【白猫】アマタ・思い出
熱きお祭り男 アマタ・ヒノデ cv.赤羽根健治 全身に祭具をまとったお祭り男。 祭りとあればどこへでも赴く。 | ||
2015/10/16 |
太陽と月のソイヤ Story
思い出1
うおおおおお!!祭りだ祭りだぁー!!
暑苦しいのが来たぁ!
みこしだ! 太鼓だ!金魚すくいだー!!
俺はアマタ!!誰よりも祭りを愛する男だ!
おちついてえ!!
この俺が来たからにゃーハンパな祭りじゃおさまらんぜ!
射的はどこだー!カルメ焼きはー!!りんご飴はー!!
今日はお祭りじゃないっての!!
なんだそうか……
年中空飛んでるってことは、年中祭りのようなもんだと思ったんだがな……
勝手に決めないでよ!
アマタさん、お祭りが好きなんですね。
祭りが好きっていうか、俺自体が祭りだな!
おめでたいにもほどがあるわ!
まあ、今日が祭りじゃないのはわかった。じゃ、いつ祭りをするんだ?
とくにきまってないけど、前に
『クリスマス』と『お正月』ってのをやったわね。
いいねえクリスマスに正月。でっかいイベントだよな。
でもそういうんじゃねえだろ!!
なんでよ!!
オリジナル祭だよ!この島ならではの!
ないわよ!!
えっ、マジでいってるのか!?
とくにこれといったお祭りはないんです。ごめんなさい。
こんな面白い島なのに!?飛んでるんだぜ!?この島ならではの祭りはねえってのか!
だからないっていってるでしょ!
だったらつくるしかねえなぁ!俺たちの! 飛行島祭りをよ!
とりあえずその辺を踊り回るぜ!!ワッショーイ!!
思い出2
飛行島のお祭りってなにをするお祭りなのかしらね。
考えてくるっていってたけど。
なんだか面白そう。
お祭りによるわよ。へんなお祭りはイヤだわ。
ところでアマタさんどこにいったのかしら?
あれ、主人公もいないじゃないの。どこいったの?
いやーすげえ祭りだったなあ、主人公よう。
あらアンタたち、どこにいってたのよ。
きまってんだろ。そりゃ祭りよ。
エーお祭りー!?アタシたちも誘いなさいよー!!
あいにく、男しか参加できねえ祭りでな。
なによ失敬なお祭りね。
どういうお祭りなんですか?
ハチマキ祭りだ。
なによそれ。
ふんどし一丁の男たちが、頭につけたハチマキを奪い合うっていう祭りだ。
何人で奪い合ったんですか?
三万人でだ。
ふんどし一丁の男たち三万人がハチマキを奪い合ったのね。
あえて言葉にされると、えらい祭りだな。
なにやってんのよアンタたちは!
俺たち、最後の300人まで残ったんだぜ。
いやーすまねえ。あの時俺がラリアットで沈まなけりゃな。
なんって野蛮な……
なにいってんだ。
世界十大荒くれ祭りでも一番大人しい祭りだぜ。
ちなみに、他どんなのがあるの。
爆炎祭りとか、有名だな。
絶対嫌なやつね!
柱落とし祭りには及ばねえがな。あれはヤバイ。
アンタ……相当なお祭りバカね!
おうとも!あー祭りにいきてええ!!
思い出3
おっしゃああああ!!帰ってきたぜ俺!
お帰りアマタ。あら?それってカツオじゃない!
ちょっと漁にいってたんだ。鬼マンボウ漁にな。
鬼マンボウ……!?
実に恐ろしい魚だが、赤身が最高なんだ。
鬼マンボウの一瞬の隙をついてドーン!! いや大変だったぜ。
カツオはどうしたの。
おまけだ。よし!さばいてやるぜ!うりゃあああ!!
カツオの船盛りが完成した。
アマタさんお魚がさばけるんですね。
なかなかいい包丁さばき。
それにしてもアンタ、ちゃんと漁師で稼いでるのね?
祭りに行くのに、けっこう旅費がかかるからな。
近場だったらイカダと泳ぎでどうにかすんだが。
アンタがこんなにお祭り好きなら、アンタの故郷はさぞかしお祭りが盛んなんでしょうね。
……それが。
どうしたんですか?
とりあえず包丁おきなさい。
俺の故郷には……祭りがなかったんだ!
ええっ!?
お正月はやらないんですか?いろんな島でやってるみたいですけど。
やらない。
ほらあの……クリスマスもやらないの?
やらない。
ご先祖様をまつるお祭りとか、あるもんなんじゃない?
そういうのもないんだ。
どういうことなのよ。
俺の島では、祭りをしないことが祭りなんだよ。
なによそのお祭りは!
俺の島には神様が祭られているんだが、その神様は表舞台には出られない神様でな。
へんな神様ねえ……?
神様への敬意を表すため、島では祭りは一切行わない。
それでよくお祭り好きになれたわね。アンタ。
そうだな。まさに奇跡だった。
あるとき島を出た俺は、初めて祭りと出会った。
わたあめ、ヤキソバ、太鼓に花火……
この世がひっくり返ったかと思ったぜ!
オーバーね!
その時から俺の祭りは始まったってわけよ!
思い出4
おりゃああ!!もうこうなったら祭りだー!!
