継承念装メモリー
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名前 | メモリー | |
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願いを歌にのせて | 学園の生徒たちが見せる、楽しそうな笑顔。小さな 村で育ち、傭兵として暮らしていたディナタンにとっ て、同級生との触れ合いは味わったことのない経験で あり、とても刺激的だった。友人たちの会話への対応 にとまどいながらディナタンは少しずつ自分がこの輪 のなかへ馴染み始めていることを感じ、思う。「私にできることってなんだろう?私の歌に皆を元気 にする力があるなら、恥ずかしいけど…!!」 | |
王を支えし宮廷魔術師 | マーリンは静かに淀みなく、炎の精に呼びかける言葉を唱える。詠唱の完了とともにアーサーの剣は、彼の想いを体現するかのように炎を纏い燃え上がった。「援護は任せたぞ、マーリン!」「はい、あなたは思うがままに戦ってください」アーサーは後ろを振り向かない。絶対の信頼を寄せるマーリンに背中を預けたまま、王として誰よりも前をひたすらに駆けるのみなのである。 | |
おいしいお肉が焼けたぞ♪ | 「新しいお肉が焼けたぞ〜♪」「ナイスだガレス! よおおっし、じゃんじゃん倒してじゃんじゃん食べるぞ! 待ってろ、あたしの肉一!」リオネスの大好物、それは肉。トリも好き。ブタも好き。ウシも好き。ガレスが料理してくれたのなら、もっと好き。肉が好きすぎるがゆえに、彼女は肉を食べながら戦う術を体得した。今では肉を手に持っているときがいちばん強い…かもしれない。 | |
優等生と非行少女の絆 | 「マルディサント——因枢分解・ピアンパンサント」「——アタシのブタイはどこだ?」ディナタンは自らの意志で戦うと決め、マルディサントはそれに応えた。優等生と非行少女、進んできた道がまったく異なる彼女たちの想いが重なるとき、黒き幅がふたりの前に姿を現す。 | |
兄と妹、変わらぬままで | 「これからは私がお兄ちゃんを引っ張っていくよ!」「では私はそんな貴女を支えるための力となります」運命の悪戯か、それとも神が兄妹へ下した試練か。ふたりのゲシュタルト・シフトはいつも妹を導いてき た兄にキラーズの力を、兄に引っ張られてきた妹にマスターの資格を与えた。兄妹はこれまでと真逆の関係性に悩み、苦しみ、そして覚悟を決めた。そんな兄妹が紡いだ絆は敵を引き裂く刃へと変わる。 | |
最強騎士は彼の者を呼ぶ | 「出自を捨てる覚悟の魂」「揺蕩う記憶の深淵が咎と誓いになりし剣」「——因枢分解・ジョワ イユ」ランスロットの求めに応じ、ひとりのキラーズが剣関とともに姿を現す。仮面の騎士の素顔を知る者はいない。しかし彼の剣技はマスターであるランスロットに、纏うコートはランスロットの弟弟子のものに酷似していた。これらを意味するものは、果たして——。」 | |
輝けるふたつの太陽 | サンサンと照り付ける太陽の下、ゲシュタルト・シフトをしたガウェインとラグネルが尋常ならざる力を発揮し、己が武器を閃かせる。「この陽の光がある限り、俺たちに負けはねー!」「そうそう!逃げるなら今のうちだよ!」自信に満ち溢れたガウェインとラグネルの不敵な笑みは、ログレスを明るく照らしてくれる。 | |
2本の矢は奏でる | 「イゾルデ、ボクにリズムを合わせて」「合わせるまでもないわ。体が覚えているもの」トリスタンとイゾルデは同時に矢を構え、標的を捉える。ふたりの息は寸分違わず、互いを見ずともその動きに迷いはない。そして今、鋭き二条の矢がデュオを奏でるかのように放たれる。 | |
ブチ抜け、ロンゴミアント | 「こんな奴ら、わたしたちで蹴散らしてやるわよ!」「無論です。この程度、造作もありません」ギネヴィアの掛け声とともに、彼女の侍女がキラーズへと姿を変える。ふたりの呼吸は主従関係のそれをあまりにも超越している。しかしそれは当然なのだ。彼女たちのあいだには、生まれたときから決して途切れることのない、血の繋がりがあるのだから。 | |
