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Honor of Kings@攻略Wiki

【Hok Wiki】ヒーローデータ:雲中君(ウンチュウクン)

最終更新日時 :
1人が閲覧中
作成者: ぽぽたん
最終更新者: ぽぽたん

【掲載日:2025年6月16日(月)】
現在、当Wikiは制作途中の段階にあり、一部ページのレイアウトやデザインにつきましては、「非人類学園@非公式攻略Wiki」からの仮流用となっております。
順次、編集作業を進めてまいりますので、該当ページの更新まで今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。


Honor of Kingsに登場する雲中君(ウンチュウクン)についてのデータを載せています。

ヒーローデータ


雲中君(ウンチュウクン)

入手方法

ステラ13888
バウチャー588

プロフィール

種族身長
人類182cm
系統本拠地
武道雲夢山地
所属身分
雲夢山地孤島の転生者
好きなもの嫌いなもの
広大な空
高く舞い上がること
静寂
湖の水面
束縛されること
穢れ(特に羽の汚れ)
戦火
特技日本語CV
風を操ること(未実装)
ストーリー
冷淡で浮世離れしている雲中君(ウンチュウクン)は、かつて森で小鹿と共に暮らす鳥だった。しかし人間の戦争で彼らは命を落とし、全てを失った。その後、鬼谷子に新たな命を与えられた彼は、鳥の姿で戦うことができるようになった。月日が流れ、雲中君はある戦いで両目の光を失い、川の西側にある都に逃げ込む。そこで統治者である東皇太一に拾われ、都の管理を任されることになった。ある日、雲中君は瑶と再会を果たす。その再会をきっかけとして、かつて命を懸けて守ろうとした小鹿との日々の記憶が、徐々に蘇っていくのであった......。

人物伝記(翻訳済み)

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簡略バージョン
かつて彼は、深い森に生きる一羽の鳥だった。小鹿を友として穏やかに暮らしていたが、戦火が森を焼き払い、大切な仲間は命を奪われてしまった。
ただ一人生き残った彼は、森を守るために、自らのすべてを犠牲にする決意を固めた。

鬼谷子の力を借りて転生した彼は、かつての翼も、視力も、そして記憶さえも失っていた。
人の姿に閉じ込められながらも、その胸には鳥としての魂が息づいており、自由への渇望を手放すことはなかった。

やがて、東皇太一が彼のために新たな翼を鍛え上げた。
それは、風と雲を司る神巫・雲中君としての新たな名と役目を意味していた。

以後、彼は自らの本当の姿と、真の自由を探し続けている。
旅のなかで、失われた記憶の欠片がふとした出会いをきっかけに蘇り始め、かすかな希望が彼の心に芽吹いたのだった。
詳細バージョン①
雲夢(うんむ)山地──それは大河を境に、文明の都市と原始の森が向かい合う地。西には整然とした街並みが広がり、東には精霊たちが息づく深い森林が広がっている。
かつて、その森に一羽の鳥がいた。名もなきその鳥は、幼い小鹿と共に暮らしていた。互いに種は異なれど、孤独な者同士が寄り添い合う日々は、穏やかで優しいものだった。

だが、ある日──戦火が雲夢山地に及んだ。炎と矢が森を引き裂き、親しかった小鹿は一本の矢に胸を射抜かれ、命を落とした。
残された鳥は、深い悲しみに沈んだ。生きる意味を失い、小鹿の後を追って死ぬことを選ぶ。鋭い断崖の岩に、自らの身を投じ、粉々に砕け散った。

その一部始終を見届けたのが、雲夢山地の学者・鬼谷子であった。彼は鳥の哀しみに深く心を打たれ、「転生の術」を用いて命を与え直した。
鳥は新たな肉体を得た。それは人の姿を模していたが、必要とあらば羽ばたき、空を駆け、かつてのように戦うこともできた。

こうして彼は、再び命を受けた存在──雲中君として生まれ変わった。
だが、「転生の術」は完全ではなかった。雲中君の記憶はすべて消されたわけではなく、ときおり過去の断片が意識の底から浮かび上がり、そのたびに胸を裂くような痛みに苛まれた。

