【リバリバ】魔王ですが、なにか?の性能
リバリバのスクリプト「魔王ですが、なにか?」の性能紹介です。ステータスやスキル性能、スクリプト内容を掲載しています。
目次 (魔王ですが、なにか?の性能)
※ロールの欄がトリックスターになっていますが、正しくは全てのロールの騎士につけることが出来る「ワイルド」のスクリプトです。
「魔王ですが、なにか?」のステータス
レア | SR | ロール | トリックスター |
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実装日 | 2024年12月28日 |
初期値/最大値 | |||
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HP | 24.0/286.0 | 攻撃力 | 19.0/229.0 |
物理防御 | 0.0 | 特殊防御 | 5.0 |
「魔王ですが、なにか?」のスキル
1 | 装備騎士の通常攻撃によるダメージが3.00%増加する |
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2 | 名もなきガーデナーのテンションが上がる |
3 | - |
「魔王ですが、なにか?」の内容
「う…、運命くんが分裂したぁぁ!?!?」
カノンは目の前の光景に思わず叫んだ。そこには、分裂した運命が3人。それぞれ少しずつ違う雰囲気を漂わせながら、呑気にソファに座って微笑んでいる。
「うんめ、たくさん、健康によい、ね」
シオンはのそのそと運命のうちの1人、仮に運命Aの膝元に寝転んだ。非日常が日常の GARDEN では、たしかにこういうことはよくあるといえば、よくあるのだけれど。
「なんか、ママのところで試験薬を飲んだんだって!
そしたら、なんか、こうなった的な…?」
プロブレムが指を立てながら事情を説明する。原理や理屈はまったくもってよくわからないが、とにもかくにも運命が今3つの体に分裂してしまっていた。
「おおおちついてください2人とも!こういうときは深呼吸して、れれれ冷静に状況を分析しましょう!」
「カノンがいちばんあわてんぼうさん、ね」
「まあ、なっちゃったもんは仕方なくない?」
プロフレムが肩をすくめなから微笑む。
「それに、逆に考えてみて。これで私たち3人がそれぞれの運命くんを独占できるってことじゃない?」
「なにそれズルい」
既に運命Aの膝の上でゴロゴロしているシオンが即座に反応する。既に独占中である。
「運命くんはみんなの運命くんです!独占はよくないです!」
「じゃあ、どうするの?」
カノンの反論にプロブレムは小首をかしげる。
「このまま放っておいたら、誰かに見つかっちゃうよ?」
皇帝が3人になったともなれば大事件になる。ママたちによるさらなる実験の日々か、あるいは3人同時の超多忙激務生活か、いずれにせよ、運命の健康的な未来は想像できない。
3人は一瞬黙り込み、視線を交わした。そして──
「わかりました。それぞれ連れて帰りましょう!」
カノンが勢いよく提案する。ぎゅっと運命Bの手を握る。
「えっ、ももも、持ち帰り!?でも、それしかないかも……」
プロブレムは戸惑いながらも頷いて、運命Cの上着の裾をちょんとつまむ。
「採用、ナイスアイデア。健康によい」
シオンは軽やかに身を翻すと、猫に化け、運命Aの肩の上にひよいと乗っかる。
「いいですか、これは私たち3人の秘密です…!」
「わかった、私たちだけの内緒!」
「まかせて、悪いことは、得意」
「だって、私たちは、【魔王】だから!」
こうして、3人の自称・魔王(ヒロイン)たちはそれぞれ分裂した運命を自室にこっそり連れ帰るのだった──
──『魔王ですが、なにか?』より抜粋