聖杯の導き | フィエナにはわかっていた。聖杯城の巫女として、継承者を聖杯のもとへと導かねばならないことを。それは産まれたときから決まっていたことで自分にしかできないことなのだと。フィエナにはわかっていた。使命を果たしたとき自分の身になにが起きるかを。 | |
果たされた約束 | 陽も沈みかけ、兵士たちの声も止んだ静かな戦場にふたりの男が座り込んでいた。「…依頼は果たしたぜ」大柄な男は、荒い呼吸を整えながら、満足げにそう語る。差し出された手が血に塗れ、わずかに震えていることに気づきながらも、細身の男はその手を強く握り返した。戦場で再開したかつての友。彼らのあいだに、多くの言葉はいらない。 | |
手放さないと誓ったもの | マルディサントにとって「妖精」と呼ばれチヤホヤされるディナタンは疎ましかった。しかし彼女は衝突しながらも自分に歩み寄り救ってくれた。だからディナタンが姿を消したときマルディサントは、今度は自分が彼女を助けると誓った。「ディーナ!ようやく見つけた!」普段は芝居じみたセリフを口にする彼女だが、このときばかりは飾り気のない素直な言葉が出てきた。 | |
アナタに最初の武器を | ノワールの頭に声が響く。その声に導かれるままにノワールが祭壇の剣に手をかけると、これまで誰も抜けなかった剣が抜け、激しい光が彼の身体を貫いた。しばしののちに収束する光。静寂に包まれる祭壇。そしてノワールの前に立つ、ひとりの少女。「マスター、永らく――お待たせしました」少女……ティルフィングはノワールに優しく手を差し伸べる。世界が、運命が、今動き始める。 | |
継ぐ者来たれり | キャメリアードの地には、こんな迷信がある。 「原初の劔を継ぐ者待てばいずれカリバーンは抜き放たれん。最初の武器を携えて、終わりの続きを往く」これまで何十人、何百人という力自慢がカリバーンを抜こうと挑戦し、ことごとく失敗してきた。迷信は迷信でしかない…誰もがそう思っていた。今日、この日までは。 | |
コインが結んだ旅の終着点 | ログレスから遥か遠く。初めて訪れた都でノワールとギネヴィアは手を取りあう。握り合った手のあいだには、1枚のコインが挟まれていた。初めて会ったあの日、傭兵の依頼料として渡されたコイン。しかし決して使われることのない、使えるはずのないコイン。長いようで短い時の果てにたどり着いたこの地で、ノワールは心に誓う。この先なにがあろうとも、このぬくもりを決して忘れはしないと。 | |
血の湖に閃く白刃 | 円卓の騎士ランスロット。最強騎士と謳われる彼がひとたび剣を振るえば、白刃の閃きは数多の敵を斬り裂き、戦場はたちまち血の湖と化すという。「燦然たるこの剣先で湖面を鎮め、道と成す。円卓の騎士・三ノ座ランスロット、ここに」 | |
学園に襲い来る『王』 | ノワールとディナタンとのゲシュタルト・シフトに沸き立つ学園。攻勢に出ようとする円卓の騎士たちを嘲笑うかのように、バルバロイが群れをなして襲い来る。学園を、生徒たちを守るために戦い続けるノワールとディナタンだったが、バルバロイの勢いはとどまることを知らず、次第に追い込まれていく。そして、そんな窮地のノワールとディナタンの前に現れたのは、絶望を背負いし彼の王だった。 | |
真夏のスマイルメモリー | 澄み切った夏空の下、水着に着替えたギネヴィアはさわやかな風に吹かれ湖面をたゆたう。心地よい日差しをひとしきり満喫したあと、桟橋の上に立つティルフィングに気づいた彼女は大声で呼びかけた。「そんなところで見てるだけじゃ退屈でしょ?こっちに来ていっしょに泳ぎましょ♪」湖畔に響き渡る少女たちのはしゃぐ声。穏やかな非日常のなかで、ふたりの距離は着実に近づいていた。 | |
夏の彩りに心を躍らせて | 街の喧騒から離れて山奥の村の静けさや湖の清らかさに心を解放されたのか、ちょっぴり大胆に水着を披露するティルフィング。「ここは、いつまでも居たいと思える場所ですね」そう言ってティルフィングは髪をかき上げながら、ギネヴィアに微笑みを送る。ティルフィング自身も驚くほどに自然な所作。これはきっと、ギネヴィアへの感謝の気持ちがそうさせてくれたものなのだろう。 | |