さらに時が流れ、雲中君は再び戦火に巻き込まれ、重傷を負って視力を失ってしまう。辛うじて生き延びた彼は、大河を越えた西の都市へと辿り着いた。
そこで、都市の統治者である東皇太一に拾われ、彼の使者となり、街の管理を任されるようになった。

目が見えぬ身となった今も、雲中君は空を舞う。翼を広げ、音と匂いに耳と鼻を澄ませ、人々の言葉を頼りに、頭の中に都市の地図を描く。
紙に写されたその線はやがて部下の手で現実となり、街は美しく整えられていった。

東皇太一は言った──「彼が描く都市の姿は、現実よりもなお明晰で、美しい」と。

しかし、その秩序は一人の少女によって壊される。
東の森から現れた鹿の精霊──瑶が、彼の設計を無視し、鹿の姿で街中を駆け回り、ついには東皇太一の宮殿の窓を割ってしまう。

雲中君は空から舞い降り、彼女の前に立ち塞がった。だが瑶は逃げもせず、彼に向かってとめどなく話し続けた。彼女の言葉は他人には支離滅裂にしか聞こえなかったが、雲中君にはすべてが意味を持って届いていた。

しかし、それでも彼は一言だけ返した。
「……戯言だ」

だが、それがすべての始まりだった。瑶との出会いを境に、雲中君の中に眠っていた前世の記憶が、少しずつ、だが確かに目覚め始める。
「記憶が……蘇る。ああ、果てなき蒼天よ……」
詳細バージョン②「嘘にあらざる言葉」
瑶は、嘘をつくのがとても上手だった。
だが鬼谷子は言った。瑶の語る言葉は、世間一般の「嘘」とは異なる。それは、夢の呟き、鬼の語り、そして意味をなさない語の、果てしない組み合わせにすぎないのだと。

近ごろ、瑶は「雲中君」の話をするようになった。
雲中君は、雲の中に住んでいる。彼は大河の東にも西にも属さず、ただ雲の中に住みたいと願ったため、雲の中にいる。雲の中には、無数の純白の羽根が漂っていて、たとえ人間界で羽根を一枚落としたとしても、雲へ戻ればすぐに補うことができる。
ある日、彼は雲の中から舞い降りてきた。なぜなら太陽が飲み込まれ、流れる雲が吸い上げられ、帰る場所がなくなってしまったからだ。彼は天の端が白から淡青へ、そして深い青、やがては幽かな藍へと変わっていくのを見た。そこへ紫が混ざり合い、青を塗りつぶした。
彼は知った。世界が変わったのだと。だから彼は下降した。さらに、さらに下へ。
もっと、もっと下へ。雲中君はようやく、地面というものがどこにあるのかを見た。

そして彼は地に落ちた。沼地がその翼を汚し、羽根は紫に染まった。
誰かが言った。
「高く飛べる者ほど、地に縛られる運命にあるんだ」
人間は、そういう言い方をする。
人間は、自分にできないことを他人が成し遂げるのを嫌い、見たことのないものを他人が見るのもまた嫌う。雲中君は、雲の上の世界を知っていた。だからこそ、人間は彼の「目」を奪わなければならなかった。
人間は、彼の目を奪った。
けれども雲中君は、それでもなお、すべてを見ることができた。彼の視界には、彼らよりも多くの、美しいものが映っていた。

人間たちは彼を「使う」ために、翼だけは奪わなかった。だがそのかわりに、彼に人間の衣装を着せた。淡い紫の衣に金の縁取り、腰には赤い紐を巻き、首には「使者」の証である飾りをかけられた。
雲中君は衣を身につけ、袴を履いた。靴を履かされそうになったが、脱いだ。彼の爪のある足では、靴を履くことはできなかった。
いや、履いてはならなかった。それこそが、彼にとってこの世での「武器」だったからだ。

雲中君は、かつて「武器」という言葉の意味を知らなかった。だが出会った人々は言った。
「そのうち嫌でも知ることになるさ」

雲中君は、いずれまた上昇していくことを知っていた。地面から何層にも離れて、翼にまとわりついた泥を振り払いながら。
彼は再び、空へ向かっていく。

必ずや──。

詳細バージョン③「真偽の旅・二」
その男は、数名の職人を監督していた。職人たちは、新しい素材を使って、破壊された窓を修復しようと懸命に取り組んでいた。その窓は結晶質でできており、一つの石によって砕かれ、破片は床一面に散乱していた。

