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メルザのプロフィール

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白騎士メルザ黒キ死神メルザ
Black Reaper "Melza"

白騎士メルザ

プロフィール

性別タイプ種族

英装
職業
武器
出身

誕生日 年齢
身長 体重
3サイズ

趣味
特技
長所
短所

エピソード







黒キ死神メルザ

プロフィール

性別タイプ種族

英装
職業
武器
出身

誕生日 年齢
身長 体重
3サイズ

趣味
特技
長所
短所

エピソード

破神を討つために

グランゼリアが破神の支配下にあった時代、破神口

グシウスに従い、人や魔獣から「黒キ死神」と恐れ

られた女性。


かつては2人の仲間とともに破神に戦いを挑んだ

が、絶望的な敗北を喫し、その後は人類に仇なす存

在となった。


旅の中で"破神に抗う力を持つ"とされる『霊装剣マ

リウス』を手に入れたメルザは、仲間である炎の剣

士、氷の騎士とともに破神を倒すべくその居城へと

向かう。

しかし、その城を目前にした彼女たちの前に、破神

の眷属を統べる四破神将の1人が立ちふさがるの

だった。

これまで数多くの破神の眷属を倒してきた3人だっ

たが、目の前に現れた四破神将の力は他の眷属と一

線を画していた。その強さは、たとえこの四破神将

を倒したとしても破神には勝てないと思わせるに十

分なものだった。メルザは覚悟を決め、せめてこの

敵だけでも倒そうとマリウスを構える。しかし、そ

んな彼女の前に剣士と騎士が進み出た。

2人はメルザに対し、自分たちが四破神将を抑える

からここから逃げるように告げる。彼らの言葉に驚

いたメルザは、自分も一緒に戦うと返すが、氷の騎

士はそれに対して怒りの言葉を返す。


「あなたの目的を忘れないでください!

 ここで死ぬことがやりたかったことなのですか?」


何も言えずにいる彼女に炎の剣士がさらに言葉をか

ける。


「俺をなめてるのか?

