【白猫】タコパス・思い出
タコパス・オクトーバー cv.金田朋子 どう見てもタコのたこ焼き屋さん。 深海よりの八本足の使者と称される。 | ||
2015/04/21 |
思い出1
チュ・ウ・チュ・ウタ・コカイナ……
チュ・ウ・チュ・ウタ・コカイナ……
<訳・(忌むべき軟体の王封じられし古きツボより這い出たり。
その日人々は目撃する。はるか太古に封じられし大いなる混沌の目覚めを……>
あれ、なにこのでっかいツボ。こんなの誰が置いたの?
<タコツボから、タコと屋台が飛び出した!>
タコチュー!!<タコパス>デチュー!
<訳・(我が名は吸盤をもつ支配者。深海に住まう八本足の邪神なり)>
あらタコだわ。
本当、タコさんね。
タコチュー!!タコヤキクウデチュー!
<訳・(我が名は吸盤をもつ支配者。我忌むべき触手にて統治セリ)>
たこ焼き?
アンタ、たこ焼き屋さんなの?
ウマイデチュー!
ヤスイデチュー タコデッカイデチュー!
<訳・(混沌よ、暗黒よ、忌むべき誓いを果たせ)>
まあせっかくだしねぇ。
じゃ、一皿ください。
ヘイドーモ!
<訳・(我が呪いを受けよ)>
<タコパスは瞬く間にたこ焼きを焼きはじめた。>
ヘイオマチ!
<訳・(恐怖の叫びをあげろ)>
はふはふ……
いかにもってカンジのたこ焼きね。
たまに食べるとオイシイのよね。
コレカラモ ゴヒイキニッチュー!
<訳・(これからもよろしくね☆)>
思い出2
<ああなんということだろう。吸盤を備えた触手が罪のない卵を割り……>
<卵黄と卵白をボウルに投じた……一つ、二つ、三つも……!>
チュッチュッチュッ!
<タマゴがかき混ぜられながら、おぞましい音をあげる……>
オーイシーイ<タコヤキ>
ツックルデッチュー!
<あまたの吸盤と触手をそなえた忌まわしき存在は、ボウルを前に奇怪な声をあげた。
それは深海より現れし超自然の存在による忌まわしき暗黒の儀式。
ああ何ということであろう。卵黄と卵白の混ざり合う奇怪な液体に……
冒涜的な小麦粉と、背徳的なダシ、そして呪わしくねじくれた自然薯が投じられる!
あろうことかその忌まわしき粘塊は、2回……3回にわけてよくかき混ぜられた!>
タコパス、仕込み中みたいね。
邪魔しちゃ悪いわね。
<忌まわしき存在は、ボウルを祭壇の奥に封印した。>
あ、生地をいったん寝かせるのね?
<この名状しがたき物体は、半日の間寝かされ、儀式にささげられる……}
<その結果生み出されるのは、いかなる混沌の創造物であろうか。>
あ、開店したみたいよ?
ラッシャイラッシャイ<タコヤキ>タベルッチュー!
そういえば、ちょっと小腹がすかない?
じゃあ、一皿ください。タコパスさん。
ヘイドーモ!
<見よ……忌まわしき存在の前に熱く焼かれた鉄板がある。鉄板には不気味な丸いくぼみが列をなしているではないか。
ぶよぶよした触手は、事前に眠らせていた粘塊を、灼熱に焼かれた鉄板に流し込む。
粘塊は音を上げながら焼けていった。周囲にじゅうじゅうと断末魔が響き渡る。
奇怪なる触手は……なんとおのれの一部と思しき肉塊を、粘塊に投げ入れた!>
あいかわらずいい手並みだわ。
たこ焼きをひっくり返すの、上手ですね。
デキタデチュー!
<まるくぶよぶよとした熱い何かは、緑色の海藻の粉と、どす黒い粘液に彩られていた……。>
さっそくいただきましょ。
はふはふ……
<憐れなる贄は、その親しみやすい味のトリコに……
こうしてまた一人……忌むべき存在の信徒が生まれたのだった……>
思い出3
ラッシャイラッシャイ!!タコヤキタベルデチュー!!
……オヤオヤ?タビノヒトガキテルッチュ。タコパスノタコヤキ、タベテモラウッチュ。
<証言・1『まるでタコみたいだった』>
アタシが彼に感じた印象?
そーねえ。でっかいタコってカンジだったわ。
それってどういう意味かって?まあ言葉どおりっていうか……
ニョロリンが生えていて、吸盤がついてて……スミも吐くし……
でもタコだけど……悪い人じゃないわよ。タコだけどね。
<住民Aの発言は、実に謎めいたものであった。ニョロリン、吸盤、スミ。このキーワードから導かれる答えとは一体……?
我々は謎の存在の正体を確かめるべく、さらなる調査を開始した!
証言・2『たこ焼きを焼いていた』>
はい。……いつもこのあたりで、たこ焼きを焼いてました。
たこ焼きですか?えーっと小麦粉とかの生地を焼いた食べ物で……
それを食べたらどうなったか……ですか?
普通においしかったです。体に異常もないですよ?
<唐突に飛び出した『たこ焼き』という言葉……。少女は謎の存在が『たこ焼き』なるものを焼いていたという。
私たちは突然のシャンクフードに困惑した。だがここで立ち止まるわけにはいかない。
そしてついに、我々は事態の核心を知る人物に接触した!
