マイクリプトヒーローズとは
マイクリプトヒーローズのゲームに関する基本情報を解説します
目次 (マイクリプトヒーローズとは)
マイクリの概要
マイクリプトヒーローズは、double jump.tokyo社が2018年にリリースした国内発のブロックチェーンゲームです。
基本情報 | |
ゲーム名 | My Crypto Heroes(通称マイクリ) |
ゲームの種別 | MMORPG ※MMO:Massively Multiplayer Online(大規模人数で同時に遊べるオンラインゲーム) |
ゲームの種別 | スマホ/PC(スマホ/PC間でアカウント連携も可能) |
使用媒体 | ブラウザゲーム |
サービス開始日 | 2018年11月30日 |
対応するブロックチェーン | - MCH-Verse - Ethereum(イーサリアム) - POLYGON(旧Matic Network) |
主な実績 | ・公開初日以降ブロックチェーンゲームとして取引高・取引量・DAUで世界1位を記録 ・2019年初頭には業界初のテレビCMも放映 ・手塚プロダクションを始めとした国内IPとのコラボNFTの発行 |
運営会社 | MCH株式会社 |
マイクリのNFT
マイクリのNFT(ブロックチェーンで取引ができるアイテム)は3種類あります。
①ヒーロー:買うNFT
マイクリプトヒーローズで中心となるのはなんと言っても【ヒーロー】です。ここでいうヒーローとは、歴史上の偉人を指します。織田信長や劉備、ナポレオン、クレオパトラにジャンヌ・ダルク等の偉人をキャラクターとして集め、交換したり戦わせたりすることが本ゲームの趣旨です。
このヒーローがNFTに対応しており、「発行上限ありのオリジナルヒーロー」と「発行上限なしのSBH」の2種類のヒーローがあります。
オリジナルヒーローのレアリティと発行上限
- Limited Legendary:各10体
- Legendary:各20体
- Epic:各100体
- Rare:各250体
- Uncommon:各1,000体
- Common:各2,500体 ※Commonのみ再販あり
- Novice:発行上限なし(1人1体)※非NFT
オリジナルヒーローの販売は2023年にすべて終了しており、現在は二次流通経由での販売のみとなっています。
SBHは発行上限なし
SBHは「トレード不可(ユーザ間の売買不可)」という制約付きのヒーローです。
トレード不可なので買い切りではありますが、それ以外の性能(スキルやパラメータ等)はオリジナルと全く同じなのでゲーム内ではオリジナル同等のヒーローとして使用できます。
SBHはゲーム内で常設販売されており、ゲーム内通貨「GUM」で購入が可能です。
②エクステ:報酬NFT
エクステンションはヒーローに装備する武器です。こちらもNFTで発行上限が決まっており、ヒーローと同様にレアリティの概念が存在します。ヒーローとの違いは、エクステンションは「報酬獲得型NFT」である点です。
エクステンションの主な入手方法
- ノード(クエストモード)をクリアすると極まれにドロップする
- PvPモードで勝利すると報酬としてもらえる
しかしながら、NFTであることに変わりはないのでヒーローと同様にNFTマーケットプレイスで売買されています。当然ヒーローよりも価格帯は下がりますが、それでも高いものは0.5ETH(2021/7/6現在で12万円相当)になったりします。
エクステンションのレアリティと発行上限
- Limited Legendary:発行上限各1個
- Legendary:発行上限各20個
- Epic:発行上限各100個
- Rare:発行上限各500個
- Uncommon:発行上限各1,200個
- Common:発行上限各2,400個
③ランドセクタ:買うNFT
ランドセクタは前述の2つと比べて特殊な扱いになります。
まず、ランドセクタはマイクリをする上で少なくとも序盤で直接的に必要になることはありません。今後のアップデートなどによって必要になる可能性もありますが、集める優先度でいうとヒーロー・エクステンションの方が高いです。
ランドとは
