【ストーリー】EPISODE 5-24 新曲エキサイト!

| - 新曲エキサイト! 美貌の圧制者 |
登場人物
ヴィル、ジャミル、デュース、カリム、エペル、ルーク、エース、グリム
テキスト全文
── ポムフィオーレ寮‐ボールルーム ──
パンパンッ!
ヴィル:「各自柔軟体操が済んだら、集合して。」
ヴィル:「『ボーカル&ダンスチャンピオンシップ』で発表する曲が仕上がってきてるわ。」
ジャミル:「仕上がってきてる、ということは……オリジナル曲なんですか?」
ジャミル:「学生の音楽発表会なのに、すごいですね。」
ヴィル:「ここ数年の『VDC』ではオリジナル曲の制作は常識よ。」
ヴィル:「『ボーカル&ダンスチャンピオンシップ』は、」
ヴィル:「ビューティーコンテストでもファッションショーでもない。」
ヴィル:「評価基準は、歌唱力とダンス技術。そして、自分たちに似合う曲を選べているか。」
デュース:「似合う曲、……って、結構漠然としてますね。どういうことですか?」
ヴィル:「服に似合う似合わないがあるように、」
ヴィル:「曲も声質やグループの雰囲気に似合わないものを選ぶのはマイナス。」
ヴィル:「例えばエレメンタリースクールの学生が渋いブルースやヘヴィメタルを歌ったら、」
ヴィル:「どれだけ歌唱力が高くても、声質やビジュアルに違和感がある。」
ヴィル:「会場の共感を得るためには、アタシたちにピッタリの曲を選ぶのも大切。」
ジャミル:「そういえば、この大会は会場の投票で優勝チームが決まるんでしたね。」
ヴィル:「そう。『VDC』で勝敗を決めるのは会場にいる者全員よ。」
ヴィル:「観客も出場者もスタッフも1票ずつ勝者にふさわしいと思うチームに投票する権利を持っている。」
カリム:「出場メンバーも? それって、絶対に自分たちに入れちまわねーか?」
カリム:「誰だって自分たちが一番だ!って思うはずだし……。」
ヴィル:「素人考えではそうでしょうね。でも…………」
ヴィル:「実力のある人間ほど自分に投票できない場合もある。」
ヴィル:「パフォーマンスを見た瞬間にわかってしまうの。「自分じゃ絶対に敵わない」ってね。」
ヴィル:「そうなると、自分の心を偽って自らを称賛するのが惨めになる。」
ジャミル:「それは……」
ジャミル:「少しわかる気がします。」
エペル:「自分を、偽る…………。」
ヴィル:「だからアタシは、胸を張って自分自身に投票できるように最善を尽くす。」
ヴィル:「今回用意したオリジナル曲も、その1つよ。」
ルーク:「高みを目指すキミの横顔、実にボーテ!」
ルーク:「輝いているよ、ヴィル。」
ルーク:「さっそく私たちにも曲を聞かせてもらえるかい?」
ヴィル:「もちろん。」
ヴィル:「それじゃあ、マネージャー。オーディオプレイヤーで曲を再生してくれる?」
選択肢:
├ [ マネージャー? ]
└ [ 自分のことでしょうか? ]
ヴィル:「アンタ以外に誰がいるのよ。学園長にサポートを頼まれたんでしょう?」
ヴィル:「賞金が欲しいなら、アタシたちのためにキリキリ働きなさい。」
選択肢:
├ [ わかりました ]
└ [ これも住環境充実のため…… ]
ポチッ
エース:「うわ、すげー本格的。」
カリム:「いいリズムだ! 格好いいな。」
ジャミル:「ジャンルとしてはエレクトロニック・ダンス・ミュージックでしょうか?」
ジャミル:「この曲で踊るなら、アーバンヒップホップ……いや、ヒップホップジャズ?」
ヴィル:「アーバンヒップホップをベースに、ジャズやブレイキン、ヴォーギングを交えて仕上げようと思ってるわ」
ヴィル:「メインボーカルは3名。」
ヴィル:「それ以外のメンバーにはコーラスとダンスを中心にパフォーマンスしてもらう予定よ。」
カリム:「えぇ?みんなで歌うんじゃないのか?」
ヴィル:「斉唱は高い技術がないとがなっているように聞こえてノイジー……。」
ヴィル:「今から7人全員の歌唱レベルを合わせるのは難しい。」
ヴィル:「だったら、それぞれ集中するポイントを作って取り組むべきよ。」
デュース:「か、会話に出てくる単語の意味が全然わからない……。」
グリム:「オレ様もなんだゾ。」
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