日誌:すべての始まり
概要
シャム猫の研究機関の一つ、生命工学部がある発明をするまでの経緯が描かれている。
メッセージ送信記録01
冷蔵庫にあったプディング食べた人?あれ試験用の薬品を注入してるんだから、早く戻した方がいいよ。
-研究員L
俺Sが冷蔵庫探ってるの見た。そういえば今日顔色悪そうだったけど…アイツじゃねぇ?
-研究員U
冤罪は困ります。俺だって入れといたドリンクがなくなって探してたところですけど。
-研究員S
みんな、安心して。犯人が見つかったの。
さっき専任の先輩が担架に乗せられ運び出されたんだ。口からは泡も吐いてて…
-研究員L
メッセージ送信記録02
おい、先週運ばれた専任の先輩戻ってきだけど、この人ちゃんと治ってるかい!?変なことばっかゆってるよ。
-研究員L
なら完治してるね。あの人もともと変なことばっか言う人だから。
-研究員S
そっか…何回も進化がどうのこうの遺伝子がどうのこうの、ずっと隣で呟いてるのが怖わにのよ。
一人で急に笑い出したりさ、誰かちょっと席替えてくれない?
-研究員L
メッセージ送信記録03
これはマジ期待しちゃうな…すげぇアイデアだ。ちゃんと実現さえできればきっと生命創造技術の新紀元になるはずだ!
-研究員K
ただそのアイデアを誰が出したかを思い出すと、どうしても気にかかるんだけどね…
-研究員S
おい、空振りも100回やればホームランだって打てるのさ。
-研究員L
S、L。君たち二人、ちょっと会議室に来てもらう。
-専任研究員J
生命工学部のプロジェクト予算について
ちょっと計算してみたけど、予算が足りないんだよ。予算の7割も占めてるおやつ代と外勤代を半減できれば助かるかも。
-経理担当
よし…おやつのため、今回のプロジェクトはやめときましょう。
-研究員S
プロジェクトの目標を半減すれがいいんじゃないの?
-研究員L
俺もちょっと迷ったが、プロジェクトの完成が優先だ。ここしばらく、デザートは無し!
-専任研究員J
中央研究部長の会議録取書01
信じられない!これは信じられない!
このペトランス伯爵の貢献で神壇が3つも建てられたというのに、生命工学部では何の研究成果もなかったと!?冗談じゃねぇ!
中央研究部にこんなにのんきな部署がいたなんて、考えられない!しかもなんだこれ?
「猫に効かない猫草」!?意味ねえじゃん!まったくもう-
生命工学部って一体何をする部署なんだ!?
-ペトランス伯爵
中央研究部長の会議録取書02
まあ、落ちていてください、伯爵。いいじゃないですか、面白いから。
そんあ部署がいてこそ、世の中ももっと活気づくもんですよ。
-アレックス
中央研究部をなめるな!
そんな考え方だから次元研究部って官僚の巣とか言われるのだ!
-ペトランス伯爵
中央研究部長の会議録取書03
(周りが急に騒がしくなった。誰かが大声を出し、やっと落ち着いてきた)
…もうやめて!
この侮辱的な言動はもう見てられませんね。
伯爵、近いうちにうちのチームでも大物を披露しますからね。
その時もそんな傲慢な表情でいられるか、楽しみですな。
-生命工学部研究部長
生命工学部長の記録
お待たせ!いよいよプロトタイプが完成した。
専任研究員Jのアイデアのもと、我々チームは世の中をびっくりさせるものを創りあげたのだ。
新しい命を誕生させるマシーン。
生命の素材は原始の海から生まれたとの事実に着目して開発されたこのマシーンは、数百世代に渡る進化と突然変異を一気で再現できる。
その合成と変異の範囲というものは、無機物から有機物まで及び、これは当初の期待をはるかに上回る成果である。
まだプロトタイプではあるが、巨大な可能性を持っているこのマシーンのことを、何人かの研究員が「タマゴ」と呼び始めた。
我々はこの「タマゴ」で何がどこまでできるのかを、何回も実験していく。
その次は…いや、まだその次に何があるかはわからない。
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