雲中君は身をかがめ、地面に手を伸ばした。すぐ近くで、小さな結晶片に触れた。そこには、空が映っていた。

東神宮殿の周囲には、赤い線が引かれていた。赤は東皇太一の使者にだけ許された色だ。雲中君は、これまでに数え切れないほどの住宅や公共施設に、この規範を用いて整備を施してきた。彼は人の声、匂いを聞き分けながら都市上空を旋回し、想像力による視覚で脳内に線を描き、それを後に図面に起こして部下へと渡す。だが雲夢山地では、森であれ都市であれ、記録文学や実用文が残されることはない。人々は、物語を語り継ぐうちに自然とそれらを簡潔で美しいものにしてしまう。彼らはこう語る。雲中君が空を飛ぶとき、彼は同時に地上に線を描くのだと。赤く、長く、鋭い羽根を使って。

彼が禁域の赤線を無視して侵入した容疑者を捕らえたとき、その者がまず気にしたのは、まさにそれだった。
「あの線、あなたが赤い羽根で描いたの?」
「違う」
「じゃあ白い羽根? でも白い羽根じゃ赤は描けないよね?」
「違う」

角のある少女が彼の翼を凝視する。まるでその翼の中に大切な何かが隠されていると確信しているかのように。彼女は思案しながら、指を噛みはじめる。泥まみれの指だったが、顔も腕も足も泥に覆われていたため、そこに不和はなかった。

「これからいくつか質問する。さっき君が言っていたように、『はい』か『いいえ』だけで答えること」
雲中君が告げる。少女は反応を示さない。ただ彼の翼から視線を戻し、一瞬彼の目を見て、それから机の木目の渦に目を移した。そしてもう片方の手でその渦をなぞる。今にもその渦に吸い込まれそうなほどに。

「君は玄微(げんび)森林の出身か?」
「私はこの辺に住んでるよ。宮殿を出てまっすぐ進んで、左折して三本目の道を斜め下ってから右に一里進んで、一番左の道の七軒目の裏の坂道を西に歩いて、二十九軒目のイノシシ肉屋の隣の家。家にはおばあちゃんと、お父さんと、お母さんと、お姉ちゃんと、妹と弟がいるの。午後三時にはもう晩ご飯だから、そろそろ探しにくると思う。見つからないと、みんなライオンになって、近くの子どもたちを食べちゃうの」

「『はい』か『いいえ』だけで答えるんだ」「いいえ」

「君は『小鹿女』か?」
「小鹿女って子どもみたいじゃない? 私はもう大人だよ。明日で一千歳になるんだから」

「『はい』か『いいえ』だけで」
「いいえ」

「君は鬼谷子に遣わされたのか?」
「誰も私を遣わしてないよ。麦ちゃんが私に来てって頼んできたの。麦ちゃんたちは宮殿を見たことがなくて、誰かが中に入って何があるか見てこなきゃって思ってたの」

しばらくして、雲中君は言った。「小鹿女、今となっては、赤線の外に出るのは簡単じゃない」
「どうして?」
「君が嘘ばかり言ってるから」
「嘘って何?」
「事実と違う言葉だ」
「事実って何?」
「目に見えるものだ」
「あなたには見えるの?」
「私には見える」
「あなた、目が見えないじゃない。盲目なんだよ。何も見えないくせに」
少女は声を大きくした。
「私は雲中神君だ。今の言葉、もう一度言ってみなさい」
「あんたは盲目だ!」
彼女はさらに怒りを露わにした。

その「嘘」と「嘘でない言葉」のせいで、彼女は五日間拘留された。

彼女と一緒に獄舎の掃除をしていたのは、変わり者ばかりだった。微笑むのが大好きな者、東神や鬼谷子の背後に巨大な陰謀があると語る者、朝晩かかさずポケットの硬貨を数える者、紫と赤の配色が嫌いな画家、紫も赤も小鹿女の髪のピンク色も嫌いな者……だが、小鹿女と彼らの間には、とくに大きな衝突もなかった。むしろ彼女が釈放を言い渡されたときのほうが、少し戸惑っていた。