無駄なき弓矢、魔女を討つ | 魔女——それは円卓の騎士に匹敵する程の戦闘力とバルバロイを生み出す能力を持ち、人々の脅威となっているブリテンの闇に蠢く存在。グラストンベリーを訪れた騎士たちの前にも、魔女は姿を現し、刃を向けてきた。自在に宙を舞い、けたたましく高笑いを上げる魔女。そこに向けて、ひと筋の鋭い光が一直線に放たれる。「輝ける私の弓矢、受けるがいいわ」 | |
コルベニック城の乙女たち | ||
優雅にして勇壮 | 「さぁ、出番だよ。前に出ろ、ゲイボルグ!」「お任せください、パーシヴァル様!」パーシヴァルの一声に応え、ゲイボルグが疾風のごとく戦場を駆ける。ふだんのやさしい司書の姿からは想像もできないほど戦う彼女は勇ましく、それでいて麗しい。その理由はただひとつ。キラーズとして、義姉として、なにがあってもパーシヴァルを守る。その決意が彼女の心を熱く燃やしているからだ。 | |
いつか皆でハロウィンを | 「トリックオアトリート?いいよ!はい、お菓子!」手作りの衣装で魔女に仮装したラグネルは、カゴに入ったお菓子を笑顔で子供達に配っていく。皆それぞれ好きな仮装をして街を練り歩き、めいっぱい楽しむ。今年はやることが叶わなかったけれど、いつかそんなハロウィンをやりたいと、ラグネルは楽しそうにギネヴィアに語った。 | |
もう臆病な私でいたくない | エレインはゆっくりと魔導書を開き、静かに詠唱を始めた。何度も練習した魔法だ。失敗はないはず。しかし、彼女は気の緩みがミスに繋がると知っている。 だから一言ずつ、間違えのないよう呪文を口にする。 「私も先輩みたいに、みんなの助けになりたい…!」 魔導書には一通の手紙が栞のように挟まっていた。 誰宛かはエレインしか知らない。届けても読んでもらえるかわからない。けれど、それは大切な手紙。 | |
幸せなクリスマスを願って | ||
ボクの果たすべき役目 | 「あいつらは目前まで迫ってきてる。猶予はないよ」いつも以上に冷淡なトリスタンの声を受け、円卓の間に緊張が走る。斥候部隊が集めてきた敵軍の情報はログレス軍の想像を遥かに上回っていたからだ。トリスタンのこの態度は、単なる焦りや苛立ちからくるものではない。全ては仲間たちとログレスの民を守るため。非常事態だからこそ、より冷静に素早く動かないといけないと理解しているからだった。 | |
エタニティ・フレンド | ||
足を上げて心を繋いで | 「こ、こんなに足を上げるものなのか?」祖国の衣装に身を包んだガラハッドはフィエナたちにアイリッシュダンスを教わる。剣術訓練でもバルバロイとの実戦でも経験したことのない大胆な足の運びに戸惑い、恥じらいつつも必死に練習に励む。みんなと一緒にダンスを踊る。そんな普通のことに幸せを感じる。ガラハッドは2人の手のぬくもりを感じ、離さないように、しっかりと握るのであった。 | |
暗き森にて白銀を待つ賢女 | 聖杯出現の情報を知り、ひとり果てなき森を目指すガラハッド。生きて帰れる保証がない森を勇敢に進み、辿り着いたガラハッドを待っていたのは——「銀卓騎士団が二の脚アダンとそのキラーズ・ソロモンがお相手するわ」銀卓騎士団のア団とそのキラーズ・エクセリア・ソロモン。ふたりの知略がガラハッドに襲い掛かる。かつての仲間の笑顔は、そこにはない。 | |
私の進むべき道 | 出兵するローマ兵の隊列の中で、フレンはひとり不安そうな表情を浮かべていた。「大丈夫…ローマのために戦うって決めたんだから」ローマ、ひいてはローラのためにログレスの敵になることを決意した彼女だったが、本心では迷いに満ちていた。それは学園での思い出が楽しかったからに他ならない。フレンは迷いを振り払うべく、妹とおそろいのペンダントを強く握りしめた。 | |
あなたと一緒に笑いたい | レーヴァテインは傷つくのは自分だけでいいと思っていた。しかし最後の継承者は彼女と一緒に傷つき、一緒に笑う道を選んだ。その確固たる意志にレーヴァテインも覚悟を決めると、最後の継承者に言った。「叫んで!!あなたの武器の名を!!」彼女の言葉に導かれ、最後の継承者の声が学園前に響く。そしてレーヴァテインの前に、彼女たちを守るようにふた振りの劔が現れた。 | |
