【白猫】セロシア・思い出
槍の妖精 セロシア・ハーヴィー CV: 槍を司る妖精。 臆病で恥ずかしがり屋だが、向上心が強い。 |
思い出1
セロシア
私、セロシア……槍の妖精です。
よ、よろしく……
耳のとがった雪色の髪の少女が、
恥かしそうにうつむく。
アイリス
妖精さんなんですね!
キャトラ
ふぅ~ん。大人しそうな子ねぇ~。
セロシア
ご、ごめんなさい……
人前に姿を現すのは、初めてで……
アイリス
そうなんですか?
じゃあいろいろ教えてあげますね!
セロシア
あ、ありがとうございます……!
ところで、そろそろ
アストラ島の村の
祭りの季節ですよね……?
前回は子供たちの仮装行列が
目玉でしたけど、
今年はどんなでしょう?
キャトラ
人前に姿を現すのがはじめてって言う
わりに、けっこう詳しいじゃない?
セロシア
よく<姿隠し>の魔法を使って、
人里に下りてましたから……
楽しそうだな、って思って……
でも、姿を現す勇気がなくて……
キャトラ
あ、そういうことなんだ……
思い出2
セロシア
や、ヤリは、防御に長けた武器です。
だから、怖くても平気です……
それに、
ちょっとリーチが長いから……
恥かしくても大丈夫……
アイリス
そっか。
セロシアさん向きの武器ですね。
キャトラ
戦うのに、
恥かしがってる場合じゃ
ないんじゃない~?
セロシア
で、でも……
私、人見知りですから……
見たことない人って怖くて……
だから、槍で遠くから突くんです。
こんにちはー、みたいな……
よろしくー、って感じで……
キャトラ
そのあいさつ怖すぎ……
思い出3
セロシア
わ、私……
辺境の孤島にある
妖精の泉から来てるんです……
そこは、妖精がいっぱいいて……
にぎやかで、楽しくて……
アイリス
じゃあ、今は、さびしく
感じたりするんじゃないですか?
セロシア
それは、大丈夫です……
私、輪に入れてませんでしたから。
キャトラ
か、悲しい理由ね……
セロシア
たまに、
<フェアリーサークル>っていう
輪の跡が地面に残ってて……
あれ、こっそり集まった妖精が、
輪になって踊ったせいで
できたものなんですけど……
アイリス
へぇ……そうなんですね。
セロシア
私、いつも後で見つけて……
『そんなイベントあったんだ』
って……
キャトラ
もういい! もういいからぁ~!
思い出4
セロシア
主人公さん……
私をぶってくれませんか?
キャトラ
ど、どうしたの突然!?
セロシア
その……私、もっと
大胆な性格になりたくって……
姉に相談したら、
『殴られりゃ気合も入るって
もんだぜ!』って……
キャトラ
そういうもんかなぁ……
セロシア
だ、だから……ぶってください!
私を!ぶって!!
キャトラ
大声でそういうこと言うなぁーっ!
アイリス
最初はキャトラのパンチくらいから
慣らしたらどうでしょう?
セロシア
そ、それもそうですね!
キャトラ先生!お願いします!
キャトラ
はぁ……しょ~がないわねぇ~。
ねこぱーんちっ!
セロシア
はうぅっ!
…………
アイリス
セ、セロシアさん!?
……よかった、気を失っただけね。
キャトラ
よくなぁ~い!?
槍の防御力はどうしたのよ~!?
思い出5
セロシア
お、お、押忍っ!
キャトラ先生!お願いします!
キャトラ
ねこきっくっ!
セロシア
きゃうっ!
アイリス
まだ怯えてしまうようですね……
セロシア
くっ……
またダメだったなんて……
キャトラ
……なんか趣旨変わってない?
ていうか槍は防御力高いんでしょ?
セロシア
ダメージは受けてないんです。
私がショックで気絶してる
だけで……
キャトラ
そ、そうなの……
セロシア
うう……このままじゃ、
妖精仲間の輪に入れない……
もう、二人組を作った時に余るのは
いやぁ~~!!
キャトラ
地味に切ない……
思い出6 (友情覚醒)
セロシア
え……? この光は―――
すごい、なんてあたたかいの……
勇気が……熱意がわいてくる!
ありがとう!主人公さん!
今なら……イケる気がする!
キャトラ先生!お願いします!
キャトラ
オーケー、いくわよ!
キャトラあたっくっ!
セロシア
くぅっ……!
アイリス
目を見開いたまま……
耐えた……!!
セロシア
やった……やったわ!
私、やりました!
アイリス
おめでとう、セロシアさん!
キャトラ
おめでとう!
おめで……、……あれ?
なんでこんなノリに
なったんだったかしら……?
槍の懸命妖精
その他
相関図
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