彼女は宮殿の外、都市をしばらくさまよったあと、森へ向かって戻り始めた。すると、突然一羽の鳥が頭上をかすめ、そのまま人の姿へと変わり、彼女の前に現れた。雲中君は、あの小さな結晶片を彼女の目の前に差し出した。
「──違う」
少女は、出されるであろう問いの答えを予測し、自動的に口にした。

雲中君の瞳がかすかに動く。そして、予想とは別の問いを投げかけた。
「これは空を映しているか?」
小鹿女の視線は、彼の目と結晶片の間を行き来した。どちらの言葉を選ぶべきか、迷っているようだった。選択肢は「はい」か「いいえ」の二択にすぎないというのに、彼女の手のひらには汗がにじむ。その短い一瞬の中で、彼女は「譲ってはならない」と自分に言い聞かせつつ、奇妙な力に引かれていた。
──その力は、ただ一語を口にするように強く訴えかけてきた。
「はい」

「湖を映している」
「はい」
「春、夏、秋、冬──雲夢山地には四季がある」
「はい」
「光が森を貫いている。今も」
「はい」
「君には、透明な鹿としての姿がある」
「はい」
「私は、かつて君に会ったことがある」

返事はなかった。雲中君は手を引いた。
「私には見えない......」
彼は言った。
「......私は、目を開けた盲目の者だ」
「──違う」
詳細バージョン④「未完の続章」
雲夢山地の森は、一本一本の木が独立して生えているように見えても、全体としては心を通わせる独木成林の地。天生木(てんせいぼく)と呼ばれる木々の葉はすべて、互いに心を通わせている。
彼らは森のすべての生き物を愛しているが、それ以上に、その命たちに起きた「物語」を愛していた。



葉が「ザワザワ」と鳴き始めると、それは物語大会の始まりの合図だった。
この日、葉たちはかつての「小鹿」と「小鳥」の記憶を思い出し、競うように語り出した。

第一の葉が先陣を切る。その葉は凝光湖(ぎょうこうこ)のほとりに生え、甘い話が大好きだった。
小鹿はいつも言っていた。
「小鳥の目は、世界一きらきらしてて、空を映してる。湖も映してる」
そう言いながら、彼女の蹄はせわしなく動き、空を、地面を指し示す。角はその動きに合わせて、左右に揺れていた。
小鳥は、彼女が夢中になって語るその眼差しで、まっすぐ小鹿を見つめていた。
その瞳には、空も湖も映っていなかった。ただ──幸せそうな小鹿だけが映っていた。

第二の葉はすかさず物語を継ぐ。その葉は忘憂(ぼうゆう)沼沢に生え、悲劇の転調を好んでいた。
その日──雲夢山地の空が破られた。炎に包まれた無数の矢が降りそそぎ、見知らぬ人間たちが森に踏み入ってきた。
小鹿も小鳥も、何が起きているのか分からなかった。彼らは知らなかったのだ。この地の「空」とは、守護の結界であり、外界からの侵略を防ぐものだったことを。すでに外の軍隊が侵攻していたことも。

小鹿は言った。
「だいじょうぶだよ。あの人たち、悪くない。きっとすぐ帰っていく。そしたら、また一緒に遊ぼう──」
だが、その言葉が終わらないうちに、一本の矢が、小鹿の喉を貫いた。あまりにも速かった。小鳥が振り向いたときには、彼の視界は真っ赤に染まっていた。小鹿の首から噴き出す鮮血と、遠くで燃え上がる森の炎だけが見えた。小鳥は悲鳴をあげ、空へと飛び立った。あの矢が放たれた空へ向かって、空の穴を塞ぎたかった。炎の矢を二度と通さぬようにしたかった。弓を引いた人間たちに攻撃を仕掛けたかった。彼らにも、小鹿の痛みを思い知らせたかった。でも──それよりもっと、もっと強く願っていたのは──小鹿を守りたかった。森を守りたかった。鹿と鳥が、これからも自由に寄り添い続けていける未来を守りたかった。

だが、小鳥はあまりにも弱すぎた。燃える矢が、その翼を焼いた。彼は地へと墜ちていった。だが、その強い願いを、誰かが聞いていた。神巫の力が、彼の体に宿ったのだ。
「小鳥よ。すべてを犠牲にしてでも、その願いを叶えたいか?」
ある声が問うた。
「……叶えたい」
小鳥は答えた。
「たとえ、世界一きらめくその目を失い、自由に空を翔る翼を失い、いちばん大切な記憶さえ失っても──それでもか?」
「……それでも、叶えたい」
そうして小鳥は岩に叩きつけられ、最期にもう一度、小鹿のいた方角を見つめた。