見据えるはローマの繁栄 | 「唾棄すべき、くだらぬ世界だな」フレンに皆が笑えるようなローマにして欲しいなどと言われ、そんな世界を夢想してみるルーシャス。あまりに平和ボケした光景に思わず嗤笑してしまう。ローマの繁栄以外には興味がないと吐き捨てるルーシャスであったが、その評定が僅かではあるが綻んでいることに本人は気付いていない。 | |
出撃、気まぐれな道化師 | キャメロット騎士学術院に無数のバルバロイが攻め込んでくる。学園の危機にモルドレッドとクラリスが駆けつけると、ふたりは敵を斬り伏せながら唱えた。「クラリス――因枢分解・クラレント!」連携の取れた動きで瞬く間にバルバロイを倒していくモルドレッドとクラリス。学園のエリート部隊の登場に、傷ついた生徒たちは表情を明るくし、勝利を確信した。 | |
在りし日~ギネヴィア~ | ギネヴィアはノワールと海を眺めながら、その先にあるものを想像して、笑みが浮かぶのを自覚した。「いつかね、ぜんぶ見てみたいの。いろんな所に旅したいの」だけどそれはひとりでではない。自分のせいで辛い思いをさせてしまったのに、ノワールはギネヴィアに感謝していると優しく返してくれた。そんな彼といつか一緒に旅をしたいと、ギネヴィアは密かに願った。 | |
在りし日~ランスロット~ | 柔らかな日差しが注ぐコーンウォールの海を前 に、ノワールとランスロットは昔話に花を咲かせ る。なにかに急かされるように、休む暇もなく走り 続けるランスロット。しかし、本心では昔のよう に大切な人たちと過ごす平穏な日々を求めていた 。だからこそ平和を勝ち取ることができた暁には——「至らぬ俺に釣りでも教えてくれ」そう言う彼の表情は、海のように穏やかだった。 | |
在りし日~ディナタン~ | 「いろいろ詩を書いてるの。マァルに教わりながらね」幼い頃、故郷の湖が荒れ、怖くて泣きじゃくるノワールを慰めるのは母の役目だった。母の歌が兄の恐怖を忘れさせてくれていた。けれど、その母はもういない。だからこそディナタンは自分で詩を書き、怖いことや癒えないキズの痛みを忘れる程の歌を歌ってみせると、ノワールに約束した。 | |
堅固な覚悟は安寧のために | 過酷で凄惨な戦場では甘えは一切許されない。情けは自身だけではなく仲間さえも死へと誘う。「お姉ちゃんを守れるようになるんだって、決めたんだから」確固たる覚悟を決めたローラは、姉のフレンの隣にいたときのような心の弱さは見せなくなっている。口ーラの想いの中にあるのはフレンと共に平穏な日々を過ごせるようにすることだけである。 | |
円卓の騎士ガレスの初任務 | ガレスは建物の陰に隠れながら、真夜中の市街を闊歩するバルバロイをねめつけた。自分達の存在はバルバロイにまだ気づかれていないが油断はできない、と片時も目を離さない。「大丈夫・・・わたしならやれる。わたしは円卓の騎士なんだから」円卓の騎士としての初めての任務に緊張するガレスは、震える指先を抑えながら銃に弾丸を込めた。 | |
わたしにとってのきみは | 通学中、最後の継承者を見つけたフライクーゲルは嬉しそうに手を振り、挨拶を交わした。たとえ最後の継承者が記憶を失ってしまっても、彼女のなかには大切な思い出と贈られた言葉が残っている。「きみがね…言ってくれたんだ。「はじめての友達』だって」その日から、フライクーゲルにとって最後の継承者は守る対象だけではなく大切な友達となったのだ。 | |
継承者守護生徒会 | ||
若き者を見守る温柔なる眼 | ヴェルナルスを慕う者たちが、彼に特訓を乞うて集う。三人の熱意は特訓後の休憩中も続き、ヴェルナルスから習った体の動かし方や戦い方について議論をしていた。そんな彼らの姿に、ヴェルナルスも小さく嘆息する。「まったく・・・仕方のない奴らだ」その言葉とは裏腹に、ヴェルナルスの表情は柔らかく、三人を見る目はとても優しいものだった。 | |
