【白猫】今日はにゃんの日?2018 Story
2018年2月22日
「<猫の日>ですよ、ソフィさん!
「猫の気持ちにならないと、尻尾が猫の気持ちにならないと、尻尾が生えてくる、でしたっけ?
少し面白そうですが、やはり尻尾は困りますよね……
「みなさんの猫耳も用意してありますから、お召しください!
「ありがとうございます♪ガーネット様もお似合いですよ!
「そ、そうですか?今さらですが、少々気恥しいです……
「ではごー緒に、にゃにゃ――
「薔薇の香りは正義の兆し!弱きを助け、強さをくじく常勝の剣は、民のために!!
「「!?
「悪しきを正す薔薇剣士、<レディ・ローゼン>!華麗に参上!
とう!!
「聞いてちょうだい。この島は今、大いなる野望に――
「!
「人が話してるときに猫耳着けないでよ!
「す、すみません……とても似合いそうでしたので、つい……
「レディ・ローゼン様もごー緒に、猫の日を楽しみませんか?
「そ、そう呼ばれると、悪い気はしないわね。
「氷の国のご当地ヒーローとしてぜひご招待させてください!
「そんなことより、妙だと思わない?
「妙、ですか?
「猫になりきらないと、尻尾が生えてくるなんて、この島で初めて聞いたわ。
これはきっと<組織>の陰謀……猫耳による飛行島の支配を企んでいるのよ!
「それはさすがに考え過ぎでは――
「――そのような悪しさ野望は、阻止しなければなりませんね……
「ソフィさんまで!?
「薔薇剣士レディ・ローゼン様のもとに集いし――我ら正義の剣士の手によって!
「もしかして楽しんでいませんか!?
「ですが、<組織>の陰謀は飛行島だけでなく世界各国にも、及んでいる可能性があります。
レディ・ローゼン様……飛行島の次はどうか、氷の国を守るためにお力をお貸し願えませんか!
「もちろんよ、正義のためだもの!
「駄目ですベアトリスさん!きっとそのままご当地ヒーローにされてしまいます!
「では<薔薇と氷炎の三剣士>さっそく始動です!
「私も頭数に入っている!?
「ガーネットさん、同じ正義の味方として力を合わせましょう!
「ですが私には、国のために武功を立てる使命が……
「ふふふ、では三剣士は今日だけの期間限定ですね。
「それでは結束を固めるため……
にゃにゃにゃーんをしましょう!
「<組織>の目をあざむいて、油断させるためね!
「……わかりました!ここまできたら覚悟を決めます!
「それでは……にゃ!
「にゃ!
「……にゃ!
「「「にゃにゃにゃーん!!