第二の葉の語りには、多少の脚色があるかもしれない。だが、当事者の小鹿も小鳥も、今ではすでに魂を雲夢山地に還しており、仮に魂が転生していたとしても、記憶や自由といった代償を払った以上、真偽を確かめる術はない。だから葉たちは、「ザワ……ザワ……」とすすり泣くような音を立てた。



ただ一枚、第三の葉だけが、ゆっくりと口を開いた。それは、東神城と玄微森林のあいだで長い年月を過ごしてきた葉だった。数多くの出会いと別れを見届けてきた老いた葉。彼は新しい物語を語らなかった。代わりに、その老いた声で、若い葉たちに語りかけた。
「……君たちも、いずれ大きくなれば分かるだろう。物語には結末があるかもしれない。だが現実は、いつだって『未完のまま』続いていくのだ」
「鹿と鳥の魂は、まだ消えてはいない」
「たとえ記憶に導かれなくても、いつかきっと──ふたたび出会う時がくる」

彼の言葉が終わらぬうちに、突如、強い風が吹き抜けた。葉たちは一斉に「ザァッ」と大きく鳴いた。風がやんで、森はしばしの静寂に包まれる。

そして次の瞬間、森の奥から二つの澄んだ声が聞こえた。
「あなたが……雲中神君?」
「君が……あの小鹿女?」
詳細バージョン⑤「天穹(てんきゅう)の下」
かつて、村の人々はこう語っていた。雲中君は、いつも天穹を見上げている。
ある者は言った。
「あいつは、天穹を恨んでいるのさ」
なぜなら、雲中君は村の井戸のそばで発見された──「天の裂け目の災い」で傷つき、光と記憶を失っていたからだ。
また別の者は言った。
「いや、きっと雲中君は、あの災いの時に空から落ちてきた存在だ。だからこそ、空を恋しく思ってるんだろうさ」

雲中君と呼ばれた青年は、そのどちらにも答えを返さなかった。
目覚めた時、彼の視界はすでに闇に包まれていた。空がどんな姿かも見えない。だが、心の奥にはそれを求める強い想いがあった。
彼は、夢の中で流雲を駆ける。風が体を撫でる。その感覚は、まるで──自分が小鳥になったかのようだった。
軽やかで、自由な感覚。両手を広げれば、そのまま空へ飛び立てそうな気がする。高く、高く、遠くまで。
一度空へ昇れば、望まない限り、決して地に落ちることはない。そう思えた。

だから、彼は試みたのだ。飛び立つことを。
当然ながら、結果は失敗だった。翼を持たぬ肉体に、空の自由を望むことはできない。



今──東神城の人々はこう語る。
「雲中神君は、いつも天穹の上から大地を見下ろしている」
ある者は言う。
「それは彼が最も自由な神巫だからだ。彼の翼は、どこへでも連れていってくれる」
またある者は言う。
「いや、彼は最も規律を守る神巫なのだ。東神の命に従い、上空から森を監視している。たとえ見えなくとも、想像で全てを描いている」

雲中神君と呼ばれるその神巫は──やはり、何も答えなかった。かつて東神は、雲珀(うんぱく)の力をもって彼に翼を与え、過去を告げた。
「鳥は本来、天穹に属する存在。お前は、風のような自由を求めて、翼を広げるべきだ」
彼はその翼を受け入れた。そして同時に、代償も受け入れた。神巫・雲中君となる者は、半分の時を地上と規則に捧げねばならない。

風とは、決して一箇所に留まることのない存在。彼はまだ、本当の自由に辿りついていない。



だが、彼が大地を見つめる理由は──それだけではなかった。

彼が再び天穹へ戻ったとき、胸の奥に引き寄せられるような感覚があった。
森の中に、何かがある──それを探さねばならないと感じた。
もしかすると、それは忘れ去られた過去の記憶かもしれない。
あるいは、かつて交わした願いの続きかもしれない。
もしくは──もう一つの「自由」の答えなのかもしれない。

