家 |
登場人物
グリム、カリム、ジャミル、スカラビア寮生たち
テキスト全文
── スカラビア寮‐談話室 ──
グリム:「はぐはぐ! もぐもぐ!」
グリム:「くっ……こんな囚人生活からは一刻も早く逃げ出したいのに」
グリム:「悔しいことにメシだけはメチャクチャ美味いんだゾ!!」
カリム:「しゅうじんせいかつ? よくわからないけど気に入ったなら良かったぜ。たくさん食えよな!」
カリム:「グリム、今日は牛乳の青カビチーズがあるぜ。たっぷりクラッカーに乗せて食えよ。」
グリム:「えっ。クラッカーはもういいんだゾ……。」
カリム:「なんだよ、遠慮すんなって。あっはっは!」
グリム:「むががっもがっ! ほががっ!」
ジャミル:「カリム。そう次々と食い物を口に詰め込むんじゃない。グリムが窒息するだろ。」
カリム:「おっと、ゆっくり食っていいんだぜ。まだまだあるんだから。」
グリム:「もぐもぐ……ごっくん。」
グリム:「うぅ、そういう問題じゃねぇんだゾ~~……。」
カリム:「今日は昨日食えなかったアイスクリームをデザートに用意してあるぞ。」
カリム:「たくさん種類を並べて、でかいスプーンで好きなだけザクザクすくって食べるのがカリム流だ。」
グリム:「スプーンでザクザク……?」
カリム:「そうそう。いくら腹一杯でも、デザートは別腹だろ?今持ってきてやるから待ってろよ。」
ジャミル:「! カリム、待て。俺が用意してくるから、お前は座ってろ。」
カリム:「いいって。アイスの用意なんか、冷蔵庫から出してくるだけだろ?」
ジャミル:「馬鹿。主人に給仕させる従者がどこにいるんだ。」
ジャミル:「お前はもう少しアジーム家の後継としての自覚を持ってくれ。」
ジャミル:「お前にそんなことさせたと知れたら俺が父さんたちに怒られる。」
カリム:「ジャミルは本当に真面目だなあ。いいじゃないか。今は同じ学園の学生同士だろ?」
ジャミル:「……はぁ。それじゃあ、俺が皿に盛り付けるから運ぶのを手伝ってくれるか?」
カリム:「お安い御用だぜ!」
グリム:「ごそごそ……ごそごそ……。」
カリム:「ん? どうかしたか?」
グリム:「い、いや? なんでもねぇんだゾ!」
カリム:「よし! 今用意してくるから少し待ってろよ!」
グリム:「……オレ様、いよいよ混乱してきたんだゾ。」
グリム:「今のカリムは人の話をきかないけど悪いヤツじゃねぇ気がするんだゾ。」
タッタッタ
カリム:「おい、お前たち……」
カリム:「いつまでメシを食ってるつもりだ!王様にでもなったつもりか!?」
え、えぇ~~~~!?
カリム:「今すぐ食器を片付けろ!すぐに午後の特訓を始める!」
スカラビア寮生たち:「は、はい……っ!」
グリム:「ヒィ……また怖い方のカリムになっちまったんだゾ!」
カリム:「ユウたちも逃がさないぞ。今日は夜までみっちり防衛魔法の特訓だ。さあ、庭に出ろ!」
選択肢:
├ [ 情緒不安定ってレベルじゃない! ]
└ [ もしかして、多重人格なのでは……!? ]
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