【白猫】メア(茶熊)・思い出
テニス部の元退魔士 メア・ミスニーハ テニス部に入部し、青春の汗を流す元退魔士。 今までとの生活の違いに、少し戸惑っている。 |
思い出1
はっ、はっ――
<学園指定の鞄とバックを肩にかけ、メアがタッ、タッと軽やかに走ってきた。>
あ、みんな。おはよ!
おはようございます!
おはよーって、え?! メア?!
そ、そうだけど、なによ?いきなり大声だして……
だってアンタが、<さわやか>に挨拶してくるから!
……なにげに失礼ね。
前はもっとこう……ミケンにシワよせたような感じだったでしょ。
どんな感じよ、それ。
でも、今のメアさんは、とても楽しそうで……私はいいと思いますよ……
それは……ありがと。たしかに気分がいいのは認めるわ。
なんかいいことあったの?
いいことっていうか……茶熊学園に来て始めたテニスが面白くて。
テニス?
ええ。私テニス部に入ったの。こういうの初めてだけど、体を動かすのは嫌いじゃないから。
ふ~ん。あ、じゃあ、その服はテニス部のやつなのね。
そうよ。テニスウェアっていうらしいわ。これから練習があるのよ。
それで走っていたんですね。
あっ、ごめん。そろそろいかないと、朝練に遅れちゃうわ!
引き止めちゃったみたいで悪かったわね。
いいわよ。走れば、まだ間に合うし。でも、そろそろいくわ。じゃあね。
……なんか、あっさりなじみすぎじゃない?
いいじゃない。メアさん、本当に楽しんでるみたいだし。
それもそうね。せっかく学生になったんだし、使命使命って言ってるより、コッチのが断然いいわね。
思い出
' メア・ミスニーハ'''
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