なにがこうなったらよ!
なにがじゃねえだろ!もう俺は追い詰められてんだよ!
どうしたんですか?
もう十日ちかく祭りに行ってないんだよ!
行けばいいじゃない!
やってねえんだよ!それにここ最近なんか忙しかったし!
そういえば討伐とか漁とかいろいろ行ってたわね。
みこしを買うために金を貯めてるんだよ。
みこしを!?
だがみこしのために頑張ってたら、祭りに行く暇がなくなってな。
事情はわかったけど、どうしろっていうのよ!
俺に祭りをくれよ!
いってることがまったくわからないから!
祭りがねえともうだめなんだよ!なんか、小さい祭りでいいから!
それじゃあ!それじゃあティータイム祭りはどうですか!?
なんだそれ新しいな。どんな祭りなんだ!
紅茶を飲むのよ。
そこから踊るのか!
ええっと、踊りません……でも、スコーンを食べます!
スコーン!?スコーンときたか!!カルメ焼きじゃなくて!?
スコーンよ!クリームもあるわよ!
そっかぁ~!!なんかお囃子とかあるのか!
楽しいおしゃべりをします。
しゃべりながらよいさ!とか、ハッ!!とか、まぜていいか?
どんなティータイムよ!
祭りじゃねえのか!!
めんどくさいいいいい!!
思い出5
……おおっし!!来い来い!! 来いよ祭り!!
来いよ来いよ!!祭り来いよ!!
なにやってるのよ。
祭りを呼び込んでるんじゃねえか。
アマタさん……あれ以来お祭りにいけてないから……
まあ年がら年中やってるわけでもないからね。
アマタさんお祭りっぽいからってライブやファッションショーまでいってたからね。
お祭りに飢えてたのね……
おお……来たぜ来たぜ!!祭りが来たぜ!!
うおおおおお!!
あ、アンタ光ってるわよ!!
フハハハ!!我は太陽なり!地上の民よ、我が力を再び知るがよい!!
アマタさんが、太陽の神様になっちゃったわ。
おだんごー。おいしいおだんごでーす。
あっ、ツキミ。
はい、キャトラさんとアイリスさん、どうぞ!サービスだんごです!
ありがとうございます!
月を宿せし依代よ!前のようにはいかぬぞ!
アマタくんどうしたの?
なんか……説明しづらいわ。
ともかく、アマタくんもおだんごどうぞ~!
アマタは自分の頭を叩く。
すると耳から光の玉が飛び出した!
のわー!!
おう、ありがとよー。むぐむぐ。
お、おまえー!!神を追い出すとは何事だ!
うるせえ!! 頭の中をのっとられてたら、だんごが味わえないだろ!
あー、もうちょっとで祭りがおりてくるとこだったのにー!!
地上の民よ、こいつは一体なんなのだ。
お祭り大好きアマタくんだよ。
なんだそれはああ!!
それよりアンタ、太陽の神様ってどういうこと? まさか今光ってる太陽の神様?
太陽の神様って、昔はたくさんいたんだって。
その通りぞ、我ら九陽の魔神はその昔世界を恐怖に――
おい主人公!!なんとかならねえか!!
コラ依代よ、無視するな!
思い出6 (友情覚醒)
おおおおー!!何だこの光はぁー!!
この光……!!この光は!! そうか!!祭りだぁー!!
なんか、こうなるのわかってた。
そうね。アマタさんらしいわ。
思いついたぜ!この飛行島らしい祭りがよ!
エッ!?
この飛行島をみこしにするのさ!
みこしッ!?
とにかくド派手に飾り付けて、島から島へ飛び回る!これだ!
飾り付けが大変そう。でも面白そうかもね。
アマタさん……っずっと、飛行島のお祭りのことを?
あたぼーよ。そうだ、せっかくだから、あれを見てってくれよ。
なにを?
***
バロンの鍛冶屋の中に、ピカピカのみこしがある!
これって……!!
みこしには、飛行島を模した装飾があしらわれていた。
飛行島だわ!!飛行島みこし!
こいつをみんなでかつぐんだよ。いいだろ?
おー、よくできてるね~!
だろう?バロンさんに頼んだのさ。けっこうかかったけどな……
アンタ……この島の……この島のために……
ここのやつらにゃ、世話になってるからな!
……ううっ、アンタ、お祭りバカなのに、いいやつだったのね!
人間ども、神の話を聞け!!
うるせえ!!
依代ォ……!!ぬ、なんだとおお!?依代が我を宿していないのに光ってるだと!?
最近は盛り上がると光るんだよッ!!
でもアマタ……あの、用意してくれて悪いんだけどさ。
どうしたぃ?
みこしだけあっても、アタシら何をお祭りしていいのか……
飛行島が初めて飛んだ日の祭りとか、どうだ。
初めて……飛んだ……
いろいろあったってのは聞いてる。でもな、だからこそ祭りなんだよ!
苦しいことや悲しいことも、祭りにしちまえば全部めでたしだろ!
そうね。なんかそんな気がしてきた!
ようし!!みんなでみこしを担ぐぞ!!ワッショイ!!
私もおだんご用意するね!
おーい、まてー!!お前らどこに行くー!!
そおれ!!祭りだ祭りだぁー!!
荒ぶり猛る太陽