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【白猫】ナギの新人ドラグナー奮闘記! Story

最終更新日時 :
1人が閲覧中
作成者: にゃん
最終更新者: にゃん
2018/02/07


目次


Story1

Story2

Story3

Story4

Story5

最終話


主な登場人物




story1



竜狩りだったナギが<竜の国>の騎士となり、数日ほど経ったある日。

ドラグナーとしての訓練が、本格的に始まろうとしていた!



「竜の国には慣れたか、ナギ?」

「はい、先輩!」

 (……あたしにも、後輩ができる日が来るとはなあ)

「……いい国ですよね。自然はきれいだし、食べ物はおいしいし。

なにより……みんな、優しいし。」

「この国の人間は、『竜とともに生さる』っていう考えのもとで暮らしているからな。

優しさ、慈悲、友情……そういったものを、すごく大切にしているんだ。」

「優しさ……」

「おまえにはぴったりの国だよ。」

「そ、そうでしょうか……?」

「だから今、ここにいるのさ。」

「…………あたし、この国へ来れて、ほんとうによかったです。」

「でも、大変なのはこれからだぞ。

今日からおまえには、一人前のドラグナーとなるために様々な訓練を受けてもらうことになる。

決して楽な道のりじゃないぞ。……大丈夫か?」

「覚悟は出来ています!」

「よし!」


「それで、先輩。今日は何をするんですか?」

「騎士団の慣習でさ。訓練初日の騎士には、特別なカリキュラムを用意することになってるんだ。」

「特別……ですか。」

「まずは騎士団本部に行け。最初の教官が待ってるから。」

「えっ? 先輩が教えてくれるんじゃないんですか?」

「ああ。とにかく、行けばわかるよ。」

「了解しました!

……あ、ところで、あの子はどこに?」

「おまえの竜か? あとで合流するから、心配するな。

そういや、名前はまだつけてないのか?」

「……一応、決めてはいるんです。けど、呼ぶのにはまだ少し迷いがあって。」

「そうか。……大事なことだ。ゆっくり考えればいいさ。」



「さて、じゃあ……訓練スタートだ!

本部まで駆け足! 急げ!」

「は……はい!」


 ***


「…………訓練というより、洗礼だからなあ……

きつくて泣いたりしないか、心配だなあ。ソルト。」

『ギィー……』



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