盾となり矛となりて | 剣の祭壇に湧くバルバロイを、次々と倒していくガウェインとアーサー。ガウェインはアーサーを守るように前に立つと、力強く言った。「見ていてください、アーサー様!俺がすべてやっつけてやりますから!」「ああ!期待しているそ、ガウェイン!」アーサーの返事に更にやる気が出たガウェインは、己こそが王の盾となり矛となると心に誓うのだった。 | |
貴方を救いたかったの | ||
マジカルハッピーパワー! | 「疲れたらすぐにあたしを呼ぶんだぞ!癒してやるからな!それにお菓子もあるぞ!」リオネスは戦いの中でも笑顔を絶やさず、皆のために駆けまわった。今の彼女にあるのは皆を癒し、元気にしたいという想いだけ。そうすることが幸せな未来に繋がると信じているからだ。リオネスは戦場に似つかわしくない甘いお菓子を携えながら、今日も笑顔と一緒に届けていくのだった。 | |
渚で暴れるメイタンテイ | 「とう!」クレアが放ったビーチボールは見事にヴォールスに命中する。怒るヴォールスに、クレアはまったく悪びれず平然としていた。せっかく海に誘おうと思ったのに、ヴォールスが彼女を無視し続けていたからだ。そこで強硬手段に出たクレアだったが、それは浮かない顔をするヴォールスを心配するが故の、彼女なりの優しさからの行動だった。 | |
俺は仲間を守り抜く | 強大な敵に襲われるヴォールスだったが、すんでのところでクレアに庇われる。後ろばかりを省みて後悔をし続けていたヴォールスは、いま傷ついている彼女を守るため、覚悟を決めると前を見据えた。「力が及ばぬのなら己の内から引き出せばいい一一覚悟を決めれば、道は拓ける」新たな力に目覚めたウォールスは、守護者に己の力を示さんと勇ましく対峙するのだった。 | |
必ず見つけてみせますから | 「少しお待ちください今、魔法でおふたりの行方を追いますから」淡い光が溢れ、幻想的なマーリンの姿を照らし出していく。行方不明のギネヴィアとギネマウアに逸る気持ちが募るマーリンだったが、魔法を使う所作は丁寧かつ冷静だった。何故なら焦って失敗すればふたりを見つけるのが遅くなってしまうから。きっとふたりは無事だと信じて、彼女は魔法を完成させるのだった。 | |
世話が焼ける妹なんだから | ギネヴィアの口の端にバーベキューのソースがついていることに気づく。ギネマウアがそのことを伝えると、妹は慌てて手で取ろうとした。しかしそれをギネマウアは止め、ハンカチでそっとソースを拭った。「はい、これで綺麗になったわ」呆れ混じりの声色だったが、ギネヴィアの口元を拭うその手つきはどこまでも優しく、妹を想う姉の慈愛に満ち溢れているのだった。 |
SSR
名前 | メモリー | |
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熱き想い等しく | 「敵国の傭兵を、なぜ円卓入りさせたんだ?」ノワールには、まだアーサー王という人間かつかみ切れていない。学園での彼は王と呼ぶには頼りないときもあるか、ひとたび戦場に出れば最前線に立ち豪剣を振るう。しかし、ひとつだけわかったことかある。アーサーモバルバロイを討つという、自分と同じ想いを抱いているということを。「お前なら期待に応えてくれると思ったからだ」 | |
花は野に舞う、幾百と | ||
師弟として、友として | ||
心配させないで | ||
手芸サークル活動中! | ||
あなたのために巨人の刃を | ||
国境なき弔い | ||
姉妹、手を取りあって | ||
称賛は風とともに | ||
銀卓騎士拝命 | ||
特等席で極上の調べを | ||
昼下がり、緑陰で、ふたり | ||
B級グルメ満喫中! | ||
家族は私が守るの! | ||
花冠頂く麗しの五月女王 | ||
慈しみのリンゴ園にて | ||
優しくて頼れるお兄ちゃん | ||
憧れのあの人のように | ||
蝕まれた脚、寄り添う剣 | ||
双子は舞い、故郷を想う | ||
