ゼクスのプロフィール
氷の軍師ゼクス | 賢帝ゼクス Sage Emperor "Zekus' | - |
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氷の軍師ゼクス
プロフィール
性別 | タイプ | 種族 |
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英装 | |
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職業 | |
武器 | |
出身 |
誕生日 | 年齢 | ||
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身長 | 体重 | ||
3サイズ |
趣味 | |
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特技 | |
癖 | |
長所 | |
短所 |
エピソード
賢帝ゼクス
プロフィール
性別 | タイプ | 種族 |
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英装 | |
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職業 | |
武器 | |
出身 |
誕生日 | 年齢 | ||
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身長 | 体重 | ||
3サイズ |
趣味 | |
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特技 | |
癖 | |
長所 | |
短所 |
エピソード
破神の眷属たちとの戦いの中、新たな力を得たゼク
スの姿。
アダン大陸でカイルたちが破神軍と戦っている中、
ゼクスは今の自分の力では敵に通用しないことを痛
感。 仲間の足を引っ張ってしまっている非力な自分
に対して大きな憤りを感じ、力を求めた。
その時、ある者が彼に語りかけ、とある条件のもと
でゼクスへ力を貸し与えると申し出る。
今はただ仲間たちを救いたいと願うゼクスは、その
申し出を了承。
手にした力により覚醒を果たし、その場の敵を一掃
して仲間の窮地を救うことに成功する。
覚醒したゼクスの力は以前の何倍にもなっており、
さらに強力な魔術を行使できるようになった。
「力を借り受けたこと⋯もしかしたら後悔をするこ
とになるかもしれません。
ですが、今はただ前に進みましょう。
この力、現在の私には必要なものですから」
力の末、無理をしてしまうことは昔からよくあった
という。
オルダーナ帝国の騎士訓練校時代、ゼクスはほかの
訓練生同様に剣術や魔術など数多く訓練に励んだ。
その中でも魔術は目覚ましい実力を発揮し、特に氷
を扱う術に関しては、同期で彼の右に出るものはい
なかった。
だがある魔術の教練で、彼は自身が思っていたほど
術を上手く扱えないということがあった。
その魔術とは、彼が得意とする氷の術とは正反対の
炎の術で、炎の加護を離れた相手に付与する、とい
うものであった。
納得できないゼクスは、教練が終わった後もその場
に残り、1人で術を上手く扱うべく試行錯誤を
延々と繰り返した⋯。
翌朝、ゼクスの友人であるカイルがその教練の場を
通りがかると、なんとそこには汗をぐっしょりとか
いた彼がいた。
聞けば、昨日の教練から夜通しで術を上手く扱える
よう特訓していたのだという。
彼の体調を心配するカイルだったが、ゼクスは「問
題ありません」とだけ答え、それよりもあの魔術が
思った通りに使えるようになったと嬉しそうに話し
て、実験台になってくれ、と頼んだという。
その後、ゼクスの術がカイルに対して高い効果で発
揮されたことは言うまでもない。
ただカイルは、いつも冷静沈着でクールな態度を崩
さないゼクスに、このようなー面があったことに非
常に驚いたという。
さらにゼクスの意外な一面として、自身ができると
判断したこと、もしくはやると決めたことに対して
は、異常な情念を持って遂行することが挙げられる
