【白猫】ナギの新人ドラグナー奮闘記! Story
2018/02/07 |
目次
主な登場人物
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竜狩りだったナギが<竜の国>の騎士となり、数日ほど経ったある日。
ドラグナーとしての訓練が、本格的に始まろうとしていた!
「竜の国には慣れたか、ナギ?」
「はい、先輩!」
(……あたしにも、後輩ができる日が来るとはなあ)
「……いい国ですよね。自然はきれいだし、食べ物はおいしいし。
なにより……みんな、優しいし。」
「この国の人間は、『竜とともに生さる』っていう考えのもとで暮らしているからな。
優しさ、慈悲、友情……そういったものを、すごく大切にしているんだ。」
「優しさ……」
「おまえにはぴったりの国だよ。」
「そ、そうでしょうか……?」
「だから今、ここにいるのさ。」
「…………あたし、この国へ来れて、ほんとうによかったです。」
「でも、大変なのはこれからだぞ。
今日からおまえには、一人前のドラグナーとなるために様々な訓練を受けてもらうことになる。
決して楽な道のりじゃないぞ。……大丈夫か?」
「覚悟は出来ています!」
「よし!」
「それで、先輩。今日は何をするんですか?」
「騎士団の慣習でさ。訓練初日の騎士には、特別なカリキュラムを用意することになってるんだ。」
「特別……ですか。」
「まずは騎士団本部に行け。最初の教官が待ってるから。」
「えっ? 先輩が教えてくれるんじゃないんですか?」
「ああ。とにかく、行けばわかるよ。」
「了解しました!
……あ、ところで、あの子はどこに?」
「おまえの竜か? あとで合流するから、心配するな。
そういや、名前はまだつけてないのか?」
「……一応、決めてはいるんです。けど、呼ぶのにはまだ少し迷いがあって。」
「そうか。……大事なことだ。ゆっくり考えればいいさ。」
「さて、じゃあ……訓練スタートだ!
本部まで駆け足! 急げ!」
「は……はい!」
***
「…………訓練というより、洗礼だからなあ……
きつくて泣いたりしないか、心配だなあ。ソルト。」
『ギィー……』
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最終話
その他
相関図
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