 この程度のヤツにやられやしねー。

 邪魔になるから先に帰ってろ。

 寂しいならこいつも連れていくか?」


それに対し怒る氷の騎士を見て彼女は覚悟を決め

た。

2人に一言「待ってる」と告げるとその場から即座

に離れ、別の大陸へと渡る街へ向かい一度も振り返

ることなく逃げ続けたのだった。


彼女は仲間が戻ってくることを信じて走り続けた。

しかし、そんな彼女の前に現れたのは剣士と騎士で

はなく、傷だらけの四破神将だった。


そして、四破神将は告げる。

彼女の決意と希望を無残に打ち砕く言葉を。

もたらされた悲報。そして始まる悪夢

四破神将が告げた言葉⋯それは剣士と騎士の最期

だった。

メルザはその言葉を信じようとしなかったが、四破

神将の手には紛れもない2人の愛剣が握られてい

た。


戦いの中、これまで奮い立たせていた気力が断ち切

られ、彼女はその場で崩れ落ちる。

絶望に沈む彼女を満足そうに眺めた四破神将の配下

が殺害しようとするが、本人がそれを止める。配下

は破神の意に背くと説得するが、この場でメルザを

殺せば、破神の支配に立ち向かった"悲劇の英雄"と

して、人間どもに美化されてしまう可能性がある。

それよりもかの者にはいい利用法があると言い、破

神の元へと彼女を連れ去った。

破神は興味を示さず処理をその四破神将に任せた。


そしてその後、その四破神将は、まず神に逆らった

罰としてメルザが一時期暮らしていた街を滅ぼす。

その上でモルダナ王国に対して、メルザが国王のお

気に入りの騎士であることから責任を問い、こちら

が納得できる返答がない場合は引き続き街を滅ぼし

続けると広く通告したのである。

それを知った国民らの非難は、たちまちに王族に集

中する。

もともと同国では貴族に対する不満は高かったこと

もあり、ついには大規模な反乱が勃発。

混乱の中で国王は民衆の手で処刑され、国力を大き

<減じながらモルダナ共和国が誕生した。

囚われたメルザはその様子を聞かされて、さらに心

を壊していく。

そうして、四破神将はそんな彼女にこう告げる。


「ログシウス様はお怒りだ。このままではモルダナ

のみならずグランゼリアにいるすべての人間が、そ

の怒りの炎に包まれるに違いない。

だが、貴様が我々の下僕として働くならば、その怒

りは幾分か収まることであろう」


その言葉に彼女は逆らうことができず、破神とその

眷属たちに従うことを誓う。

そして彼女が持っていた霊装剣マリウスは破神によ

る呪いで冥府の鎌へと変化させられ、そこに宿って

いる存在も機装兵から死神ログ・ダーナへと変化し

ていった。

最初の罪

破神とその眷属たちの下僕となったメルザが一番最

初に課せられた使命は、かつての祖国モルダナのあ

る将軍の暗殺であった。

その者は老練の名将として名高く、兵士たちに対し

ても身分の別け隔てなく接していたため、革命後も

罷免されず、軍事の面で国を支え続けていた。

彼女にとってもよく知る人物であり、騎士として祖

国にいた時に世話になったことは一度や二度ではな

かった。

だが、それだけにメルザは感じていた。

そういう人物だからこそ、自分の最初の仕事の標的

として選ばれたのだと。


「試されているのね⋯」


密かにモルダナに舞い戻ったメルザは、情報を収集

して近々その将軍が首都から離れ、モルダナ各地に

点在する砦の巡察することを知る。

暗殺するタイミングを首都を出発してから砦に着く

までの間とさだめた彼女は、出発した将軍とその部

下たちを尾行。

夜を待ち、陣幕に1人いた将軍に従者に変装して近

づき、背後より隠し持っていた鎌を振りかざした。

だがその時、思わぬことが起きる。

将軍が振り返り、メルザの方を見たのだ。

一瞬、目が合う2人。

メルザの脳裏には彼に世話になったことが思い起こ

された。

初陣の際、ほかの新兵同様に緊張していたメルザの

肩を叩き、もっと力を抜くよう助言してくれたのは

彼であった。

またメルザが魔獣より国王を救った際、その功績に

報いるよういち早く進言したのも彼であった。

刹那、メルザは動きが止まってしまう。

だが、彼女は自身が振りかざした鎌を収めるわけに

はいかなかった。

破神ログシウスの怒りを鎮めるため、グランゼリア

の人々を少しでも救うため、もはや彼女には破神の

下僕として生きる道しか無いのだ。


「ごめんなさい⋯!」


メルザの鎌は将軍の首を寸断して、その生命を刈り

取った。

そして周囲の者に気配を感じさせること無く、その

場を離れたという。


メルザの破神の下僕としての最初の任務は成功に終

わった。

そしてこれが彼女の心にできた最初の"罪"であっ

た。

逃れ得ぬ呪縛

祖国の将軍暗殺に成功したメルザは、やがて破神の

支配に反抗する勢力の鎮圧などにもその身を駆り出

されることになっていく。

そこで、彼女にはふたつの役割が課せられた。

ひとつは、戦いの中で破神軍側が有利になるよう撹

乱工作や暗殺などを行うことだった。ただしその際

には、その身を決して敵にさとられぬよう厳命され

ていた。

脆弱たる人間たちを懲罰したのは、あくまで偉大な

る破神ログシウスの威光とその眷属らの力であり、

そこにメルザのような者が加わっていることなどは

"あってはならないこと"だった。

そして、彼女に課せられたもうひとつの任務。それ

は戦いの大勢が決した後の残存勢力の掃討と、それ

に組みした者、関係者たちの処刑であった。

この時は先程とは逆に、必ずその身を人々の前に晒

すことを厳命されていた。

それは、かつて人々の希望になっていた存在が、今

や絶望を体現する存在へと変貌したことを人々に知

らしめるためであった。


「ごめん⋯なさい⋯」


罪なき人々の生命を手にした大鎌で刈り取る時、メ

ルザはやはり謝罪の言葉を口にした。

だがその言葉には以前ほど感情は込もっていない。

感情を込めて言葉を発するには、彼女はもはや数多

くの生命を奪いすぎていた。


そして、そのような状況下においてもメルザに対す

る破神の眷属たちの監視は、依然として絶えること

はなかった。

ある時、オルダーナ大陸南部のある街での反乱鎮圧

に参加したメルザは、いつものように残存勢力らの

掃討を行っていた。

命令に従って、抗う者、無抵抗な者、すべて構わず

惨殺して回っていたメルザだったが、裏通りに彼女

の姿を見て震えている子供たちを発見する。

その子供たちに対しても無表情に大鎌を振り上げか

ける彼女だったが、その中の1人の子供の顔を見た

瞬間、ふとある記憶が呼び覚まされる。

それは、彼女が破神討伐に出発するきっかけとなっ

た村での思い出であった。

つかの間、メルザの心に人々を守ろうとしていた時

の気持ちが蘇る。


「⋯⋯逃げなさい」


小さな声で、絞り出すようにメルザはその子供たち

に伝える。

言葉の意味を理解したのか、子供たちは驚きと戸惑

いが入り混じったような表情をして、恐る恐るその

場を後にしていった。


その後、あらかた掃討を終えて一息ついていたメル

ザだったが、その頭の中にある声が響き渡る。

それはあの四破神将の声だった。


「貴様の行為。一度は見逃そう。

だが貴様の運命は変わらぬ。絶望だ。

あの子供たち同様にな」


その言葉を聞き、青ざめたメルザは、急いで子供た

ちが逃げていった方向へと駆け出す。

いちるの望みにすがり、子供たちの無事を願う彼女

だったが、駆けつけた先で見たのは無残にも殺害さ

れた子供たちの遺体だった。


その後のメルザは、破神の下僕としてその眷属たち

より与えたられた任務を粛々と果たしていった。

その瞳には、もはや希望の輝きは欠片さえも宿して

おらず、深き絶望の漆黒に塗りつぶされていた。

人々はそんな彼女のことを「人を裏切った死神」と

呼び、恐れていった⋯。


なお、彼女のその後について記されている記録は現

存しない。

様々な憶測や学説が存在するが、どれも想像の域を

出ないものである。


現在、そんな彼女の評価は大きくふたつに分かれ

る。

ひとつは、無駄に破神に背き、結果として多くの不

幸をもたらした黒キ死神。

もうひとつは、果敢に破神に挑みながらもすべてを

奪われた悲劇の英雄。


どちらの評価を取るかは人により変わるが、彼女に

とってはそんな評価はどうでもいいのかもしれな

い。

どちらにしろ、彼女が多くの命を奪ったという事実

は変わらないのだから。



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ゲーム情報
タイトル ラストクラウディア
対応OS
    • iOS
    • リリース日:2019/04/14
    • Android
    • リリース日:2019/04/14
カテゴリ
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