であろう。
騎士訓練校卒業後、参謀局を経て皇帝直轄部隊の軍
師となった彼は、ある地域に生息するとされる幻の
魔獣の生態を調べるよう皇帝より命令を受ける。
その魔獣は危険性こそ少ないものの警戒心が強く、
ほとんど人の前に現れることがなく、極めて情報が
少ない存在であった。
もっとも、その魔獣の情報が緊急に必要とされてい
たわけではなく、皇帝としては目をかけているゼク
スがどれぐらいの情報を集めてくるのか、その力量
を試す意味合いを含んだ命令であった。
その命令を謹んで受けたゼクスは、早速魔獣が生息
しているとされる地域を訪問。しばらく現地で情報
収集をした後、こう呟いた。
「ふむ⋯やはり一筋縄ではいかないようですね」
その言葉よりしばらくして、ゼクスは人々の前より
姿を消し、消息を断ってしまう。
そしてそのまま数カ月が経ち、所属部隊内でゼクス
の死亡説が囁かれ初めた頃、彼はボロボロの姿にな
りながらもひょっこりと帝都に戻ってくる。
彼によれば、その魔獣は人間の気配や匂いに敏感だ
と分かったので、まずはそれらを消すため人との関
わりを断ち、さらにその上、自身の"人としての気
配"をも消すため、しばらく野生動物のように自然
の中で生活していたのだという。
その甲斐もあり、かの魔獣の情報を納得できるほど
に収集できたと言い、皇帝へ報告書を提出。
その内容は皇帝の予想をはるかに超える出来で、ま
さに見事の一言だった。
そのしばらく後、ゼクスは皇帝より十賢臣に推挙さ
れることになるが、それはこの時の彼が示した任務
に対する執念と、 その能力の高さを評価してのこと
だったと言われている。
ちなみに後日、ゼクスはある者より
「あの任務をなぜあそこまで徹底にやったのか?
皇帝の命令だったからか⋯?」
と聞かれたことがあった。
彼は少し考えた後にこう答えたという。
「皇帝陛下からのご命令は確かに絶対ですが⋯それ
だけではありませんよ。
あの任務は、自分ができると判断したものだったか
らです。
できると思ったことができなかったら、誰だって悔
しいでしょう?」
皇帝より推挙されて十賢臣の一員となったゼクスだ
が、会議などに出席した際は非常に苦労したと言わ
れている。
十賢臣の会議はメンバーそれぞれが高い地位にいる
ため、意見を譲り合うということが少なく、元々議
論が紛糾しやすい傾向にあった。
そんな中に新たに加入したゼクスだが、皇帝の推薦
でその地位に就いたこともあって色々と気を使わな
ければならず、メンバーたちの意見の調整役に回っ
てしまうことが多かった。
十賢臣筆頭である帝国皇太子ローランドとその腹心
である騎士ランスヴェルは、皇帝より推挙されたゼ
クスに対してある程度の警戒をしつつも、その立場
を尊重したという。
だがローランドのもう1人の腹心である魔導師エリ
ザは、ゼクスに敵意を含んだ視線を向けることが少
なくなかった。
自由奔放な発言により会議を引っ掻き回す存在とし
て知られている白の研究所の所長リリー、そして特
務機関の永世騎士ザイクスは、基本的にはゼクスを
無視。たまに彼の発言に返答することはあっても、
大抵は茶化してからかうだけであった。
近衛師団の師団長であるグラナダスは、十賢臣の中
では皇帝寄りの人物であるが、大した実績がないぜ
クスのことを一人前として扱わず、その発言を軽ん
じることも多かった。
宰相シダと創神教団大司教マジャはゼクスに関する
立場は中立的であったが、興味の示し方は異なって
いた。シダは彼に対してある程度の関心は寄せてい
る様子だったが、マジャの方はまったく無関心のよ
うである。
十賢臣の中で唯ーゼクスに好意的なのは、冒険者ギ
ルドのギルドマスター・ベイランドであった。
それは、ゼクスがカイルの友人だと知っていたため
であるが、一説では、ベイランド自身も冒険者ギル
ド内では他者のフォローに回ることが多いため、ゼ
クスの苦労に共感していたからでもあったとも言わ
れている。
「突飛な能力を持つ者は、性格もひとかたならない
と聞いてはいましたが⋯まさかここまでとは」
初めて会議に出席したゼクスは、なぜ皇帝が自分を
十賢臣の1人にさせたのか理解。
その後、会議を皇帝が望む方向へ導くため孤軍奮闘
を続けたという。