【リバリバ】正義失格の性能
リバリバのスクリプト「正義失格」の性能紹介です。ステータスやスキル性能、スクリプト内容を掲載しています。
目次 (正義失格の性能)
「正義失格」のステータス
レア | SSR | ロール | トリックスター |
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実装日 | 2024年11月27日 |
初期値/最大値 | |||
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HP | 539.7/2158.7 | 攻撃力 | 279.4/1117.5 |
物理防御 | 15.0 | 特殊防御 | 0.0 |
「正義失格」のスキル
1 | 装備騎士のBLADEゲージをためる量が30.00%増加する |
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2 | 装備騎士の属性が衝撃なら、装備騎士の攻撃力が30.00%上昇する |
3 | 装備騎士の階級がKINGなら、装備騎士のHPが30.00%上昇する |
1 | 装備騎士のBLADEゲージをためる量が15.00%増加する |
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2 | 装備騎士の属性が衝撃なら、装備騎士の攻撃力が15.00%上昇する |
3 | 装備騎士の階級がKINGなら、装備騎士のHPが15.00%上昇する |
「正義失格」の内容
「さて、そろそろ行く説でてるかな!」
そう言いながら、鉉覇は軽く指を鳴らした。その音は、まるで夜の闇を切り取るように短く鋭く響いて、煤墨の耳には心地よかった。
煤墨はわずかに頷く。それだけで、何もかもが通じてしまう。互いの緊張具合も、余裕の有無も、なんなら体調だって。
「今日の派手さは10段階中──?」
煤墨は静かに問う。声は穏やかだけれど、その奥には一抹の鋭さが潜んでいる。いつものことだけれど。
「100ぅー」
当然じゃん?俺が地味な陽動を仕掛ける?そんなの逆に冒涜説でてるでしょ?と鉉覇が破顔する。少年のようなその笑顔はまるで、夜空に散らばる星が一つだけ大きく輝いているみたいに、堂々としていて鮮やかだった。
「冒涜、ね」
眩しそうに煤墨が髪をかきあげ呟いた。
短い言葉の中に、ほんの少しの揶揄と、それ以上の疑問が込められていることを鉉覇はすぐに感じ取ったのか、ウィンクしながら煤墨の顔を覗き込んだ。
「そ、正義への冒涜。
だってさ、正義ってのは目立たなきゃいけない説でてるじゃん?
誰も見てない正義は正義じゃない」
「あはは、暴論♪」
「正義には役割があるんだよ。ただの自己満足じゃダメ」
鉉覇はマントを翻す。
闇に溶ける中で、無邪気な眼光が少し彼を大人びて魅せる。
その動作一つ一つに、彼の自信と矜持が滲んでいる。
「知らずに救うのは救われる側のためにならない。
第三者に、こういう救い方があるんだってのを見せて、
影響してこその正義だろ?」
「鉉くんらしいね」
怪盗なんて悪いことして正義を語るなんてさ、と答えたとき
煤墨からは不安と疑問は消え去っていた。
残っていたのは覚悟と勇気。
「じゃあ、俺らは正義失格説でてるな!」
夜に煌めくいっそう明るい一番星は、さらに明るく微笑むと 外套をまとって暗闇の中へ消えていった。
──『正義失格』より抜粋