マイクリでは、9つの国(ランド)が存在します。
ソシャゲでいうユーザギルドにあたりますが、プレイヤーを主体とした自走するエコシステムの構築をを目指すマイクリにおいてランドは非常に重要な役割を果たしています。
これらのランドは全てマイクリのプレイヤーによって管理・運営されており、それぞれの国ごとに運営方針や遊び方の傾向が異なります。
ランドセクタは国ごとの土地(所有権)にあたるもので、持っているといくつかの特典を得ることができます。
ランドセクタ保有者の特典
①ランド所属者限定のノード(クエスト)を周回可能
②「ロード報酬」を受け取り可能
③全体10%以上を保有したらそのランドを運営するオーナー(キング)になれる
マイクリのゲーム構造
マイクリには、「士農工商モデル」という基本思想があります。複数のペルソナを設定することで、NFTの流動性を担保するという思想です。目的が異なる複数のペルソナが複数存在することで、各々のとるべき最適行動も代わり、それによりNFTの売買が活発化し流動性を生むという考え方です。
【士】PvPを楽しみながら称号や賞品を得る
マイクリには様々なPvP(プレイヤーvsプレイヤーの対人戦)やGvG(ランドvsランドの団体戦)のモードが実装されています。
それらのゲームモードに参加し、一定の成績を納めることでトロフィーなどの称号や、賞品としてエクステンション(NFT)を獲得できます。
記事紹介
バトルに関する詳細は下記のページにて詳しく記載しています。
バトルに関する基本情報
【農】クエストをクリアして経験値やエクステを獲得する
マイクリにはクエスト(ノード)という1人用のゲームモードがあります。
ノードではCPU対戦で経験値やエクステンションの素材を獲得できます。
記事紹介
クエスト(ノード)に関する詳細は下記のページにて詳しく記載しています。
node(クエスト)に関する基本
【工】ヒーローのきせかえアートを制作・販売
マイクリでは、ヒーローのビジュアルをユーザが自由に編集することができます。服を着せかえるとかではなく完全に書き換えられるのです。
絵を描けるプレイヤーは、ドット絵を描いて販売することでゲーム内通貨を稼ぎ、その稼ぎでヒーローを買うことが可能になります。
特に、Legendary級のヒーローを所有するプレイヤーは自身の所有ヒーローに対して愛着や思い入れを持ちやすくなり、「ヒーローのビジュアルを自分用に変えたい」と思いやすくなる傾向にあると思います。
そうした、「自分のヒーローであることを示したい」という気持ちもNFTであるからこそ強く感じるのかもしれません。
あなたのアートがエクステンションになる!?エクステアートコンペ
ヒーローのアートのみならず、エクステンションのアートについても約3か月に一度、プレイヤー公募でデザインを募集するイベント「エクステアートコンペ」が実施されます。
採用されたら自身がデザインしたエクステンションとしてゲーム内に実装されることになります。加えて、Common~Epic帯のID01のエクステンションがプレゼントされます。
ドット絵に興味がある方はぜひチャレンジください。
【商】ゲーム内外でのNFTの取引を楽しみながら利益を得る
マイクリのNFTはマイクリのゲーム内外で取引が可能です。
面白いのは、価格はプレイヤーが自由に設定できるところです。
既存ゲームの場合はアイテム等の売り先はゲーム内のショップで価格も固定ですが、マイクリの場合は購入するのは他のマイクリプレイヤーなので価格は固定ではなく双方の合意が得られる価格で取引されるようになっています。つまり、相場が存在するのです。
相場を調べて、自身のヒーローがいくらで売れるのかの値付けを行い、TwitterやDiscordで宣伝して、自分でNFTをプロデュースして販売するのです。もちろん、底値で売れば売れます。
NFTは資産です。資産価値は環境により上がることも下がることもあります。
それらの相場を見極め、予測して適切価格で買う・売るスキルを培えるというのもこれまでのゲームとは一線を画す面白い体験だと思います。
記事紹介
取引・トレードに関する詳細は下記のページにて詳しく記載しています。