そんな思いを胸に、雲中君は、森へと舞い降りた。

──そして突然、彼の世界を覆っていた暗闇の中に、一匹のピンク色の小鹿が駆け込んできた。

他のヒーローとの関係

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ヒーロー名解説

・陰ながら見守る者
前世では仲睦まじく暮らしていた孤独な鳥と小鹿は、戦乱により離散した。
そして......今世で再会した二人。
少女となった瑶は神巫の雲中君に好奇心と怒りを抱き、東神の配下となった雲中君は瑶の前では冷酷無情を装いながらも、彼女に魅了されていった。

東皇太一
・翼を授けたボス
新しい命を与えられた小鳥は光と翼と記憶を失ったが、心の中では天穹への憧れを抑えることができなかった。
東皇太一が雲珀で小鳥の翼を再び作り上げるまで、小鳥もまた約束を守り、神巫の雲中神君として側に従った。

・親しき後輩
同じ鳥類であるがゆえか、それとも彼と小鹿の姿が、かつての「若かりし日の記憶」を呼び起こしたのか──は雲中君に対して、いつも年長者らしい親しみと気遣いを見せていた。
だが雲中君に言わせれば、理由もなく襲いかかる暴力は決して親しみではなく、奇妙な選択肢を突きつけることもまた、思いやりとはほど遠い。
盟友と呼ぶには危うすぎる。
むしろ彼女は、東神城に埋められた時限爆弾のような存在だった。

鬼谷子
・未知の新生者
鹿と鳥の悲劇に心を痛めた鬼谷子は、瀕死の小鳥を改造し、その体内の神巫の力を封印して新たな命を与えた。
しかし再び目覚めた小鳥は光と翼と記憶を失い、再び生を与えられた恩を知らなかった。

大司命
・敵対関係にある神巫
全能者と巫神祝(ふしんしゅく)の対立はもはや和解不能だ。
彼らはそれぞれの理念のために戦っている。
大司命はかつて、同じく神巫である雲中君が迷いから目覚めることを望んでいた。
だが、空を翔る雲中君は、自分が進むべき方向を知っていたのだ。

白龍
・異質な存在
彼らが本当に友好的な関係にあるのか、疑う者もいる。
真実が明かされぬうちは何事も疑ってかかる龍と、相手を観察している神巫──そんな二人がどうして平和に共存できるのかと。
しかし、白龍は「なぜそれではいけないのか」、雲中君は「何事にも不可能なことはない」と答える。

少司縁
・「悪意」ある観察者
縁結びの精霊は言った。
少司縁さまは縁を求める者の評価においては常に公平公正だということですが、なぜか小鹿の言う雲中君を眺めるときには、眼差しが殊の外厳しいように見えます」
少司縁は澄み切った声で答えた。
「それはただの噂に過ぎないわ。小鹿がその証人よ」

性能概略


ゲームデータ


下記のスキル説明は一部の固有名詞を除き、翻訳に修正を加えてあります。ご了承ください。


ステータス

タイプ種別
アサシン高ダメージ型アサシン
得意分野活躍
突進・キル中盤
推奨レーン難易度
ジャングル★★☆☆

※キャラクター毎に異なるステータスのみ記載

項目数値
最大HP3218
最大オーラ450
物理攻撃171
攻撃速度ボーナス5%
5秒毎HP回復49
5秒毎オーラ回復×
移動速度380
攻撃範囲近距離

スキル

(パッシブ)雲神・羽ばたき

分類
移動速度増加・物理ダメージ
スキル効果
雲中君はMPを持たず、Lv4以降は、永続的地形を無視して移動できるようになる。また、自身の通常攻撃が敵に命中するたびに、「オーラ」スタックを獲得する。最大12スタックで、通常攻撃を行っている間は維持される。現在のスタック数に比例して、自身の移動速度が1~60上昇する。さらに、自身の通常攻撃またはスキルが敵に命中するたびに、対象に「裂傷」スタックを獲得する。最大5スタックで、2秒間維持される。裂傷スタックを付与された敵は、移動を行うたびに(対象の最大HP*0.24%)物理ダメージを、停止時にもその半分の物理ダメージを受ける。このとき、自身の追加攻撃力50ごとに、追加で(対象の最大HP*0.02%)物理ダメージを与えるほか、対象のスタック数に応じて、与ダメージは最大10倍まで上昇する。なお、対象がミニオンもしくはモンスターの場合は、常時、0.2秒ごとに(攻撃力*2.7%)物理ダメージを与える。

