【ストーリー】EPISODE 5-17 鑑定ブライト!

| - 鑑定ブライト! 美貌の圧制者 |
登場人物
ヴィル、ルーク、グリム、デュース、エース
テキスト全文
── ポムフィオーレ寮‐ボールルーム ──
ヴィル:「フン、素人の付け焼き刃丸出しのお遊戯会。論外ね。」
ルーク:「……………………なるほど、なるほど。」
ルーク:「挑戦者の諸君、オーディションは以上で終了だ。」
ルーク:「審査結果は明日、合格者のみに連絡させてもらう。楽しみにしていておくれ!」
グリム:「結果は明日かぁ。ソワソワしちまうんだゾ。」
デュース:「Aメロで思いっきり音程を外してしまった……。」
エース:「歌ったり踊ったりって、結構体力使うんだなぁ。寮に戻ってなんか食おうぜー。」
ギィー……
バタン
ヴィル:「冷やかしに来たジャガイモとある程度は心得がある素人が半々ってところね。」
ヴィル:「今年の『VDC(ボーカル&ダンスチャンピオンシップ)』。絶対に負けられない。」
ヴィル:「まず、審査員の点数が高かった順にソートして……。」
ルーク:「麗しのヴィル、少し待っておくれ。」
ルーク:「すでに研磨が済んでいる宝石は当然美しい。しかし……」
ルーク:「石ころじみた歪な原石も、磨けば煌(きらめ)く宝石に生まれ変わる可能性を秘めている。」
ルーク:「もしかすると、今キミが手にしている宝石よりもね。」
ヴィル:「………………。」
ヴィル:「そうね、ルークの言う通りかもしれない。」
ヴィル:「一番の美しさを手に入れるためにはありきたりな考えじゃダメ。」
ヴィル:「大切なのは、『原石を磨いた時、どんな宝石に生まれ変わるのか見抜く力』」
ルーク:「フフ……歪な原石に秘められたポテンシャル。私は最後に踊った1年生たちに感じたよ。」
ヴィル:「え? よりによってあんなジャガイモたちに?」
ルーク:「喩(たと)えるならば、ヴィル。キミはその輝きで世界中の人々の目を奪う大粒のダイヤだ。」
ルーク:「大きな宝石がぎっしりとひしめき合うティアラ。」
ルーク:「それも悪くない。でも……」
ルーク:「大粒のダイヤを囲むように小粒ながら色とりどりの宝石が散りばめられたティアラのほうが、」
ルーク:「より美しく魅力的だと、私は思うのだけれど。」
ルーク:「もちろん、最終決定権はキミにある。戯言と聞き流してくれても構わないよ。」
ヴィル:「……………………。」
ルーク:「でも……一番わかっているのはキミ自身だろう?」
ルーク:「“あの”輝けるネージュ・リュバンシェと戦うには現状のブラッシュアップでは届かない。」
ルーク:「もっと革新的なマインドが必要だと。」
ヴィル:「……………………そうね。」
ヴィル:「今年の『ボーカル&ダンスチャンピオンシップ』の出場メンバーは……。」
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