夏の日に、友達と | 「にっしっし…♪もうわたしとティルフィングはお友達だから!」ティルフィングに似合うものをと、悩みながらも必死に水着を選んだギネヴィア。水遊びを通して互いの本音を浴びせ合ったことで、次第にふたりの確執は見ずに流れ、友情の絆が結ばれていく。友達作りが苦手と悩んでいたギネヴィアだったが、真っ直ぐな想いは十分にティルフィングに伝わった。 | |
ポーカーフェイスを保って | 神聖な空気に包まれた大聖堂で、クレアと対峙したノワールは、彼女のすべてを見透かすような視線に身動きが取れなくなっていた。焦りと迷いとが自身が奪い、選択を鈍らせる。そんな彼にふだんとは違った衣装をまとったイゾルデが静かに告げる。「伸るか反るかの大勝負…勇気を出しなさい」彼女からノワールに向けられた笑顔は、天使の微笑みか、それとも悪魔の嘲笑か。 | |
あたらしさを忘れずに | 五月祭でたくさんの人がごった返す。ログレスマーケット。その一角で、ラグネルたち手芸サークルの仕立て屋は他のどの出店よりも賑わいを見せていた。「君らの『ガワ』を『イイ』モノに!!」持ち込まれた衣類はラグネルの手により瞬く間に綺麗に繕われ、客たちの顔はほころんでいく。そしてラグネルは皆にカワイイを届けることができて良かったと、誰よりも幸せそうな笑みを浮かべていた。 | |
シアワセ・サプライズ | 「わたしが贈ったプレゼントが幸せを運んできた…」 カイルから両親にサプライズのプレゼントをしたい と言われ、一緒に考えたクラリス。誰かにプレゼントなど贈ったことのないクラリスだ ったが、ノワールたちとの協力を得て、ついにカイル の望むプレゼントに辿り着くことができた。そしてカイルから自分に対してのサプライズプレゼ ントを受け取り、クラリスの心に暖かな火が灯った。 | |
初星とともに届けたい想い | いつもとは違う特別なドレスを纏ったディナタンが姿を現すと、観客たちの視線は彼女へと集まり、コンサート会場は静寂に包まれた。「皆の前で歌うのは苦手だけど、それでも——私の気持ちを届けたいって思ったの」すべては大切な人たちのため。苦手なことも嫌なことも克服してみせる。ディナタンは覚悟を決めて体から力を抜いて息を吸い、ゆっくりと口を開いた。 | |
青い理想論を掲げて | ||
開演、大図書院のその奥で | ||
わたしが見たかった景色 | うららかな春の日、円卓の騎士とそのキラーズたちが、花見をしながらガレス手製の弁当に舌鼓を打っていた。その楽しそうな姿に、ガレスはフラワーグッドフレンド作戦が成功したことを確信する。そんななか、アーサーからランスロットだけ特別仕様の弁当なのはズルい、自分にも作ってほしいとねだられ、ガレスは満面の笑みを浮かべて答えた。「また今度――来年…・・皆でお花見するときに!」 | |
これがヒーローの仕事だ! | ||
刻まれし暗号、秘める心 | 「これは・・・石板?なにか刻んであるようだが・・・」石板に刻まれている暗号をラロゥが読み上げる。するとクレアが暗号はとある遺跡の場所を示すものだと解読した。早速、遺跡に向かおうと行動に移すクレアとラロゥだったが、ヴォールスは動けずにいた。暗号内にある『覚悟』という言葉が引っかかったからだ。ヴォールスは考える。自分に今足りないのは大切なものを守るための『覚悟』なのではないかと。 | |
決意のサマーメモリー | ギネヴィアに砂でキャメリアード城を作りたいと誘われ、手伝うギネマウア。しかし芸術が不得意な姉妹が作った城は歪で、独特な形をしていた。それでもギネマウアにとって妹と作ったその砂の城は、故郷にある忘れがたい大事な城に見えるのだった。「ふたりで結んだ力でいつか故郷を取り戻す日がきっと来る」砂の城を見ながらギネマウアは決意を新たにした。 |
SR
名前 | メモリー | |