(スキル1)刃翼の一撃

分類
移動速度増加・物理ダメージ・CC
スキル効果
このスキルは移動しながら発動できる。スキルをタップしている間、移動速度が60%上昇(徐々に増幅)した状態で移動しながらチャージを行う。発動をキャンセルした場合、CDを20%解消する。3秒経過するか方向を指定すると、指定方向にダッシュし、命中した敵に200.0+(追加攻撃力*80%)物理ダメージと0.5秒間のめまいを与える。また、同時に自身は300.0+(追加攻撃力*100%)の耐久値の4秒間持続するシールドを獲得し、スキル終了時、指定方向に逆ジャンプを行う。この際、ミニオンもしくはモンスターに命中した場合、追加で対象にノックバックを与える。

Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5Lv6
移動速度
上昇(%)
60728496108120
基礎
ダメージ
200240280320360400
基礎
シールド量
300360420480540600
CD109.69.28.88.48

(スキル2)疾飛の羽

分類
強化・物理ダメージ・移動速度減少
スキル効果
翼でウィンドブレードを放ち、前方に居る敵に150.0+(追加攻撃力*50%)物理ダメージを2回与え、1秒間、移動速度を12.5%低下させる。その後、4秒間、自身は攻撃速度が25%上昇し、通常攻撃が強化される。強化通常攻撃は射程が遠距離、かつ3段攻撃となり、順番に(攻撃力*20%)物理ダメージ(攻撃力*30%)物理ダメージ(攻撃力*50%)物理ダメージを連続で与える。

Lv1Lv2Lv3Lv4Lv5Lv6
基礎
ダメージ
150180210240270300
移動速度
低下(%)
12.51517.52022.525
攻撃速度
上昇(%)
202428323640
CD109.69.28.88.48

(スキル3)怒りの旋風

分類
無効化・CC・物理ダメージ
スキル効果
このスキルは移動しながら発動できる。自身の被ダメージを30%低下させ、かつ移動速度を大幅に上昇させた状態で、範囲内の敵1体とともに宙を舞い、短時間滞空する。滞空中、自身はターゲット不可かつ無敵状態となり、対象は自身からのみダメージを受ける。直後、対象を地面に叩きつけて360.0+(追加攻撃力*120%)物理ダメージと0.5秒間のノックアップを与える。対象に付与されている裂傷スタック1つごとに、このスキルの与ダメージが10%上昇する

Lv1Lv2Lv3
被ダメージ
低下(%)
304560
基礎
ダメージ
360540720
CD454035

直近の調整内容(2025/03/20)

▼ タップ・クリックして展開 ▼
調整日調整内容
2025/03/20【スキル1】
CD時間
9/8.6/8.2/7.8/7.4/7秒

10/9.6/9.2/8.8/8.4/8

【スキル2】
CD時間
9/8.6/8.2/7.8/7.4/7秒

10/9.6/9.2/8.8/8.4/8
2025/02/13【スキル1】
CD時間
10/9.6/9.2/8.8/8.4/8秒

9/8.6/8.2/7.8/7.4/7

【スキル2】
CD時間
10/9.6/9.2/8.8/8.4/8秒

9/8.6/8.2/7.8/7.4/7

スキン

▼ タップ・クリックして展開 ▼
① 基礎スキン
② ホルスの眼
③ 群星魔術団

解説動画(提供者:テスト)

※投稿日:2025/X/X(曜日)


性能解説(執筆者:テスト)

概要
長所
短所
スキル説明
パッシブ
スキル1
スキル2
スキル3
特記事項
注意点

スキルコンボ

  • ① スキルX → スキルX → スキルX など

敵ヒーローとの相性

得意テスト
(例)名前、名前、名前
苦手テスト
(例)名前、名前、名前
対策方法

レーン別:立ち回り

① クラッシュ
序盤
中盤
終盤
その他のポイント(上級者向け)

② ジャングル
序盤
中盤
終盤
その他のポイント(上級者向け)

相性の良い装備品

装備品名解説
画像
名前
テスト

オススメの装備品プラン


相性の良いアルカナ

アルカナ名解説
画像
名前
テスト

オススメのアルカナプラン


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