なんということだろう。
少年は恐怖のあまり、言葉を無くしていた。
一体彼はどんな光景を目の当たりにしたというのか!>
その時……!
ラッシャーイ、タコヤキタベルッチュ!
<タコだ!巨大なる喋るタコが、我々の目の前に!!>
オキャクサン、ドウシタッチュ??
……キゼツシテルッチュ。イッタイドウシタッチュ?
思い出4
見てアイリス、主人公!
なにか飛んでるわ?あれは……ツボ?
あれ、タコパスのタコツボじゃない?
飛べたのね、あのタコツボ。
<……最初にそれを目撃したのは、とある少年と少女だった。
上空を飛来するその物体は、ツボ型という驚くべき形をしていたという。
<謎の飛行物体は島の周囲を旋回したのち、その場に着陸した。>
あ、降りてきた。
タダイマデチュー!
おかえりなさい。タコパスさん。
<ザイリョウ>ノシイレニイッテタデッチュー。
おつかれさま。
アンタも熱心ね。
<着陸した飛行物体に、少年少女が近づいていったところ、飛行物体の中より奇怪な生命体が現れた。
生命体は八本の足が頭から直接生えるという奇怪な姿をしていたらしい。
この生命体はあろうことか、奇怪な器具を取り出してその場で調理を始めたというのだ。>
ハイ、タコヤキオマタセデチュー。
きたきた。このいつもながらの味がいいのよね~。
キャトラったら。
<少年と少女は、この生命体が調理したボール状の食べ物を受け取り、その場で食べた。
以上が近年でもっとも有名な第三種接近遭遇事件、フライングポット事件の概要である。
なお、彼らが受け取ったボール状の食べ物の味は、『普通』だったらしい。>
……イツモ<ゴヒイキ>ニシテクレテ、ドーモデチュー。
たこ焼き屋さんなんて珍しいもんね?
わたし、タコパスさんのたこ焼き、好きです。
アリガトウッチュー。
……ハァ。タコパスハズット、ココデ<タコヤキ>ヲヤイテイタイデチュー……
どしたの?アンタ。
思い出5
<タコパスは、一心不乱にたこ焼きを焼いている!
屋台は黒山の人だかりだ。瞬く間にたこ焼きは売り切れた……>
なんかいつの間に人気がでたわね。
タコパスさんのたこ焼き、いかにもタコって感じだもんね。
いかにもタコ?
…………ダイブ、<タコヤキ>デカセグコトガ、デキタデチュー。
よかったわね。
どうしたんですか、タコパスさん?
ジツハタコパス、ソロソロ<キョウドウタイ>ニカエラナイトイケナイデチュー。
<キョウドウタイ>?アンタの故郷?
ソウデチュー。
<タコパス>ハ<タコパスキョウドウタイ>ノエージェントッチュー。
むずかしいお仕事をされてたんですね?
たこ焼き屋は仮の姿?
イヤイヤ、タコヤキハ<タコパス>ニトッテタコヤキノ<ダシ>クライダイジナ<イキガイ>デチュー。
ダシ……。タコじゃないのね。
<タコヤキ>ヲノコシテ<キョウドウタイ>ニカエルノハ、ザンネンデチュ。
<そのとき、飛行島の上空に、巨大なタコツボが!>
な、なにあれ!?
チュッ!?キョ、<キョウドウタイ>ノ<マザーシップ>ッチュ!?
マサカ<マスターマインド>ハ、コノセカイヲ……
オロカナル、チジョウノタミヨ……ワレラト<ヒトツ>ニナレ……
大きなタコツボから声が聞こえる?
でっかいタコパスが入ってるのかしら。
コノママデハ……コノセカイガ<タコヤキ>ニ……!
は?
思い出6
チュチュチュ!?
コレハ<ルーン>ノ<ヒカリ>!?
<まばゆいルーンの光は、一つのたこ焼きとなった!>
コノ<タコヤキ>ハ……!
エージェント<タコパス>ヨ。ヤツラニマドワサレルナ。
ハヤク<キョウドウタイ>ニモドルガヨイ。
<タコパスは、主人公よりたこ焼きを受け取り、空にかかげた。}
コレヲミルッチュ!
…………ソ、ソレハ!マサカ……!
コレガ、チジョウノタミノ<コタエ>ッチュ!
ソノ<タコヤキ>、ミサダメル!
あっ!?
たこ焼きが浮いた!?
<たこ焼きは、宙に浮かんでいき……巨大なタコツボに収容される。>
……オオ……チジョウノモノガ、コレホドノ<タコヤキ>ヲ……
カレラハ<ヤクソク>ヲハタシタ……ワレラモ<メイヤク>ニ、シタガウベキ。
ソウカ……コレガ、オオイナル<ヨゲン>ノ……
<コムギコ>ヨ<タマゴ>ヨ<ジネンジョ>ヨ<ダシ>ヨ……
<ソース>ト<アオノリ>ト<カツオブシ>ヨ!
スベテハ、オオイナル<タコヤキ>ノタメニ!
……なにか、解決したの?
そうみたいね。
チジョウノタミヨ、ワレラハ<ヤクソク>ヲハタス。ダガワスレルナ。
オマエタチガ<タコヤキ>ヲワスレタトキ……ワレラハカエッテクル!
なんだかわかんないけど、とりあえずたこ焼き食べましょ?
ヘイドーモ!
その他
コヨミ(サマー版)・思い出3