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ローマの紋章 | ローマ大帝国の紋章。双頭の鷲がモチーフローマ大帝国の紋章。双頭の鷲がモチーフローマ大帝国は、ブリテン島から海を越え てはるか南に存在する国のひとつ。長い歴史 と広い領土をもつ帝政の国家で、高い軍事力 と建築技術を誇る。かつてはブリテン島もローマ大帝国の属州の ひとつであったが、バルバロイの出現を機に ローマ人の大半は本国へと戻っていった。ローマ大帝国は、ブリテン島から海を越え てはるか南に存在する国のひとつ。長い歴史 と広い領土をもつ帝政の国家で、高い軍事力 と建築技術を誇る。かつてはブリテン島もローマ大帝国の属州の ひとつであったが、バルバロイの出現を機に ローマ人の大半は本国へと戻っていった。 | |
ロンディニウムの都 | ブリテン島の南西に位置する商業都市。かつてローマ人によって設立された。多くの同胞が本国へと去ったあとも一部のローマ人はこの街に残り、ローマ大帝国とブリテン島との関係性の維持につとめた。国の重要人物たちが別荘代わりに使用した城も、そのままのかたちで残されている。街の南には大きな港があり、そこから他国の産物や文化が毎日のように海を渡ってやってくる。 | |
コーンウォール王城 | ブリテン島の北西に位置するコーンウォール王国の王城。「海を臨む城」として、抜群の景観を誇る。コーンウォール王国は、ログレス王国国王アーサーの母君の出生地であり、ログレス王国の同盟国のなかでももっとも親交が深い。かつては多くの騎士や戦士を擁する軍事国家のひとつだったが、前王が没したあと行政の見直しがはかられた。現在、国民たちは漁業を中心に静かに暮らしている。 | |
グラストンベリー | ログレス王国の北にある小さな町。水源が近く縁が豊かなこともあり、住人たちは農業や林業で生計を立てている。名産品はリンゴ。大振りで糖度が高く、食用としてだけでな<贈り物にも喜ばれる。静養を兼ねて避暑や避寒で訪れる者も多く、街の外れの一部は別荘地となっている。 | |
キャメリアードの紋章 | キャメリアード王国の紋章。キャメリアード王国はかつて鉱山で栄えた国で、良質な宝石の産地として有名だった。ゆえに紋章のモチーフも宝石である。しかし、鉱山でトラブルが起きてから鉱業に従事する者は減り、国も活気を失っていった。現在、鉱山は魔物の住処となってしまっている。 | |
剣の祭壇 | ブリテン島中央部、カンタベリー修道院の角に建つ祭壇。古来よりブリテン島を見守ってきたとされる剣「カリハーン」が突き立てられている。カリバーンは不思議な力を帯びており、大勢の怪力の持ち主たちが引き抜こうとしたが、誰ひとり叶わなかった。カリバーンは、ハルハロイと戦う資格の有無を判別するという力を有している。キャメロット騎士学術院への入学を望む者たちが試験としてこの地を訪れる。 | |
ハドリアヌス・ウォール | コルベニック城の南側に築かれた長城。太古の昔、外敵の侵入を阻む目的で使われていた壁にベレス王かバルバロイを退ける特別な魔法を施している。「ハドリアヌス・ウォール」という名称は、かつてこの長城を築いた英雄の名前からとったとされる。 | |
リムニーナ村 | コルベニック城から馬に乗り数時間、「妖精の湖」と通称される湖のほとりに存在する村落。数年前までは湖の妖精とそれに仕える人々が生活していたが、妖精が姿を消したことに合わせて人々も去って行った。ノワールが産まれ、幼少期を過ごした地である。 | |
アストラット郷 | ログレス王国領の村のひとつ。王国から徒歩で半日ほどの距離にある。主な産業は、農業や畜産。ログレス王国のマーケットに並ぶ野菜や乳製品の大半は、アストラット産のものである。もともとは、数人の農民が暮らすだけの小さな集落だったが、初代領主が近隣の住人を集めて村とした。その後、歴代領主が少しずつログレス王国との交流を深め、今のような関係性を築いたとされる。 | |
果てなき森ブロセリアンド | プリテン島の東部に広がる大森林。樹木が鬱蒼と生い茂り、日中であってもほとんど陽が差し込まない。妖精伝承の残る地のひとつで、最奥には妖精たちが住む里があるだとか、妖精が水浴びをする湖に繋がるなどといわれている。真偽を確かめようと森に足を踏み入れた者もいるが、彼らのその後の消息は不明。 |
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