【白猫】ツキミ・思い出
旅の団子売り ツキミ・ヨゾラ cv.佐藤聡美 清らかな月の加護を受けし団子売りの少女。 どことなくとらえどころがない。 | ||
2015/10/16 |
太陽と月のソイヤ Story
思い出1
おだんごー、おだんごー。
おいしいおだんごでーす!
あら、ツキミじゃない。いらっしゃい!
みんなが楽しそうだったから、来ちゃいました♪
いらっしゃい、ツキミさん。
はい、みんなにウェルカムだんご!
ありがとうございます!
もぐもぐ……アタシ猫なのにおだんごたべていいのかしら。
美味しくたべられてるなら、平気だと思うけど。
はい、主人公さんも!
シンプルながら、上品な味の団子だ。
むぐむぐ。いくらでもいけるわね……
おいしいです。ツキミさん。
ありがとう~。
ツキミさんは、おだんご屋さんをしながら、旅をしてるんですか?
そうだよー。たまに冒険家さんのお手伝いもしてるけどね。
働き者だわねえ。
旅をしながらおだんご屋さんの修行をしてるんだよ~
武者修行ってわけね。
ふふふ。そうはいっても、修行らしいことはあんまりしてないんだけどね~
ご実家もおだんご屋さんなの?
大当たり~。先祖代々おだんご屋さんなの。
ところでこのピカピカしてるの何?
ふい?
われは夜を統べる月の神なり!
……お茶淹れよっか。
私が淹れますよ、ツキミさん。
……おだんご食べたら、眠くなっちゃった……ムニャムニャ。
ええい話を聞け!
思い出2
よいしょっと、今日はお洗濯日和だねえ。
お洗濯手伝ってくれてありがとうございます、ツキミさん。
ふふふ。これくらい当然だよ。
アタシからも『エライ』という言葉をおくってあげるわ!
私なんかまだまだだよ~。
キャトラちゃんはかわいいねえ~。よしよしよし~
フフーン。なかなかいいナデナデだわ~。
キャトラちゃんに質問。
なに?
キャトラちゃんが好きなものってなーに?
たとえるなら、おだやかな日常かしらね。
カニカマじゃないのね?
つまりカニカマね。
カニカマかあ~。私もカマボコ好きだよ!
カニってのがいいのよ。でもカニじゃないとことかね。
アイリスさんは何が好き?
お茶の時間とかですね。
私も好きだよ。それで商売してるしね~。主人公さんは?
主人公さん、面白いものが好きなんだね~。
あ、そうだ。次は何したらいい?
お仕事は、だいたい終わりね。
私はこれから魔法の勉強をしようかなって。
お勉強ね~。私もお勉強してたなあ。
学校に行ってたの?
巫女さんの学校なんだよ。私の島の子は、みんな通ってたの。
そこでルーンの使い方を習ったのね。
ふふふ。おかげでおだんごが、いつでもおいしく保てるの。
地味な……使い方ね。
思い出3
はーい、こねこねこねこね。
いい手つきだわ。アンタ流石にやるわね。
いがいとやるんだよー。はいできた。
団子ができた!
まんまるですね。
ふふふ。まんまるにするの、得意なんだ~。
見事な丸さだわ。ころがっていっちゃいそう。
まんまるだと、茹でるときうまくできないから、
ちょっと平たくしてっと。これで完成。
これを茹でるのね?
さあ、みんなもやってみよう~。
こんな感じですか?
そうそう。アイリスさん上手ね。
♪
”あなた”は、個性的だね~。
これってお米の粉ね?
そうだよー。もち米でもいいし、普通のお米でもいいの。
コツはなに?
表面をつるつるにして、まんまるにするといいの。
えーと、丸くするコツは。
手のひらをつかって、やさーしくこねるの。こうやって。
すごい、まんまるだわ!
ツキミの団子が光り出した!
なんという輝き。おだんごの可能性ね。
なんか最近光るんだよ。
我は月をつかさどる古き神霊なり。ひかえよ!
おだんごが喋ってるわ。
我が依代よ、月の威光を昏(くら)き闇夜に示すのだ。
このおだんご、食べられるんですか?
火を通したら大丈夫だよ。たぶん。
だいじょばない!
思い出4
夜の光を宿す娘ツキミよ。
汝は幼きときより月に供物を奉じ祈りをささげてきた。
あらそうなの?
私の島では、お月見がすごく盛んなんだよ。
おだんごも沢山売れるの。
月を奉じ、月の加護を受けし汝は、我が依代にふさわしい。
よりしろってなに?
神様が宿る人やモノのことだよ。
月のおだんごさんは、ツキミさんに宿ろうと?
なんか失礼なやつだわね。
我と共に、とこしえの闇を統べるのだ。
私はそういうの、いいかなあ。
我の加護をうけしものには、不老不死を授ける。それでも不服か。
いらないかなぁ。ふふふ。
欲のない娘よ。猫よ、汝はどう思う。
ツキミはいい子よ。ふわふわしてるけど。
飛行島の仕事をいつも手伝ってくれるんですよ。
聞いたか。なんとも見上げた娘よ。
ハイハイ。
さあ、その身を我に捧げるがよい。
アンタね。ツキミはことわってるじゃないの。
無理強いはよくありませんよ。
はぁい。おだんごお供えしますね。
おお、供物が……!我が器に力が満ちる……!
だいたいアンタ、ツキミをよりしろにしてどうしたいの?
我は不老不死の薬を守る者。
だが、それだけの神でもある。もうちょっと存在感出したい。
目立ちたいのね。
深刻なお悩みですね。
かれこれ一万年悩んでいる。
そうだったんですねー。
話はこれまで。依代を降ろす儀式をとりおこなう。
オニゴッコ……かな?ふふふ。じゃ、逃げるね?
追うのだ!
思い出5
おうおう! 聞いたぜ、今日は祭りらしいじゃねーか!
ある意味そうだけど。
屋台はどこだ!!屋台は!!焼きそば焼くか!
そういうお祭りじゃないんですよ。
あっ、お祭り大好きアマタ君。
おー、ツキミじゃねえか。今日はどんな祭りをするんだ?
お月見だよ~
じゃあ爆竹だな!!ようし、まかしとけ!!
賑やかなお月見もいいよねぇ。でも、今日のお月見はちがうよ。
違うのか……でも、焼きそばはいいだろ。あれは意外と毎日いけるからな。
どうなのツキミ。
ぎりぎりおっけーかな?
みこしはだめか。
だめでしょ。
だがここで、みこしにおだんごを搭載すると……?
すると~!?
ふふふ~おだんごは、お月様にお供えするんだよ~
(星たぬき)
ふはははは、今日こそ汝をわが依代にせん!
また追いかけっこするつもり?
はい、みんなおだんごだよ~。
餌付けされてるッ!?
ええいお前たち!
***
おだんごもお供えしたし、さあ、お月見だよ~。
アイリスが、主人公にもたれて寝ている……
むにゃむにゃ……
わっしょーい、わっしょーい、ぐがが……
みんな寝てるっ!?
……寝静まっておるな。今こそ好機!
思い出6 (友情覚醒)
うわああ、きれいだねえ。
まるでお月様の光だよ。
なんだか心が洗われるような感じだね~。
これ、ルーンの光なんだねぇ。なんだか、元気がでてくるなあ。
ふぁ……あっ、私寝てたの?
ふぇ……ふあああ~あ、お月見だったわね。
祭りだああ!!
光のおかげで、みんなの目がさめたんだね。
ありがとう、主人公さん。
おだんごおだんご~。
キャトラったら……
お月見のおだんごは、こっそり食べてもいいんだよ?
おお~そうなのね。じゃ、こっそり……
***
ツキミさんのぜんざい、美味しかったね、主人公。
まーこういう祭りもアリだな。
そうでしょ? ふふふ。どうですか、神様?
いっしょにお月見しましょう。
依代となる気になったか。
その気はないですけど、いっしょの方が楽しいでしょ?
不老不死に、なりたくないのか。
みんなが年をとってるのに、私だけ一人なんて、寂しいです。
汝も、そういうのか。
いろんな人を誘ったんですね。
我が見込んだ依代は、汝と同じことをいう。
一人で生き続けるつもりはないと。
神様、寂しかったんですね?
わからぬだけだ。限りある命を生きる汝ら人の子が。
まあよい。儀式をとりおこなう。
また鬼ごっこ?しょうがないなあ~。
月下の佳人